子どもの名前とかおぼえるのムズイ。
子どもの名前をなんて呼んだらいい。
なんて呼んでもらえばいいかわからない。
新人指導員に試練…
このストーリーは、学童保育指導員になった「いおぴいなつ」が学童保育のことを学び、成長していく姿を描いた愛と勇気と感動が詰まった物語です。
舞台はロールプレイング・ゲーム内の「たまねぎがくどうクラブ」です。
学童保育の基礎から応用までのすべてを、最高にわかりやすく、たのしく習得できる最強のバイブルです。
学童保育をゼロから学びたい…
わしと一緒に学ぶんで学童保育のすべてをマスターするぞい‼
なんだかたのしくなってきたわね♪
学童ほいく☆ますたーへの道の扉が今、開きました。
学童保育の仕事に携わるきっかけは、さまざまです。
このストーリーに興味をもったアナタも運命の人…
とっところで学童保育の仕事って何するの?
何からはじめるの?
うっひょっひょー
まずは子どもの名前をおぼえるのじゃ‼
学童保育では一人ひとりと親密な関係づくりが大切じゃぞい
名前をおぼえるのは基本中の基本なのじゃ
子どもの名前のおぼえ方
なっ名前おぼえるのとかぼく苦手…
子どもの顔、みんな一緒にみえる…
一度にたくさんの人数の名前をおぼえるのは大変です。
しかしそれが指導員の仕事です。
名札など名前がわかるものを子どもが身に着けていておいてくれると名前をおぼえやすいんじゃがのう…
しかし、そうではない場合もあります。
どっ
どーしよー…
だいじょうぶ♪
私に任せて♡
いい方法が二つあるの
ポイントが2つあります。
①名簿をみて読む
フルネームを何度もみて読むと覚えやすくなります。
- たまねぎ ねぎたろう
- はくさい しなこ
- ぶろっこりー ゆでお
- にんじん きゃろみ
何度も読んでいると自然とそのフルネームが入ってきます。
漢字に「ふりがな」をうっておくといいわよ
そういえば、わしは「やまざき」くんを「やまさき」くんと間違って覚えてしまったことが、あったぞい。
名簿の名前を何度も繰り返す見て、読むことで名前を音で覚えることができます。
これは、毎年、新一年生が入ってくる前に私はしているの。
「あなたが、きゃべつ じろうくんね。待っていたよ」
と言ってあげると、一年生も安心するの
②子どもとあそぶ
子どもと一緒にあそぶことで簡単に名前を覚えられるようになります。
なぜなら他の情報も一緒にインプットできるからです。
- ドッチボールがうまいシイタケくん
- 色ぬりが丁寧なジャガイモちゃん
- ドミノを倒してしまったトマトくん
- ボードゲームで負けず嫌いなキュウリ君
一緒にあそぶと性格まで、おぼえられるから一石二鳥よ
新人指導員はまず、子どもと一緒にあそぶことが仕事となります。
一緒にあそんでいる最中に名前を聞いてみます。
ねえねえ
名前何ていうの?
何年生?
どろだんご作っているの?
すごいね、一緒に作っていいかな?
こんな感じで子どもに聞くとよいぞい
子どもたちは一緒にあそんでくれる指導員を快く受け入れてくれます。
そして色々と教えてくれます。
そうなんだね
でも、同じ子どもに何度も名前をきいてしまいそう…
これって失礼?!なんじゃない?
大丈夫‼
なんど聞いてもOKよ
子どもはそんなことより、一緒にあそんでくれる指導員のことが好き♫なの
うん、じゃあ
まずはあそんでみるね
- ①フルネームを読む
- ②子どもと一緒にあそぶ
この二つを実践することで、子どもの名前を早く、正確に覚えることができます。
一度おためしあれ
うん、試してみるね
呼び名について
ところで名前ってどう呼んだらいいの?
ニックネームとかでいいの?
あっそうそう。それ、大事な視点じゃぞ
ここのタマクラ学童では「呼び捨て」は禁止にしておるぞい。
○〇ちゃん、くん、さん・ニックネームはOKにしておるぞい
敬意ある名前を「呼び捨てにしない。」
それは
・指導員から→子ども
・子どもから→指導員
どちらもNGにしているの。
徹底はできないけど、タマクラ学童ではそれを大切にしてるんだって。
ふーん。
そっかー
大人も子どもも「呼び捨てしない」ように心がけているんだね。
学童保育で子どもは指導員のことを様々な呼び名で呼びます。
子どもから→指導員
子どもが指導員の名前を呼ぶとき
〇〇先生、〇〇さん、〇〇っち、〇〇ぴょん…
というように○○先生やニックネームで呼んだりと各学童保育で「どう呼ぶか?!」は様々です。
各学童保育で考え方はそれぞれです。
・学童は教育するところじゃないから、先生じゃない…
・大人に対してニックネームで呼ぶのは違和感…
どちらの意見もわかるぞい。
学童保育で指導員が子どもにどう呼ばれるか?は答えはありません。
いろいろ議論して、最適案をみつけだすのじゃぞい
指導員から→子ども
また、指導員が子どもの名前を呼ぶ場合も呼び方は様々です。
- 〇〇くん、さん、ちゃんをつける…
- 〇〇さんに統一…
- ニックネーム、あだ名OK…
- 何でもOK…
指導員から子どもへの呼び名も各学童保育によって、呼び方は様々です。
ここでも、そこの学童保育の方針に従って「呼び名」について考える必要があります。
いろいろ議論して、最適案をみつけだすのじゃぞい
でも、なんかポイントとかないの?
名前は尊い
ポイントはあります。
それはその呼び名や呼び方に敬意があるかどうかです。
ポイントはただひとつ
「敬意」じゃぞい
名前は大切です。
相手の名前を呼ぶ時、必ずそこには敬意が必要です。
ちゃんとリスペクトが相手に伝わっておるか?
たしかに…ぼくは子どもから呼び捨てされるとちょっと嫌かも…
敬意を感じない。
だから、ぼくも子どもを呼び捨てにしないようにするんだね。
敬意をもって名前を呼ぶんだね
わたしが「呼び捨て禁止」に賛同した理由はそこよ♪
例えニックネームで呼んでもも相手が嫌がっていたり、周りの人がきいていて嫌な思い(不快)に感じることがあればその呼び名は「禁止」としているの!
敬意がない呼び方はNGよ!
各学童保育で名前を「どう呼ぶか?」「呼んでもらうか?」についてチームで話し合うことが重要です。
指導員同士で何が今、自分の学童保育にとって最適かを確かめ合えるとナイスです。
呼び名って奥が深い。
名前の定着
方針が決まればあとは呼んでほしい「呼び名」を連呼するとよいぞい
自分で名前を連呼しているとみんなもそれで呼んでくれるようになるのよね♪
呼んでほしい呼び名を指導員自身が日頃から言うことで子どもたちにそれが定着します。
いおぴいなつはね…
あっ、それ、いおぴいなつも大好きなんだ…
ねえねえ、いおぴいなつにも見せてみせて♫
名前が定着することで、子どもとの関係性が深まります。
子どもに声をかけながら、一緒に子どもたちの仲間に入れてもらいながら、指導員は子どもの名前と性格をおぼえていきます。
呼び名って奥が深い。
名前をおぼえる…
最初の難関をクリアできたか?
これは得意不得意も関係する。
時間はかかる。
おぼえるのは子どもだけに限らない。
その保護者。じいちゃん、ばあちゃんまでおぼえる。
名前の「呼び名」ひとつとってみても、奥が深い。
考え方もバラバラ。
そんなこと、考えてすらいない学童保育も現にある。
たかが「呼び名」…されど「呼び名」…
学童保育マスターへの道は険しい。
【がくどうほいくえすと】は学童保育の基礎や指導員の仕事、学童保育におけるドラマをわかりやすくお伝えするブログじゃぞい。
できるだけたのしく、読めば読むほど為になる。そして元気になれる。
そんな学童保育物語をおぬし等と一緒につくっていくのがワシの使命じゃと勝手に考えておる。
この出会いは運命じゃぞい‼
つづく
がくどうほいくえすと 【登場人物の紹介】
↓なんでもワシに聞いてよいぞい
↓わからないことがわからない…
↓この立場がいちばん大変なのよー
…
最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございます。
じゃーねー
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
ご意見、質問感想、何でもお待ちしていまーす‼