学童保育の宿題って
どうしているの?
指導員はどう関わるの?
何かポイントはあるの?
それそれ…
みんなどうしてる?
今日は「学童保育の宿題」についてイオピーマンなりに簡単にわかりやすくお伝えしていきます。
この記事を読むことで学童保育と宿題において大切にしたいポイントが理解できるようになります。
そうなることで子どもと保護者と指導員が宿題について確認し合うヒントになることに繋がります。
永久保存版♡
どうぞ最後までお付き合いください。
学童保育と宿題
学童保育と宿題に関して、様々な考えがあり、これまでも色々と議論が繰り広げられてきました。
宿題は学童でするべき…
宿題は保護者が見るべき…
指導員は宿題に関わりません…
子どもの自主性が育ちません…
学校と違うやり方を子どもが覚えると困る…
家で宿題見る時間ない…
とにかく学童で終わらしてほしい…
勉強教えられない…
学童では遊びたい…
家ではゲームしたい…
宿題にがて…
宿題早くおわらせたい…
さてさて
どうしたものかな…
【学童保育と宿題】
のテーマは奥が深い…
今回は学童保育所で宿題に関して大切にしておきたいポイントを5つに整理しました。
①宿題の前に…
ただいま♬
学童保育所に帰ってくると子どもたちは宿題をします。
そして
ああ、つかれたー…
ゆっくりやすみたーい…
はやくあそびたーい…
ねえねえ、きいてきいて…
という思いを持ちながらも、子どもたちは宿題をがんばります。
ランドセルの中には、宿題と一緒に子どもたちのいろいろな思いが詰まっています。
そしてランドセルを開けると宿題より先にその思いが吹き出します。
子どもたちの全身から
プシューっ‼‼‼‼
と溢れ出します。
子どもたちの疲れや甘えたい気持ちなどが「プシューッとなった思いとなり」その思いで、学童保育の部屋の中は埋め尽くされます。
それで指導員はまず、その思いを浄化させることから始めます。
なぜなら、それらの思いが部屋にまん延していると子どもたちは宿題が手につかないからです。
まん延防止…
おかえり
今日もがんばってきたね
調子はどう?
と温かく子どもたちを受け入れて、プシューッの浄化作業をおこないます。
このように学童保育所は子どもたちの一日の疲れを癒やし、甘えられる場所となっています。
ストレスが解消できる
居心地のよい場所…
そして子どもたちが宿題に取り掛かることができるのは、このあとからです。
ここが最初のポイントとなります。
だから、指導員は
おかえり‼すぐ
宿題しなさい‼
とすぐに宿題の声をかけるのは好まれません。
それはカップラーメンを3分待たないで食べるのと同じです。
私は硬めが好き♡
とかではなくて、しっかりほぐしてから食べないとおいしくありません。
それは体操なしで無理やりプールに飛び込むのと同じです。
気持ちよさそう♡
でも、準備運動なしでは、体がびっくりして心臓が飛び出してしまいます。
- 食べれる状態…麺をほぐす。
- 入れる状態…体をほぐす。
- 宿題できる状態…心をほぐす。
それらと同じように学童保育所に帰ってきた子どもたちもまず、宿題に取り掛かることができる状態にしてあげることが重要です。
それが
プシューっ‼‼‼‼
の浄化作業です。
子どもたちが自ら宿題の準備ができるように指導員が、疲れた子どもたちの心をほぐしてあげる関わりが大切なポイントとなります。
②宿題の習慣化
宿題をする習慣を身につけることが、特に低学年のうちは大切となります。
なぜなら、低学年のうちに習慣化されていれば、高学年になるころには自分で時間をコントロールできるようになるからです。
子どもたちは学童のお迎え後、家へ帰ってから宿題をする時間はほとんどありません。
夕ごはんを食べて
おふろに入って
時間割を合わせて
テレビみたい
ゲームしたい
ユーチューブ…
学童にいるときに
家で宿題するから大丈夫
あとでやるもん
といっても、低学年の場合なかなか家でできるものではありません。
まだまだ時間のコントロールをうまくすることができません。
そのときの気分の楽な方や、おもしろそうな方へ心がむかいます。
特に宿題が苦手な子ほど
あとでする…
やりたくなーい
となりがちです。
また、
保護者が家でゆっくりと子どもの宿題を見れる状態ばかりでもありません。
仕事つかれる…
ご飯に洗濯、片付けあれもこれもそれもどれも…
バタバタバタバタ…
と忙しい日常の中でお仕事と生活をしています。
宿題は学童でやってきてよ
そんな余裕なーい
という家庭もたくさんあります。
そんな中であるからこそ、子どもたちが自分で宿題に取り掛かり、自分の力で宿題を学童の時間内にやり遂げることができるように指導員はサポートします。
帰宅後の生活のことを考えると、学童で宿題を終わらせることが、子どもにも保護者にもよい結果を招きます。
ウィン♡
ウィン☆
どの時間に宿題をやっても、最終的に終わらせれば問題はありませんが、学童保育所で宿題をやっておく習慣を身に着けておくことが
習慣化
Win-Win
となります。
③宿題の関わり方
指導員の宿題サポートのやり方は様々です。
指導員は、子どもたちの宿題に関して
- 手とり足とりすべて教える…
- 全く、宿題に対して関わらない…
- わからないところや、つまずいているところをできる範囲で伝える…
- 子どもが間違っている計算問題や漢字があっても一切の指摘をしない…
など各学童保育所の宿題に対しての考え方や関わり方はちがいます。
そしてこれは、指導員の宿題に対する個人の思いだけでサポートしているわけではありません。
思いつきで
関わっているわけではない…
学童保育所としての宿題の方針があるはずですし、あるべきです。
- 指導員間で統一している…
- 運営先からの言われている…
- 保護者との間で決められた…
など各学童保育所で宿題のサポート方法はいろいろあってよいと思われます。
指導員の宿題の方針
指導員間で同じ意思と同じ関わり方で子どもたちの宿題を支援することは大切です。
なぜなら、そうすることで指導員も子どもたちも宿題の関わり方に混乱することが少なくなるからです。
宿題に関する基本的な
スタンスを共通認識…
しかし、大切なポイントがあります。
それは、その支援方法が今の子どもたちと、今の保護者の考え方とマッチしているかどうかです。
ドキッ…
どこでその指導員の宿題に関する方針が決められたかよりも、今の実情に合っている支援方法であるかの方が重要です。
子どもの実情…
家庭の現状…
- 手とり足とり教えるのがいいのか?
- 全く関わらず、すべて自己責任にする関わりがいいのか?
は
今の子どもたちや保護者にとってどうなのか⁉
その今の方針は現状に合っているか⁉
を話し合ったり、確認し合うことが大切なポイントとなります。
今の実情に合わせる
今でしょう…
そして、子どもたちの宿題の何をどこまでサポートしていくかも同じです。
子どもたちの実情
子どもたちは一人ひとりみんな違います。
- 早く宿題ができる子もいれば、そうではない子もいます。
- 雑に仕上げる子もいれば、丁寧に取り組む子もいます。
そこで一人ひとりに合った宿題の支援を行うことは指導員として大切です。
しかし、個別指導の塾のような関わりはできません。
今でしょう…
学童保育所では集団で生活をしている中で、心と体が開放された子どもたちが一斉に個々のペースで宿題をやり始めます。
指導員の人数も、部屋のつくりも塾使用ではありません。
学童保育使用…です。
塾には塾の講師の専門性があります。
学校の先生には、教員として専門性があります。
ここでポイントとなることは、宿題を指導員が子どもたちに教える力があるかどうか…ではありません。
もしも、元教師や現役塾教師が学童保育指導員になった…とします。
たまにそういう方も
おられます。
その指導員は、勉強を教える能力は抜群にあったとしても、学童保育の生活の中でその能力を発揮する必要はありません。
学童保育の生活の中で授業をされても困ります。
今でしょう…
なぜなら、学童保育の生活は子どもたちの自由時間を大切にした生活が営まれる場所だからです。
役割が違います…
子どもたちにとって宿題はないに越したことはありません。
できえばやりたくありません。
そのとおり…
これが子どもたちの実情です。
しかしそんな子どもたちですが...
自ら宿題に取り掛かり、自分の力で宿題をやり遂げるような習慣化はできてきます。
子どもたちは、自分たちに合ったペースでがんばっています。
その姿を理解し、適切にサポートすることが指導員に求められます。
毎日よく
がんばって
いるね
そのために指導員は、子どもたち一人ひとりの宿題の何をどこまでどのようにサポートするかを確認し合う必要があります。
④話し合い
子どもの声、保護者と指導員の三者が「宿題に関してどのような考えでいるか…」を探り、話し合うことが大切です。
- 半分だけやるのはどう?
- わからないところはおしえてほしい
- 全部やりたくない
- 学童でできるだけしてほしい
- 漢字練習は家でもいいかな
- 子どもが宿題のどこでつまずいているかおしえてほしい
- 学童では遊ぶ時間も確保したい
- 個別対応もどこまでしていいか迷う
- 子どもの自主性に任せたい
などを確認し合います。
そして、今の実情と現状にあった宿題に関する考えと関わり方に変えていけるようにします。
ときには学校とも相談することも有です。
学童保育所は学校と家庭の放課後の架け橋となる場所です。
子どものこと
宿題のこと
相談できることがあれば、学校の先生にも相談しながら、よりよい宿題のあり方をみんなで探ることが大切です。
だからこそ、
子どもと保護者と指導員の三者で学童での宿題のあり方について話し合うことが大切となります。
⑤関わるチャンス
指導員は宿題を通して、子どもたちとコミュニケーションをとる機会が生まれます。
宿題は「子どものことをよく理解すること」につながります。
ここでつまずいているのか…
字がきれいだな…
集中できている…
おおざっぱ…
また、そのことは指導員が保護者に宿題の様子を伝えるきっかけとなります。
それは
宿題ができたか?
できていないか?
という視点だけの関わりを指導員がすることではありません。
やってるふりして
宿題やっていませんよ
と保護者に報告するためのスパイ行動ようなことを指導員がするのでもありません。
一人ひとりの状況を丁寧に詳細に保護者へ伝える中で、指導員と保護者の共通理解につなげていくことが重要となります。
今日は集中して宿題に取り掛かっていました。
どうやら、学校の先生にもらえるシールの効果みたいです。
そういえば、そのシールをうれしそうにこの前みせてくれました。
宿題を通した指導員と子どもの関わりの中から、子ども理解が生まれます。
子どもたちの学童での宿題の様子から見えてくる子どもの姿はたくさんあります。
そしてそのことは、宿題を通して一人ひとりの特徴をよく知り、よりその子に応じた関わりや支援を行うことと結びついています。
このように指導員と子どもが関わるチャンスが宿題の中に含まれています。
宿題は子どもを
知るチャンス
関わるチャンス
子どもたちが自ら宿題に取り掛かることができるように関わり、それらを通して子どもたちと指導員の関係性を深めることがポイントとなってきます。
まとめ
「ただいま」子どもたちが学童保育所に帰ってきて、宿題に取り掛かる前に、まずはプシューッと子どもたちのストレスが解消できるように、「おかえり」と指導員は迎え入れます。
プシューっ‼‼‼‼
低学年のうちは特に学童保育所で宿題を終わらせることができるように指導員は働きかけます。
なぜなら、低学年で宿題をする習慣が身につけておくと高学年になっても自分で宿題をやる時間をコントロールすることができるようになるからです。
そして、指導員は「各学童保育所の宿題に関する方針」を確認して子どもたちと関わります。
その方針は、現状と実情にあった宿題の考え方であるべきです。
そのことについて、子ども、保護者、指導員と話し合って確認し合うことが大切です。
そして指導員が宿題に関わることは、子どもたちを知る絶好のチャンスとなり得ます。
知るチャンス
関わるチャンス
宿題を通して、子どもたちとコミュニケーションをとり、関わった内容を保護者と共有することにもつながってきます。
子どもも、保護者も、指導員も
Win-Win♡
ウィン・ウィン
となれる要素が宿題には含まれています。
それらをどう活かすのか?
宿題と学童保育のあり方は、今後も深め合う必要性がある課題です。
最後までお付き合いいただきましてありがとうございます。
YouTuber
じゃあねーっ
You Tubeも
よろしくね
https://www.youtube.com/channel/UCYF86H9gqWdnpQLdwgal0xw/featured