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【学童保育の役割③】大革命!「子ども・子育て新制度」で何が変わった?徹底解説!

おっかえりー!!学童系YouTuberいおぴいまんでーす。
今回は、学童保育の役割シリーズ第3弾!大革命!「子ども・子育て新制度」で何が変わった?です。

みんなが「コドモコソダテシンセイド~?」って思ってるかもしれないけど、このお話を聞いたら「へぇ~!」ってなること間違いなしだよ!
2015年の「子ども・子育て新制度」が、学童保育の業界をガラッと変えたって言っても過言じゃないんです。

それくらい、色んなことがワッと起きたの!さぁ、最後までいおぴいまんと一緒に学ぼうね!

もくじ

学童保育、法制化のその先へ!ぼやけた責任を乗り越えろ

前回は学童保育が「法制化」されたってお話だったよね。でもね、1998年に法制化されたからって、すぐに学童保育がグーッと良くなったわけじゃないんだ。

むしろ、子どもの数は増えるのに、学童の先生(指導員)の数は足りない…って、ちょっとギューギューな状況の生活が続いたの。

児童福祉法で「公の事業」になったとはいえ、「あれ?学童って結局何をする場所なの?」「誰が責任者?」って、責任の所在がぼや~んとしていた時代が続いたんだ。約17年間、そんなモヤモヤした時期があったの。

途中で、2007年には文科省が「放課後子どもプラン」っていうのを進めたり、厚労省が「放課後児童クラブガイドライン」を出したりしたんだけど、これらが学童保育に完全にフィットするかって言ったら、そうじゃなかったりするんだ。

だって、「放課後子どもプラン」は、子どもたちが色々な体験活動をする「放課後子ども教室」がメインで、学童保育とは役割がちょっと違うんだもん。

でも、この頃から「学童保育と子ども教室を一緒にする動き」なんかも出てきたんだよ。一本化とか一体化だね。

大きな転機、2012年ドーン!学童保育の新たな位置づけ

そんな中、学童保育にドーン!と大きな転機が訪れたのが2012年!学童保育が「子ども・子育て支援法」っていう、すっごく大事な法律に定められることになったんだ!これは本当に大事件だったんだよ。

この法律で、学童保育は市町村が行う「地域子ども・子育て支援事業」の中の一つに位置付けられたんだ。これは学童保育だけじゃなくって、幼稚園や保育所なんかも含めて、国全体で「もっと子育てしやすい世の中にしちゃおうぜ!」っていう大きな動きだったんだね。

そして!2012年には同時に「児童福祉法」も改正されたんだ。これによって、学童保育に通える年齢が「6年生までOK!」になったんだよ!今までは「おおむね10歳頃まで」だったから、これは高学年の子たちにとっても嬉しいビッグニュース**だよね!

さらにさらに!「国が定めた基準に従って、市町村が条例で最低基準を定めなさい!」って、ビシッ!と児童福祉法に明記されたんだ!これまでは「ガイドライン」はあったけど「最低基準」はなかったから、行政が「ほったらかし」にはできなくなったってことだね!

2015年「子ども・子育て新制度」いよいよキタ――(゚∀゚)――!!

2012年の法律改正から、2015年4月の新制度スタートに向けて、準備が着々と進んでいったんだ。

まず、2014年3月には「放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準」っていう、と~っても長い名前の「設備・運営基準」が交付されたんだ。これは、市町村が条例を作るためのお手本になる基準だね。

そして、新制度が始まる直前の2015年3月には、「放課後児童クラブ運営指針」っていうのもできたんだよ。こうして、「設備・運営基準」ができて、「運営指針」もできて、いよいよ「新制度」が用意されて、2015年4月に「よーい、スタート!」ってなったわけだね!

「設備・運営基準」で学童保育はこう変わるはずだった!

この「設備・運営基準」には、学童保育が子どもたちに「遊びと生活の場をしっかり保証しようね!」っていうことが書かれていたんだ。例えば…

  • 広さの基準: 子ども1人あたり1.65㎡は確保しましょう!これがあれば、学童の定員もちゃんと計算できるよね。
  • 支援単位の基準: だいたい40人の子どもを「1つの支援単位」として、最低2人の指導員でしっかり見守ろうね!
  • 指導員の資格の基準: 国や都道府県が行う「認定資格研修」を受けた人(放課後児童支援員)が必ず1人はいるようにしようね!

この2つ(広さと指導員の資格)は、「必ず従いなさい!」っていう「従うべき基準」だったんだ!これは学童保育にとって、大革命だったんだよ!「資格を持った指導員が一人はいて、2人以上でちゃんと子どもたちを見るんだ!」って、期待ムクムクだったんだ!

まさかの逆転!?「従うべき基準」が「参照基準」に…

ところがどっこい!残念なことに、この「従うべき基準」は、なんと5年も経たないうちに廃止になっちゃったんだ…。そして、全部「参酌基準」っていう、「守れるなら守ってね」くらいのフワッとしたものに変わってしまったんだよ。

「指導員を2人、しかも資格を持った人ばかり集めるのは、ちょっとキツいよね…」「人手不足だし、待機児童もいるし…」って、運営する側の都合で、弾力的に運営できるように緩和されちゃったんだ。
資格がない補助員でもOKになったり、ひどい場合は指導員が1人でもOKになったりする可能性が出てきちゃったんだよね。

これは「絶対にそうさせちゃダメだったのに!」って、いおぴいまんは思うんだ。もちろん、全国の学童関係者も「しっかり守ろうよ!」って署名活動とかも頑張ったんだけど、結局は「参酌基準」になっちゃった…。

参酌基準の落とし穴

1人あたり1.65㎡の広さの基準も、実際はあいまいな計算をされているところがあるんだ。「トイレのスペースも階段のスペースもひっくるめて1.65㎡で割って定員出しちゃえ!」みたいなことになっちゃうと、子どもたちが実際に使えるスペースはもっとギューギューになっちゃうんだよ。

「え?階段で宿題するの!?」「トイレでおやつ食べるの?」ってなっちゃうような状況だよね…。

この「参酌基準」は、学童保育の世界にとってはマイナスだったってことを、みんなも覚えておいてほしいんだ。
でもね、こういった基準ができたからこそ、「もっと良くしていこう!」って議論ができるようになったってこと自体は、すごいことなんだよ!

学童保育のバイブル!「放課後児童クラブ運営指針」の重要性

さて、2015年の新制度スタートに向けて、もう一つ学童保育の土台となるものができたよね。それが2015年3月に交付された「放課後児童クラブ運営指針」だ!

これはね、なかなかよくできているんだ!「子どもの権利条約」の精神に基づいて学童保育を運営しようね!って書いてあったり、子どもの発達の特徴(低学年、中学年、高学年)に合わせて、指導員がどう関わったらいいか、とっても詳しく書かれているんだ。

これは学童保育の「最低基準」というよりは、「全国の学童保育が目指すべきもの、スタンダード」として作られたんだね。

だから、全国どこの学童保育でも、この「運営指針」に基づいて保育を行うことがとっても大事なんだ。

これを読めば、「うちの学童のこのやり方って、運営指針に合ってるかな?」って考えたり、行政とのやり取りで「運営指針にはこう書いてありますよ!」って言えたり、私たち指導員のスキルアップにも使えるバイブルなんだよ!

「放課後子ども総合プラン」って、結局どうなったの?

2015年の新制度スタートと同時期に、2014年には「放課後子ども総合プラン」っていうのが発表されたんだ。これは、2007年の「放課後子どもプラン」の進化版だね。

「小1の壁」問題を解消したり、学童保育と子ども教室を連携・一体化させて、利用できる場所を「どんどん増やそう!」っていう目標が掲げられたんだ。

でもね、さっきも言ったけど、放課後児童クラブ(学童保育)と放課後子ども教室って、もともと役割が全然違うんだ。学童保育は「生活の場」をしっかり保証する場所、子ども教室は「体験活動」が中心だったりするから、これを無理に一緒にするのはちょっと大変なんだよね。

もちろん、「学童の子どもが子ども教室のイベントに参加する」っていう連携はすごく大事なんだけど、「ごちゃまぜ」にしちゃうと、本当に学童保育が必要な子が子ども教室に流れちゃったり、先生が両方の役割をウワーッと全部ごちゃ混ぜにやらなきゃいけなくなったりする問題も出てくるんだ。

このプランは、2018年にはさらに進化した「新放課後子ども総合プラン」になって、2023年までに受け皿をグーンと増やす目標を掲げているんだけど、まだまだ追いついていないのが現状なんだ。

でも、待機児童解消のためとか、子どもたちの放課後をもっと豊かにするために、こういったプランができたっていうことは、学童保育にとって大きな転機となったんだね!

はい!ここまでの話を整理するよ!

学童保育は、法制化されてからも責任がぼや~んとしていたけど、2012年にドーン!と転機が訪れたんだ。
児童福祉法が改正されて、「子ども・子育て支援法」に位置付けられて、6年生まで受け入れOKになったんだよね。

そして、市町村が条例で定める「設備・運営基準」が交付されて、「運営指針」もできて、いよいよ2015年4月から「子ども・子育て新制度」がスタート!

「従うべき基準」が「参酌基準」になっちゃったり、広さの基準があいまいになったりする問題も出てきたけど、この「新制度」自体が、学童保育の大革命だったんだ!

次回は、ここ数年の学童保育の動きについて、さらに深掘りしていくよ!「こども家庭庁」ができたこととか、「こども基本法」とか、「安全計画」の義務化とか、最近のホットな話題をお届けするから、お楽しみにね!

はい!では今日のスタディは以上となりまーす!

これからもポップでライトに皆さんに学童保育情報をお届けしていきます。学童系YouTuberいおぴいまんでしたー!!

じゃーね、バイバイ!

最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございます。

youtubeもよろしくね♪

じゃーねー

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いおぴいまん

最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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