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【学童保育】子どもをほめる時のポイント3点(結果だけほめない)

ほめる

子どものほめるポイントって何かあるの?
どこをどうやってほめるか知りたーい

要注意

ほめポイントはとっても大事

今日は、子どもをほめるポイントについて、イオピーマンなりに簡単にわかりやすくお伝えしていきます。

この記事を読むことで、子どもをほめる時に気をつけておくポイントについて理解できるようになります。

そうなることで、指導員がいい感じで子どもをほめることにつながってきます。

ポイント

結果ではなく過程をほめる

今すぐにでも「いっぱい子どもをほめたい」と思えるような内容となっていますのでどうぞ、最後までお付き合いください。

もくじ

ほめるタイミング

子どもをほめるタイミングは、子どもが何かよい行動をした時や何かの結果が表れた時などです。

  • 友達にやさしくしてあげた・・・
  • スポーツでがんばった・・・
  • テストで100点をとった・・・

ときなどに、指導員がほめる機会が生まれます。

それらの目に見える行動や結果

指導員

ほめやすーい

というのがあります。

そこで

指導員

やったね
すごいね

と声をかけてあげることが、一般的なほめるタイミングとなります。

ほめることは、子どもの自己肯定感を育みます。

指導員が子どもをほめてあげることで

自己肯定感アップ

僕はすごいんだ
私はやればできる

という気持ちが子どもに芽生えます。

しかし、注意するべきことがあります。

子どものどこの部分をほめてあげるかが肝心です。

そうでないと「落とし穴」にハマってしまいます。

目に見える行動や結果は「ほめる」ポイントとなりますが、結果をほめる時は要注意となります。

結果だけをほめる落とし穴

子どもの行動の結果だけをほめると落とし穴にはまってしまいます。

なぜなら結果だけをほめることで、その子はその結果や評価がすべてと感じてしまうからです。

世の中

結果がすべて

そうなってしまうと、失敗が許されないプレッシャーがその子に襲いかかります。

例えば

テストで100点とったの
すごいねー

とその結果をほめるとします。

プレッシャー

100点とったらほめられる…とれなかった怒られるかも…
100点とったらすごいけど…とれなかったらダメな人間だ…

と子どもが感じてしまうことがあります。

そして、ずっと100点を取り続けないといけない心理状態となります。

完璧を求む

何が何でも100点満点

これが、子どもを追いつめてしまう原因となります。

これは、勉強だけでなくスポーツでも何でも当てはまります。

スポーツの場合は

プレッシャー

絶対に負けられない…
勝たなければ意味がない…

自分を追い詰めてしまうことに繋がります。

そしてそうなってしまうと、その子は追い詰められて自分に余裕がなくなってしまいます。

結果、他人に厳しく接してしまうような心理状態となり、まわりに対し、攻撃的な態度をとってしまうことにつながります。

あるある

ストレス爆増
やさしくなれない

このように結果をほめることで、その子は失敗できないプレッシャーに押しつぶされてしまう場合があります。

さらに他人とばかり比べる比較評価人間にその子を育てあげてしまう恐れも生じてきます。

見下す

俺はアイツより上…
できない奴は落ちこぼれ…

友達にやさしくできた子どもをほめた場合も同じです。

評価

やさしいね
えらいね

結果だけをほめる

プレッシャー

私はやさしい子でないといけない…
いい子でなければ私に価値なし…

自分を追いつめて、心が苦しくなってしまいます。

そして「いい子を演じる子が誕生」してしまいます。

これらは、子どもにとってマイナスの効果をもたらします。

よかれと思って結果だけをほめると、落とし穴にはまってしまいます。

ストン

ひょえーっ!

では、どの部分をどのようにほめればよいのでしょうか?

3点

知りたーい‼

①結果に至る過程をほめる

結果に至る過程をほめることがポイントとなります。

ほめる部分は結果ではなく、その結果に至る過程の部分です。

なぜなら、過程をほめる方が、結果をほめることに比べて、子どもがプレッシャーを感じにくいと考えられるからです。

根拠

過程は、
努力しやすい…
頑張りやすい…
コントロールできる…

それは、結果はコントロールできませんが、過程はある程度コントロールしやすい…という部分です。

オリンピックで例えると

金メダルを取れるかどうかは、コントロールすることはできません。

金メダルを取ることは、結果です。

可能性が低い

みんなが一番になれない…
むずかしい…

しかし、金メダルを取るために練習を重ねることは、ある程度できます。

練習を重ねる部分が、過程の部分となります。

できる

がんばったこと
取り組んだこと
努力したこと

過程に目を向けるとは、このことです。

この場合は、練習をがんばっている、がんばっていたことに目を向けます。

「がんばること」は、金メダルを取る(結果を出す)ことよりも、自分でコントロールできます。

これが、プレッシャーが掛かりにくくなる理由となります。

この「練習を重ねているガンバリ」の部分をほめてあげることがポイントです。

過程

その取り組みをほめる

テストで100点が取れたときは

ほめる

テストで100点取れるほど、勉強をがんばったんだねー
授業もしっかり受けていたから、いい点取れたんじゃない?

と100点を取った過程を褒めます。

過程は評価しても大丈夫です。

なぜなら、過程の部分はある程度、自分でコントロールできるからです。

勉強をがんばることは、自分の気持ち次第で、ある程度できます。

授業をしっかり受けることも同じです。

がんばったあとの結果がよくなくても問題ありません。

それは、がんばったことに意義があるからです。

それは、授業をしっかり受けたことが評価されているからです。

これが、結果をほめず、過程をほめるというイメージです。

イメージ

だれもがみんな努力できる…と断言しているわけではありません。

スポーツで試合で勝った子どもの話を聞いたときは

ほめる

練習を一生懸命に取り組んでいたからじゃない?
たのしんでプレーできてたことはナイスだね

という結果に至る過程を探るようなほめ方が効果的です。

目に見える行動や結果がある場合は、その過程をほめることがポイントとなります。

②結果もうまくほめる

過程をほめることは大切です。

しかし子どもによっては、結果をほめてほしいと思っているケースもあります。

その時は、結果をほめても大丈夫です。

なぜなら、子どもが結果を評価してほしいと思っているからです。

しかし、その場合もポイントがあります。

ポイント

過程も一緒にうまくほめる…

それは、結果だけをほめずに、過程もほめる、認めることです。

結果

1位になったぜ
漢字でハナマルをゲット
二重跳びできた

子ども自身が結果をほめてもらいたいと思っているときは、まずは結果をほめて大丈夫です。

そして、その過程にも目を向けます。

1位になったのすごいねー(結果)
毎日の努力が実ったんだね(過程)

肝心なことは結果だけをほめないということです。

子どもがほめてもらいたいポイントがどこにあるのかを瞬時に判断することが求められます。

難易度高い

ほめポイントを瞬時に探る

ここでコツがあります。

それは「まずは、何でもほめる」ことです。

結果でも過程でも気にせずに、まずは何でもほめてみます。

すごいねー
素敵だねー

そのあとに意味を付けます。

意味づけ

ハナマルがもらえるってことは、いつも丁寧に字を書くことを心がけているからじゃない?
それで書くのが上手になったんじゃないかなー

意味はあとからつけても大丈夫です。

これが、結果だけをほめないことに繋がります。

コツは、まずはほめて、あとから意味づけをすることです。

ポイント

結果だけをほめない
あとからでも
過程をほめる

③気持ちを添える

ほめる時に指導員の「気持ちを添える」ことが重要です。

なぜなら、気持ちを添えることで、ほめられた感は倍増するからです。

気持ち

よろこび倍増‼
うれしさ爆上げ

ほめる側(指導員)の気持ちを添えることがポイントとなります。

二重跳びできたのかっこいい(結果)
いっぱい練習したんじゃない?(過程)
足を高く上げて、腕を速く振ってるのみて、「すごいなー」と思ったよ(気持ち)

指導員は自分の気持ちのポジティブ面を伝えます。

指導員

先生はおどろいたよ
私はうれしくなったよ

とか

感動したよ
素敵だなって感じたよ

というように指導員のポジティブな感情を添えてあげることがポイントです。

意見やアドバイス、指導員の考えを伝えるのではありません。

意見とかいらない

子どもは説教に聞こえたりして、嫌。

ポジティブな言葉で伝えることを意識します。

友だちが困っていたらやさしく声をかけてあげられるのすごいね(結果)
その困りに気づいてあげられるのは、普段から友だちのことを大切に思っているからなんじゃない?(過程)
そんなの姿をみて感動しちゃたわーうれしい♡(気持ち)

と言葉をかけられるとGOODです。

このように、聞き手側(指導員)の気持ちのポジティブ面をその子に伝えてあげることで、その子はほめられたと感じます。

このやり方は、子どもを追いつめません。

ほめる

ノープレッシャー

それどころか

気持ち

よろこび倍増‼
うれしさ爆上げ

となります。

まとめ

結果だけをほめると、子どもを追いつめてしまうことに繋がります。

プレッシャー

結果が出せないことはいけないこと…
失敗できない…

と子どもを苦しめます。

そこで、過程をほめることを意識します。

うれぴー

一生懸命に取り組んだことを認めてくれた…
結果がでなくても自分がやれることはがんばった…

という思いが自己肯定感をアップさせます。

自信

自分のことをほめてくれた…
先生も一緒に喜んでくれた…

という思いが生きるチカラを育みます。

今回は、子どもを追いつまないほめ方について焦点を当てました。

子どもをほめるタイミングは、子どもが何かよい行動をした時や何かの結果が表れた時などに限定しました。

限定

いいことをしたから、ほめられる♫

しかし、いいことが起きなかったら子どもはほめられないのでしょうか?

結果や行動が見えない場合は、ほめるところがないのでしょうか?

一番大切なことは、あなたは、そのままでいても

尊い

素晴らしい

その存在そのものが肯定され、認められ、ほめられることではないでしょうか?

あなたがそこにいることが、じゅうぶんにほめる理由となります。

それは学童保育で大切にしているかかわりです。

ほめる

そのままのあなたでいいんだよ♡

最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございます。

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じゃーねー

NO,FUN NO,GAKUDO
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