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【学童保育】指導員の指導とは?子どもたちのやる気を引き出す関わり方

指導員の指導ってどういう意味?

指導するって厳しく注意すること?

指導とは

やる気スイッチオン

こと

今回は「指導とは?」というのテーマについて、イオピーマンなりに簡単にわかりやすくお伝えしていきます。

この記事を読むことで指導本来の意味が理解できるようになります。

そうなることで、ナイスな指導ができる素敵な指導員になることができます。

今からでもすぐに実践したい‼

子どもたちとすぐにでも関わりたい‼

という気持ちがあふれてくるような内容となっていますので、どうぞ最後までお付き合いください。

もくじ

指導員の指導とは?

子どもたちが自ら○○したいと思えるように、指導員が導くことです。

指導とは、子どもたちが自発的に自らの意思で行動できるように支援することです。

子どもたちが自らの意志で…

というところがポイントとなってきます。

簡単に言うと、「子どもをその気にさせること」です。

これが指導本来の意味となります。

だから、「無理やりさせる」とか「言い聞かせる」こととは正反対です。

エッ…そうなの?

しかし「指導」という言葉だけ聞くとなにか、厳しく子どもたちに言い聞かせるようなイメージもあります。

中学校の風紀指導の先生とかはそういうイメージです。

厳しい先生
厳しい先生

何だその髪の毛の色は?

爪が伸びているだろ…

切ってこい‼

というように、厳しく注意(指導)しているイメージが私にはありました。

時代かな??

しかし、学童保育指導員の指導の意味は真逆です。

指導員が行う「指導」は、子どもたちのやる気を引き出すことに重点が置かれています。

やる気スイッチオン

のことです。

効果的な指導

具体的な指導をご紹介します。

(例1)折り紙メンコ

折り紙メンコを作るときの指導法は

ほら、おりがみを折りなさい

きれいに端を合わせて折りなさい

とやらせるわけではありません。

①きれいに折った折り紙メンコを事前に用意しておきます。

できるだけ見栄えのいい見本をつくっておきます。

 キラキラの折り紙

 色の組み合わせ♬

 うきうき♡

②子どもたちに見せます。

このタイミングは大切です。

子どもが食いつくタイミングを狙います。

ほらみてごらん♬

これきれいでしょう♬

③一緒にやる

一緒に…がポイントです。

一緒につくる?

ゆっくりね

丁寧に折るんだよ

というスリーステップをふみます。

すると子どもたちは

うわ、すごい

やってみたい♬

おもしろそう

と思うきっかけができます。

このきっかけが「導き」となります。

子どもたちのやる気スイッチがオンになった瞬間です。

子どもたちがその気になると、後は勝手にきれいに折る練習をします。

この

やってみたい♬

がポイントとなります。

子どもの「やってみたい」を引き出すことが指導です。

(例2)けん玉

けん玉を流行らせたいときは

玉をのせなさい

膝をつかいなさい

と説明しなくても、効果的な方法があります。

その方法は

けん玉の技を指導員が見せます。

「灯台」とか「飛行機」とかのかっこいい技を魅せます。

子どもたちが

うわ、すごい

やってみたい♬

と興奮します。

やる気スイッチが入りました。

オン‼️

技術的な説明は子どもたちが

おもしろそう

やってみたい♬

感じてからの方が効果は絶大です。

なぜなら、子どものやる気が一番の上達の近道だからです。

子どもたちの「やってみたい」があってこそ、指導員の関わりは「指導」となります。

また、けん玉が得意ではない先生がいても大丈夫です。

必殺技があります。

必殺技

子どもたちの力

けん玉が苦手な先生は、わざと子どもの前で失敗してみます。

うまくいかないな

どうしてかな?

指導員がけん玉を失敗しながら、子どもたちに尋ねます。

わざとでも、本当にできなくても大丈夫です。

すると、教えてくれる子どもが現れます。

やりたがり屋さんやお世話さんにお任せします。

力にたよる…

助かる…

すると、

(先生は)へたくそだな…

(ぼくに)かしてみな…

という感じになります。

これで、いいんです。

これで、指導ができています。

なぜなら、これも子どもたちの「やってみたい」を引き出しているからです。

これでけん玉ブームに火がつくかもしれません。

指導員の指導力はその技術力ではありません。

すごい技ができなくても、きれいに折り紙メンコができなくても、学童保育指導員は子どもたちをその気にさせることができます。

これが「指導員の指導本来の意味」となります。

無理やりさせなくても、楽しいあそびに導くことは可能です。

指導って最高‼

かっこいい

そして、この考えは、実はすべての関わり方や生活づくりとも繋がります。

やる気スイッチの見つけ方

子どもたちのやる気スイッチは以外なところにあったりします。

そして、ちょっとした言葉かけや関わり方で、スイッチオンにすることができます。

(例3)宿題

子どもたちが学校の疲れなどから、なかなか宿題に取りかからず、おしゃべりに夢中になっているケースがあります。

はやくやりなさい

しゃべってないで集中しなさい

と注意する前に、やる気スイッチを探します。

それはとても、身近でとても簡単に見つけることもできます。

宿題みせてみて…

算数の問題むずかしそうだね

とかの声をかけてみます。

そうなんだよ

ぼく算数苦手でさあ…

おしえてくれるの?

といいながら宿題のプリントを広げることもあります。

その子のスイッチは算数が苦手だから、やりたくない…誰かと一緒にやりたい…

という場所にありました。

きれいな字だね

最近丁寧に書いているよね

と声をかけると

そうなんだよ

はなまるになって、

シールもらったんだよ

うれしそうに教えてくれて宿題に取り組むこともあります。

そのスイッチは、ほめてほしい

という場所にありました。

いいねえ

鬼滅の刃の鉛筆かっこいいね

と声をかけることで、おしゃべりしていた子どもの意識が鉛筆に向かい宿題をすることにつながる場合もあります。

そのスイッチはただの意識・集中力の問題

という場所にありました。

いろんなところに

スイッチがあるね♬

やる気スイッチを見つけ、さり気なく、そのスイッチを押します。

スイッチオン

機械とかにもスイッチボタンがあります。

スイッチボタンがあるのに、無理やりその機械を手動で動かそうとしたら、壊れてしまいます。

  • テレビをつけたいのに、電源を押さずに無理やりテレビを叩いても画面は映りません。
  • 洗濯機のスタートボタンを押さずに、洗濯機の中に腕を入れて、ぐるぐる洗濯物を腕でかき回して洗う手段をとる必要はありません。

無理やり…

スイッチを見つけて、ポンっと押すだけで大丈夫です。

これが、子どもたちと関わる中でも大切にしておきたいポイントとなります。

やる気スイッチを見つけ、さり気なく、そのスイッチを押す。

この導きを「指導」と呼びます。

指導という「まなざし」

指導という「まなざし」を指導員は意識することが大切です。

なぜなら、保育がうまくいかない原因は子どもの問題ではないからです。

例えば、子どもたちに話を聞いてもらいたいケースがあるとします。

そのときに指導員が

静かにしなさい

と大声で注意しなくても、子どもたちを惹きつける方法はあります。

  • クイズをはじめる
  • 歌をうたいだす
  • 手品をやりだす

などです。

これで子どもたちは静かに指導員に注目してくれます。

ここでポイントがあります。

子どもたちが

おもしろそう

注目しよう♬

と思うきっかけを指導員がつくれていることです。

言い換えれば、子どもたちが「静かにしない」理由は、指導員が子どもたちを「静かにさせれていない」からです。

指導「導き」ができていないことが原因です。

だから、

  • 子どもたちが言うことを聞かない
  • ルールを守らない

場合とかでよくある勘違いは、その原因を子どもに置いてしまうことです。

言うことを聞かない

子どもが悪い…

そこで

  • もっと厳しく注意しなくてはいけない。
  • 子どもたちになめられるからいけない。

という勘違いがおこります。

それも少しはあるかも知れませんがポイントはそこではありません。

もっと怒ります。

もっと厳しくします。

ではありません。

ここで、視点を変えてみます。

  • 子どもたちが聞きたくなるような雰囲気を指導員がつくれているか?
  • 子どもたちがルールを守りたくなるような生活づくりになっているか?

というように指導員の視点を置き換えることです。

  • 子どもが言うことを聞かないのは、子どもが話をきこうと思える雰囲気を指導員がつくれていないからです。
  • 子どもたちがルールを守らないのは、子どもたちがルールを守りたくなるような生活づくりの基盤を指導員がつくれていないからです。

問題は子どもたちではなく、その気にさせられていない指導員の方にある…

ここがポイントとなってきます。

ポイントは「指導員のまなざし」です。

子どもに原因をおくのではなく、指導員の関わり方を見直す意識を持つことです。

それは、

  • 無理やりさせるのではありません。
  • 子どもをコントロールすることでもありません。

コツはまず、スイッチを探す、見つけることです。

それは、子どもが何を願っているのかを想像することです。

そして、子どもたちが自らの思いで行動できるように促します。

これが指導員の指導の意味です。

  • 何と素晴らしい。
  • 何と魅力的な関わり。
  • 何と素敵なまなざし。

でも、これが

むずかしい…

まとめ

指導とは?

子どもたち自らの意思で、行動できるように導くことです。

それは、子どもたちをその気にさせることです。

やる気スイッチをオンにする働きかけを指導と呼びます。

無理にさせることとは正反対の関わりのことです。

私はこの指導員の指導の意味を教わって

指導って素敵♡

かっこいい♬

と、その意味に魅了されました。

支援員という呼び名もいいですが、指導員という言葉を今でも好んで使っている理由はここにあります。

指導って最高!

最後までお付き合いいただきましてありがとうございます。

じゃあねーっ

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