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【はじめての学童保育⑧】指導員の仕事とは?(子どもとの関わり編)

指導員の仕事って何?
子どもとの関わり方は?

「子どもとの関わり」は仕事の大部分‼

今回は指導員の仕事とは?「子どもとの関わり編」について、イオピーマンなりに簡単にわかりやすくお伝えしていきます。

この記事を読むことで、「子どもとの関わり方の基本」について理解できるようになります。

そうなることで、指導員として仕事をする上で一番大切ともいえる「子どもとの関わり」が上達するヒントが得られることに繋がります。

ポイント5点

そしてそれは学童保育の生活に安心と安定をもたらします。

間違いなし‼

どうぞ最後までお付き合いください。

指導員の仕事とは?

学童保育指導員の仕事は大きくわけて3つあります。

その3つは

  • ①子どもと関わること
  • ②保護者と関わること
  • ③運営面に関すること

です。

その中でも「①子どもと関わること」が指導員の仕事の大部分を占めます。

子どもと関わる仕事…

そして子どもが

毎日たのしい♬
学童だいすき♬

と感じることで、学童保育はその子にとって、ずっと通い続けたくなる居場所となり得ます。

指導員は、そういう居場所を子どもとの関わりの中から築けあげていきます。

つまり「学童大好き」をつくることが私たちの仕事です。

あの手この手その手を使い、幸せな放課後の生活を子どもたちと一緒に築き上げていきます。

学童保育の木

子どもと関わることは仕事の大部分を占めることとなります。

子どもと関わる仕事…

なぜなら、子どもとの関わりが軸となり、指導員の他の仕事が存在しているからです。

学童保育の木

学童保育の仕事を一本の木で例えてみます…

⁉

それは、根や幹の部分が「子どもと関わる仕事」です。

そして枝の部分が「他の仕事」というイメージです。

子どもとの関わりが軸

他の仕事とは

  • 事務的な仕事
  • 制作などの準備
  • 環境構成

です。また、

  • 保護者との関わり
  • 運営先との連携
  • 指導員同士の連携
  • 学校との連携

などの仕事もです。

これらは木の枝の部分となります。

「子どもと関わる」という幹があって、これらの「枝葉の仕事」が成り立ちます。

その軸(子どもと関わる)ことをおろそかにして、他の仕事をこなせても意味がありません。

ひょえーっ

新人指導員さん、アルバイト指導員さんに、最初にしていただく仕事は子どもと関わることです。

その仕事内容は

  • 子どもとあそぶこと
  • 子どもとおやつ食べること
  • 子どもの宿題をみること
  • 子どもと会話すること

です。

これらを通して、子どもと関わることが新人指導員さんの仕事の基本ともいえます。

いきなり保護者対応とかないはずです…

子どもと関わるポイント5つ

子どもと指導員が関わる上で大切にするべきポイントを5点まとめました。

指導員の仕事は、ただ単に関われば、それで仕事ができる…という甘いものではありません。

子どもと関わる上で、指導員が意識しておくべき大切なポイントを5つに絞りました。

それではひとつずつ確認していきましょう。

①子ども理解

子どもを理解することがとても重要です。

なぜなら、子どもを理解することで、その子にあった適切な関わり方ができるようになるからです。

まずはその子が「どんな子」であるかを理解しておくことが必要です。

  • 名前、年齢、性別、家族構成、家庭環境、性格、特徴、発達、過去のこと…
  • 学校、家庭、学童、習い事での様子…などなど

何から何まですべて細かく情報収集しておく必要まではありませんが、どんな子どもであるかを知っておく必要があります。

なぜなら、その子の命を預かり、その子が毎日幸せに学童保育で過ごせるように支援する責任が私たち指導員にはあるからです。

責任重大…

その子のことが理解できたら、その子に応じた関わり方ができるようになります。

  • 病院でも、診察してから、治療したり、薬を出したりするように…
  • 保険でも、どんなプランがあるかを理解してから、その保険に加入するように…

指導員もその子がどんな子であるかを理解しておくことで、その子に合った関わり方ができるようになります。

子ども理解が第一歩♪

気持ちを理解

もう一点、子どもを理解することは、子どもの言葉や気持ちを理解することです。

それは子どもがその言葉を発する背景にある思いや、その気持ちになった理由まで理解すること…です。

むずかピーナッツ…

そのことが、本当の意味での「子ども理解」となります。

理解するのは、その子の背景にある思いや、そこに行き着いた過程の理由です。

たとえば

ぼくは1人でレゴをつかいたい…
誰もいれたくない…

わがままな子ね…
みんなで遊ぶ方がいいでしょ…
自分勝手なことばかり言う子ね…

ということがあったとします。

しかしここで、この子の背景にある思いを理解してみます。

いつも自分の作ったレゴを他の子にとられてしまう…
以前「ちょっと貸してみろよ‼」とか言われて、レゴを壊されたことがあったんだ…

この背景の思いを知ることできたら、指導員の反応も違ってくるかも知れません。

そんな気持ちになっていたんだね…
1人でレゴ使う時間をつくってみたり、他のみんなとレゴの遊び方について話をする必要があるかもね…

ぼくは1人でレゴをつかいたい…
誰もいれたくない…

子どもは自分のことをうまく表現できないことがほとんどです。

だから、子どもの言った言葉すべてをそのまま受け止めてはいけません。

子どもの「そうせざるをえない理由」を指導員が理解することが求められます。

行動の理由…

それが子どもの気持ちの背景にある思いまで理解することと繋がります。

それが、子どもと関わるポイントの1つ目でした。

②寄り添う

子どもの気持ちに共感する関わりはとても大切です。

なぜなら、子どもは指導員に共感してもらい、心を寄り添ってもらうことで安心できるからです。

【はじめての学童保育⑥】指導員の仕事とは?(3つの心得)編

子どもの心に共感することは、子どもの気持ちを受け入れることです。

それは子どもと同じ意見になることではありません。

例えば

俺は宿題なんてやらないぜ…
めんどくさい…

という子がいるとします。

私もそう思うよ…
宿題をやらなくてもいいよ♪

という意見になることではありません。

宿題はしっかりめんどくさくても学童で終わらしておくべき…

と言う意見を持っているのに、わざわざ同じ意見になる必要はありません。

子どもに合わせるのと共感は別物…

同じ意見になることと共感することは違います。

これは

  • 同じ意見かどうか…
  • どちらが正しいか…

という議論ではありません。

大切なことは気持ちに寄り添うことなので

そうか…

宿題めんどくさい気持ちもあるんだね。
学童の時間にもっと遊びたいという気持ちなんだね。
その気持ちは、わかるよ。

ということが共感となります。

理解する…受け止める…のは気持ちです。

寄り添う部分は、子どもの気持ちや思いの部分となります。

繰り返しになりますが、同じ意見になることではありません。

そこがポイントとなります。

子どもの気持ちや思いは自由に表現されてもいいものです。

だから私たちは

わかるよー
その気持ち…
そういう思いになったんだね♪

というようにその子の気持ちを認める関わり方が大切となります。

それが「共感する」「寄り添う」ということです。

③問いかける

子どもと関わるときに「問いかける」ことを意識することが大切です。

なぜなら、指導員が問いかけることで、子どもの意見や思いを聴く機会が得られるからです。

それは、子どもからすると意見や気持ちを聴いてもらえる機会となります。

そしてそのことが、指導員との信頼関係を深めることと結びつきます。

日常的に「問いかける関わり方」を指導員が意識することで、子どもとの関係性が少しずつ深まります。

信頼を育む

子どもから信頼を育むということは

この先生は安心♡
自分のことを
わかってくれる…
認めてくれる…
信じてくれる…

子どもが感じるところから芽生えてきます。

子どもから信頼を育むために、問いかける言葉がけが効果的です。

例えば、部屋を走り回る子どもたちに対して、注意をします。

部屋を走りません‼
あぶないでしょ‼

と直接的に伝えます。

ここで子どもたちは

怒られるからやめておこう…
次は見つからないように悪いことをしてやるぜ…

というように捉えることがあります。

次は、問いかける言葉がけです。

何で走っているの?
理由を教えて♪

と問いかけるようにして声をかけます。

追いかけられたから、逃げているだけさ…
俺は悪くない…

という理由がわかります。

何で追いかけられているのかな?

さらに問いかけてみると…

僕に嫌なことしたり、ちょっかいかけてくるから我慢できなくて
追いかけているんだよ‼

追いかけている側の子の理由もわかりました。

やばい…
ばれた…

問いかけることでその子たちなりの理由を聞くことができます。

そんな理由がお互いにあったんだね…
二人とゆっくり話をする必要がありそうね…
もうちょっと詳しく教えてほしいなー

直接的に注意するのではなく、理由を問いかけることで信頼関係を育む一歩を踏み出すことに繋がります。

なぜなら

この先生は理由をわかってくれる…
聞いてくれる…

という感覚を子どもたちが持つことにつながるからです。

問いかけることで子どもの思いを聴くことができます。

それは指導員が一方的に意見を伝えるような関わりではありません。

問いかける
関わり方‼

④指導する

指導員の仕事は、子どもを指導することです。

指導とは、子どもに何かを押し付けたり、何かをやらしたりすることではありません。

なぜなら、指導とは子どもの「やりたい気持ちを導く働きかけ」のことだからです。

導く…
働きかけ…

それは、子どもの

やりたい‼
やってみたい‼
おもしろそう‼

を引き出す関わり方のことです。

学童保育の指導とは?子どもたちのやる気を引き出す関わり方‼

心を導く

子どもに何かをさせるのではなく、子ども自らが「やりたい」と思えるように指導員が働きかけることを指導といいます。

子どものやりたい気持ちを引き出す関わり方が私たちに求められています。

なぜなら、学童保育の生活の中では、子どもの気持ちが最優先されなくてはいけないからです。

学童保育と子どもの権利とは?子どもの最善の利益って何?

それは、

言うことを聞かない子に、言うことを聞かせる関わりではありません。

言うことを聞かない子が、言うことを聞きたくなるような関わり方をすることです。

何かの活動を無理やりさせるわけではありません。

何かの活動を子ども自らの思いが先行して行えるように、働きかけることです。

これが指導です。

「心を導く」とは、このことです。

「子どもをその気にさせる」ことでもあります。

ここがポイントとなります。

例えば、全体の子どもに話をする場面で、静かに話を聞いてもらいたいケースがあるとします。

静かにしなさい‼
しゃべるな‼

と威圧的に注意をすることは簡単ですが、それでは「子どもは静かにさせられている状態」といえます。

させられている状態…

そこで子どもが静かにしたくなるように働きかけます。

  • 手あそびをしてみる。
  • ぜんぜん違う話からはじめてみる。
  • 小道具を使ってみる。
  • 興味を惹く芸をしてみる。

など方法は様々あります。

子どもをその気にさせる働きかけ…

子どもが

注目したい…
静かにしよう‼

と思えるように、指導員は工夫を凝らします。

子どもの気持ちを引き出す、導く働きかけとは、このような技術です。

やりたいを引き出す
その気にさせる

意識すること、努力することで、これらの技術は磨かれます。

子どもをその気にさせる働きかけが学童保育指導員の「指導の意味」です。

指導員は指導という関わり方を大切にします。

⑤あそぶ

学童保育の生活の中心は「あそび」です。

指導員はあそぶことを通して子どもと関わります。

なぜなら、指導員はあそぶことが仕事だからです。

あそぶのが仕事…

あそぶことが仕事ですが、ただ単に一緒にあそぶだけではプロの関わり方とは言えません。

指導員は様々な角度から、あそぶきっかけを見つけだすことが重要です。

子どもがたのしくあそべるきっかけづくりにはポイントがあります。

あそぶポイントは「つなげる」です。

  • 子ども同士をつなげる
  • 「あそび」と「あそび」をつなげる

ということを意識して子どもとあそび、関わります。

子ども同士をつなげる

例えば、一輪車の練習をしている子に

先生
手を持って…

と言われて一緒にあそぶとします。

このままでは、子どもと指導員が1対1の関わりだけになってしまいがちになります。

そこで意識したいことが「子ども同士をつなげる」です。

ねえねえ
他の友達も一緒に誘おうよ…
あそこの鉄棒までいって声をかけてみようよ♪

そこで他の子に声をかけます。

ねえねえ
一輪車一緒にやらない?
乗り方のコツとかあるの?

まずは他の友達がいるところへ、一輪車でその子の手を持ちながら鉄棒まで移動します。

そして他の子どもに声をかけます。

そうすることで、他の友だちを巻き込んで一緒にあそぶきっかけが芽生えます。

これが「子ども同士」をつなげるきっかけとなり得ます。

また、指導員も鉄棒をしている子と、一緒に鉄棒をしてあそぶことも効果的かも知れません。

なぜなら、そこに「あそび」と「あそび」をつなげる機会があるからです。

「あそび」と「あそび」をつなげる

ねえねえ
逆上がりできるの、すごいよねー
見せてみせて♪

一輪車している子どもの手を離し、指導員は鉄棒をしてあそびます。

私も鉄棒やってみようかなー

一輪車に他の友達を誘うのもありですが、鉄棒をみんなでやるようなきっかけを与えるのもまた「あり」と考えられます。

一輪車もいいけど鉄棒もおもしろそう♪

指導員はきっかけを与える役割があるので、子どもがたのしくあそべるきっかけづくりを大切にします。

一輪車と鉄棒のあそびがつながる機会を指導員がつくり出した…ことになります。

「あそび」と「あそび」がつながった瞬間です。

あそびのつながりは無限…
あそびの可能性も無限…

指導員はただ単に子どもとあそぶのではなく、これらを意識してあそびに参加する必要があります。

  • 子ども同士をつなげる
  • 「あそび」と「あそび」をつなげる

「楽しくあそべるきっかけづくり」「つなげる」を合言葉に子どもと関わることがポイントでした。

あそぶポイントは
まだまだ
あるよー

学童保育指導員が子どもとあそぶ時のポイント7つとは?

学童保育指導員が子どもとあそぶ価値3選‼あそぶことは仕事ですよ‼

まとめ

これらが私たちが大切にしたい関わり方の5つのポイントです。

ただ漠然と子どもと関わるだけでは、指導員として仕事を果たしていることになりません。

どんな仕事にもコツやセオリーがあるように指導員も大切にするべきポイントというのがあります。

そして

その関わりが、その子にとってどうだったか…はその子の反応を見ればわかります。

その答えは、子どもが教えてくれます。

いい関わりができれば、子どもは学童保育の生活で安定します。

またその逆もあります。

ヒョエっー

学童保育の仕事は子どもとの関わりが「九分九厘」です。

クブクリン…

「子どもとの関わり」が一番大切

いい学童保育は、子どもと「いい関わり」ができている学童保育です。

あなたは、どんな学童保育でお仕事をしたいですか?

最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございます。

じゃーねー

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