どんなふうに子どもたちとあそんでいいかわからない…
子どもたちとあそぶポイントってあるの?
あるよ♪
今回は学童保育指導員があそぶ時のポイントについて、イオピーマンなりに簡単に、わかりやすくお伝えしていきます。
この記事を読むことで、子どもとあそぶポイントが理解できるようになります。
そうなることで、子どもたちと毎日楽しくあそぶことができる素敵な指導員になることができます。
そして、あそぶことで指導員と子どもたちとの関係はぐんぐん深まり、学童保育所の生活はみるみる安定してきます。
今回は大切にしたいポイントを7つに厳選しました。
新人さんにもベテラン指導員さんにも有益な内容となっておりますので、どうぞ最後までお付き合いください。
ポイント①環境づくり
子どもたちがあそぶためにはあそべる環境が整っていることが重要です。
ここで早速
クイズです⬇
①何にもない部屋
②あそぶものがたくさんある部屋
どちらの部屋の方が、子どもたちは楽しくあそぶことができるでしょうか?
チクタク
チクタク
正解は…
②あそぶものがたくさんある部屋です。
子どもたちのあそぶ力はすごいので①何もない部屋でも色々あそべます。
しかし、どちらかに答えを絞るとしたら…
②あそぶものがたくさんある部屋の方があそべます。
公園でも遊具がある方が子どもたちは遊びますよね。
ここがポイントとなってきます。
子どもたちが
ひま…
つまんない…
といって部屋で暴れだすときは、あそぶものが充実していない場合があります。
また、あそぶものはあっても、使いやすい状態で片付けられていなかったり、ものはあっても誰もそのあそび方を知らない…というようでは、子どもたちはあそべません。
指導員も高学年も
誰も遊び方がわからないおもちゃ…
ルールを知らないボードゲーム…
あそぶ環境は大切です。
今使っている遊具やおもちゃは
ボロボロになってない?
使いやすい状態かな?
と常にチェックしておく必要があります。
例えばトランプで言うと
枚数はそろっているか?
折れ曲がっていないか?
ということです。
ジョーカーが折れたり傷がついたりしていると一緒にあそんでいる時に
あっ⁉
ジョーカー…
と、相手にばれてしまいます。
それではおもしろくありません。
また子どもたちの流行りのあそびに敏感になることも重要です。
- ボードゲームで人気なものがあれば、同じものをもう一つ買う…
- よく読む本のシリーズを一気に集める…
- 壊れたものをすぐに修理する…
などをして、子どもたちのあそびが充実し続けるように、環境を整えます。
し続ける…
そして、流行りを知るためには、指導員も一緒に子どもたちとあそぶことが大切です。
一緒にあそぶことで、そのルールのおもしろさが理解できたり、モノが破損していることなども把握しやすくなります。
よく使っているな…
だいぶん傷んできたな…
あそぶ環境が整えば、あとは子どもたちだけで勝手にあそび込むようになります。
指導員は子どもたちのあそびを把握し、あそびやすい環境づくりを行うことがポイントとなります。
そうすることで、あそびはどんどん発展していきます。
そしてそれは、子どもたちが生き生きと安定した生活を送ることに繋がります。
ポイント②仲間関係を知る
子どもたちは友だちをつくり、仲間同士であそぶことを好みます。
そして指導員は子どもたちの仲間関係やその子達が好きなあそびが何かを知っておくことが重要です。
なぜなら、子どもたちの人間関係を知っておかなければ、「うまくいっているように見えてもイヤイヤそのあそびに参加していたり、実はケンカをしていて重い空気に包まれていた」というケースに気づけないことがあるからです。
そしてそれは、指導員が子どもたちと一緒にあそぶことで知ることができます。
子どもの人間関係は
複雑…あなどれない…
子どもたちの仲間関係を把握しておくことで、子どもたちにとって必要な支援や関わりができるようになります。
- 友だちとあそびたいけど、「あそびたい」という声をかけれないでいる子を、一緒にあそべるように指導員がうまくサポートができる
- 「無理をして友だちに合わせている子どもの様子」がわかれば、指導員がさり気なくその子の気持ちを聞いてみる関わりができる
このように指導員は子どもたちの仲間関係を一緒にあそびながらよく観察し、把握しておくことが大切となります。
あそびながら見る…
あそぶことで知る…
指導員は子どもたちと一緒にあそぶことで、その関係性や子どもたちの心の変化などに気づくことができます。
そして一緒にあそぶことで、その子達との関わり方や支援するべきことが見えてきます。
一緒にあそぶことでしか知ることができない子どもたちの姿がそこにあります。
そこが2つ目のポイントとなります。
ポイント③経験泥棒をしない
子どもたちとあそぶことは指導員として大切です。
しかし、子どもたちの世界で、子どもたちがやりたいようにあそんでいる時は、余分な「アドバイスは不要」なこともあります。
なぜなら子どもたちは、その世界のあそびの中からしか経験できない体験をしている時があるからです。
子どもたちは子どもたちの世界の中であそぶことで、大きく成長できます。
子ども世界のあそびの体験
プライスレス…
例えば、おままごとをしていて
こっちのお皿に入れた方がいいよ
レジの位置はこっちの方が流れがスムーズね
など大人だから気づいてしまうこともあります。
大人的アドバイス…
しかし、子どもたちがやりたいように任せることが大切となる場合もあります。
大人が子どもたちのあそびの邪魔にならないように注意することが必要です。
- 無駄に棒を拾ってならべる…
- ジャングルジムでただ、逆さになる…
- 壊れた虫あみをセロハンテープだけで直そうとする…
一見
それ何の意味があるの?
と指導員が思ってしまうあそびも子どもにとっては意味があります。
なぜなら、大人から見たらそれらの子どもの行動が遠回りしているように見えても、子どもにとってはそれが大切な経験となっている場合が多いからです。
結果より過程…
大人目線でみると効率が悪く感じるあそびも、子どもたちにとっては、貴重な生きるチカラを養う経験となっているからです。
その子どもたちの貴重な経験を、指導員が盗んではいけません。
経験泥棒をしない…
これらの関わりを指導員が意識することが重要です。
子どもとあそびの無限の可能性を信じて指導員が見守ること、アドバイスしないことも指導員の働きかけのひとつだからです。
見守る関わり…
やらない働きかけ…
経験どろぼう禁止…
それが3つ目のポイントでした。
ポイント④童心に帰る
童心に帰ったつもりで、子どもたちとあそぶことがとても大切です。
なぜなら、指導員が子ども目線になることで見えてくる世界が変わるからです。
コンナン⁉
見た目は大人…
心は子ども…
そしてそれは、子どもの気持ちを理解することにつながったり、子どもと信頼関係を深めるきっかけとなります。
それは…
※どろ遊びを注意するのではなく、指導員も一緒にどろんこになって遊んでみた上で問題があるかを考えることです。
汚れるけどたのしい…
汚れるからたのしい…
※部屋のフロアですべりこみしてあそぶのが流行っていると、一緒に指導員もすべりこんで遊んでみることです。
あぶないけどたのしい…
あぶないからたのしい…
すべて子どもと同じようにあそべばよい…という極論を言っているのではありません。
子どもの気持ちを理解するには、子どもと同じあそびをしてみることが1番の近道であるということです。
また一緒に遊んだ指導員からの助言や話になら子どもたちは耳を傾けてくれ易くます。
あぶないからそのあそびはやめておいた方がいいんじゃない?
という指導員の提案に説得力が出てきます。
子どもの世界に入っていくことは、子どもと信頼関係を紡ぐのにも最適な方法となります。
ポイント④は童心に帰ってあそんでみることでした。
ポイント⑤あそびを引っぱる
子どもたちを時に強引にあそびに引っぱる関わりをすることも大切です。
なぜなら子どもたちはそういった指導員の姿に憧れを抱くからです。
豪快に一緒にあそんだり、指導員があそびの見本を見せることで子どもたちは
わあ、やってみたい
すごい、おもしろそう
という気持ちになります。
自分の特技とかがある指導員は、どんどんあそびに活かして子どもたちを引っ張ることをおすすめします。
- スポーツが得意な人は、ドッジボールや野球やサッカーなどをして、グイグイあそびます。
- 折り紙や色ぬりが上手な人は、美しい作品をつくって子どもたちを魅了します。
特技は、そのまま保育に生かすことができます。
子どもたちが
すごい
やってみたい
という気持ちをかりたてるほどの技があれば自分の武器となります。
また
そこまでの技術ではなくても
ちょっと得意なこと…
好きなこと…
でも大丈夫です。
あそびを引っ張っていくぞ
という気持ちがあるだけでも指導員の立派な武器となります。
時には豪快にあそんで子どもたちを
グイーン‼
と引っ張って行きましょう。
自分自身が少し得意なことや好きなあそびでも保育に活かせることができるのが5つ目のポイントです。
ポイント⑥あそびを導く
子どもたちのやる気を引きだすことを指導と呼びます。
子どもたちの
おもしろそう
やってみたい
を導く関わりのことです。
ドキドキ
ワクワク
ウキウキ
が湧き上がるような仕掛けを用意する。
子どもたちのやる気スイッチをオンにする働きかけを意識することがポイントとなります。
たとえば、指導員が
わざとドッジボールで当たったふりをして、ボールを投げたその子に対して
すごいボールだね
天才か?オオタニか?
と褒めると、その子はミルミルやる気がおこります。
おりがみの折り方がむずかしいな…
と指導員がわざと首をかしげながら子どもに尋ねることで、子どもたちが
これ知ってるよ
簡単だよ
といって指導員に教えながらあそんでくれます。
これも子どもたちのやる気を引き出しているので「指導」となります。
このように普段の何気ない日常の中に、子どもたちが自らの意志で
やってみよう
となるやる気スイッチが存在しています。
そのスイッチを見つけ、絶妙なタイミングでやる気スイッチを
オン♡
にする関わり方が6つ目のポイントとでした。
ポイント⑦指導員が楽しむ
指導員自身が楽しんであそぶことが何より重要なポイントとなってきます。
なぜなら、子どもたちは一緒に楽しくあそんでくれる指導員に信頼を寄せるからです。
先生とあそぶとたのしい
先生のこと大好き
という気持ちが子どもに芽生えることが、指導員と子どもたちの信頼関係を深めるきっかけとなります。
子どもたちは
- この先生が全力であそんでくれる先生かどうか…
- この先生自身が楽しそうにあそんでいるかどうか…
を見極める力があります。
子どもたちはそれらを敏感に肌で感じとっています。
指導員自身が
全力であそぶと楽しい♡
あそび大好き♡
となっているかがポイントとなります。
また、
指導員自身の楽しくあそぶ気持ちが薄れてくると仕事がしんどくなってきてしまいます。
仕事がしんどい…
仕事がつまんない…
指導員の仕事は子どもたちとあそぶことだけではありません。
その他もろもろの仕事があります。
疲れた…
元気がでない…
ときは子どもとあそぶのも、億劫になってしまいます。
逆に考えると、子どもと楽しくあそぶことができていると、指導員は元気が湧き、生き生きと仕事ができることと繋がります。
指導員自身が子どもと楽しくあそぶことは、子どもにとっても指導員にとってもよい影響を与えます。
Win-Win
指導員も楽しんで♬一緒にあそんじゃえ‼‼
それが7つ目のポイントです。
まとめ
指導員が子どもとあそぶポイント7つをお届けしました。
①環境づくり
②仲間関係を知る
③経験泥棒をしない
④童心に帰る
⑤あそびを引っぱる
⑥あそびを導く
⑦指導員が楽しむ
どれもこれもそれもとても重要なポイントです。
学童保育指導員はあそぶことが仕事です。
しかし、そのために指導員間の連携が欠かせません。
あそぶための連携
みんながみんな指導員があそび込んでしまうと、全体のバランスが取れなくなってしまいます。
そこで
- あそぶ指導員…
- 全体を見る指導員…
- 他のことする指導員…
というように役割を分担しながら、チームであそぶことを意識して保育することが求められます。
あそぶ
指導員間の
保育バランス
が重要…
そのために指導員チームとして、子どもたちと指導員があそぶ大切さについて確認し合うことが重要となります。
- この状況で子どもたちとあそんでいていいのかな?
- 自分ばっかり子どもたちとあそんでしまっていいのかな?
という部分を指導員同士で確認し合い、連携します。
そして…
あそんで
オッケー♡
どんどんあそんじゃえ…
あそぶって最高‼
を合言葉に、子どもたちの豊かな放課後を支え、笑いの耐えない学童保育所をつくっていきましょう‼
最後までお付き合いいただきましてありがとうございます。
じゃあねーっ
You Tubeも
よろしくね☆