いおぴいまんがX(エックス)で投稿した内容について、YouTubeで詳しく内容を深堀するコーナー。
それの、まとめ
テキスト化
「学童保育の大規模化問題」ってホント色々たくさんありますよねー
それではさっそく一つ目です。
学童保育で子どもが暴れ回る。友達の上に乗っかる。お弁当用の保冷剤を投げてふざける。指導員が注意しても聞く耳を持たない。1度は荒れが収まっても数秒後にまた暴れ出す。その繰り返し。そんな子が1人ではない。何名かいる。そこは大規模学童保育。子どもが暴れる原因や子どもの思いにゆっくりと関わる余裕が指導員にない。 子ども指導員もイライラ。それが大規模学童の弊害。
こんなツイートでした。
これは何も大規模に限ったことではない。
どこの学童でも「あるある」でしょ⁈というふうに思うかもしれません。
しかし、これが小規模というか10名20名ぐらいの学童保育で指導員が2人3人いるとします。
そしてその子たちをみれる環境が整っていたら、きっと暴れ回ったり、上に乗っかって遊んだり、保冷剤を投げる前に指導員がその子たちの行動に気づくことができる。
止めることができるのではないか。と思うんですよね。
大規模学童の問題の1つに「問題が起きてから気づく」ということが あると思うんですね。
友達の上に乗っかって、それで友達が「やめろーっ‼」とか悲鳴を上げてから、ようやく指導員が気づく。
問題が起きてからじゃないと気付けないのは大問題ですね。
それで「やめなさいっ‼」って指導員が言ってもまた数秒後に同じようなことを繰り返す。
これってやっぱり、子どもがそんなことをやってる理由をしっかりと 指導員が聞いてあげられるような環境がなかったりして 、ただ「やめなさい」「離れなさい」というだけになってしまっているからですよね。
子どもは納得していないので、またすぐに暴れ出す。
「ひまだな。悪いことしてやろう。俺たちの気持ちなんてどうせ聞いてくれないんだろ」みたいに子どもが感じる。
大規模学童は一人ひとりの子どもを指導員がじっくり見てあげることが難しいですからね。
指導員がゆとりを持って余裕がある状態で子どもの話をしっかり聞くことができたとしたら、こういったトラブルはすぐに収まるはずなんですよね。
トラブルを起こす子どもには必ず理由がある。
その理由をよく聴いてあげられる環境が整っていることが重要ということです。
また、いち早くそういった子どものトラブルに気づく。
これもすごく大切です。
「あれ、様子がおかしい」と指導員がすぐに子どもの異変とかを察知できる環境が求められますよね。
なので大規模学童でこういう行動を起こす子どもが何人かいるところでは、学童崩壊のように子どもが荒れまくる。
指導員は、ただただその子たちを注意するだけの関わりになってしまう。
悪循環。
子どもも指導員もイライラ状態におちいる。
これはほんと大規模学童保育の弊害だと思うんですよね。
まだまだそんな問題はあります。
次の投稿です。
大規模学童保育でのおやつ時間。 全員がおやつを取り終わるまでに時間がかかる。 順番を待つのが暇な子は遊び出す。 そんな子に「今は遊ぶ時間じゃない。 ちゃんとしなさい」と伝える指導員。
というツイートです。これも大規模学童あるあるですよねー。
①おやつの配膳に時間がかかる。
②すると子どもは暇になる。
③だから遊びだす。
こういう感じです。
「今は順番を並んでいるときだから、静かに待ちなさい。暴れるな」と指導員として注意しますよねー。
私も同じように注意します。
「コラーっ‼」とね。
しかしこの問題は、大規模学童保育にある。
子どもじゃないんです。
悪いのは環境です。
だって待ち時間が長いのは誰だって嫌ですよね。
ましては子どもは暇があったら遊びだす。
子どもはそういう生き物です。
だから、指導員の言葉がけも改めるべき。
そう思ったんです。
その続きのツイートです。
その遊びの度合いにもよるが私ならそうは伝えない。問題は 大規模学童。遊び出す子に罪はない。「ごめんね。 もう少し待てる? 暴れたら他の子に迷惑がかかるから別のことして待ってほしい。 例えばニラメッコとかどう?」 って感じ。 ケジメがない。わがままを許しすぎ。 そんな意見をもつ指導員もいる。 しかしそもそも放課後は自由時間。 暇があってもなくても遊ぶのが子ども。 そこを理解できる指導員でありたいと私は思う
これです。
「ごめんね。 もう少し待てる? 暴れたら他の子に迷惑がかかる から別のことして待ってほしい。 例えばニラメッコとかどう?」
こんな感じで声をかけるのがいいと思いました。
注意したり怒るんじゃなくて「提案」をする声かけです。
問題が子どもたちにあるというように私たちは思ってしまうことがありますが、問題は子どもじゃなくって、そんなに長い間、列に並ばないといけない環境。
そっちの方に問題があります。
なので、そこで静かにできる遊びとかを提案できる指導員ってナイスだなと感じました。
そもそも子どもにとって放課後は自由時間。
学童保育は子どもが好きなことをして過ごせる場所。
ここは指導員として抑えておきたいですね。
でもこれ、指導員ってね。
すごく感覚が鈍ってしまうんですよね 。
毎日、大規模学童で指導員をやっていると、それが当たり前になる。
大規模で劣悪な環境なのに、これが普通に感じてしまう。
これはよくないですね。
これも大規模学童保育の弊害だと思うんですね。
一度私の学童保育でクリスマス会があったんですね 。
その時に保護者にちょっとお手伝いに来てもらったことがあったんです。
ケーキを食べる時にホールケーキをグループごとに用意して、みんなで切って、選んで、食べるということをしたんです。
100人近く子どもがいたんです。大規模ですよね。
「はい、それではいただきます」をしましょう。
この状態まで30分ぐらいかかったんですね。
30分。私の学童ではそれぐらいかかる想定をしてました。
それが普通だと私は思っていたんです。
しかしね。
その保護者からしたら30分も子どもがケーキを目の前にして食べられない。
「いただきます」をするまでに時間が掛かりすぎている。
そのことに驚かれたんです。その保護者は。
「人数が多いですね。子どもたちよく待っていますね。でも、かわいそう。」っておっしゃったんです。
その時に指導員として「ハッ」と気づかされました。
「子どもも 指導員もこんな環境に慣れてしまっている。これは大問題だ」
当たり前のように過ごしてしまっているけれども、それは「当たり前じゃない」「30分も待つ環境はふつうじゃない」というような感覚をしっかり指導員として持つべきだと思ったことを思い出したので、ここでお伝えしました。
次はね。
よりよい学童保育=適正規模で保育できる環境。 適切な子どもへの支援はその環境が整ってないとできない。 ズバリお金が必要。 大規模学童の分割、 施設面の充実、 人員確保、指 導員の労働条件の改善に予算をかける。 熱い 思いとか頑張りとか聞こえのいい言葉にごまかされてはいけない。 お金じゃ!!
ということですが大規模学童保育の問題を解消する方法はただひとつ。
それは「分割」です。
100人子どもがいる施設なら解消方法は33人ずつ3つの部屋に分けるということです。
33人 33人34人に分ける。
それぞれの部屋にそれぞれの専用施設として必要な備品が全部揃っている。
トイレとかキッチンとか生活できる環境が学童保育としてちゃんと整っているということが大事ですよね。
分割したところには指導員が2人以上しっかり入るということも必須です。
分割。それが大規模学童の唯一の解消の方法である
じゃあ、その分割はどうしたらできるかと言うと、お金がないとできません。
施設の場所を探して、建物を建てて、備品をそろえて専任の指導員を雇うには莫大な予算がかかりますよね。
それができなくって1つの部屋に、すし詰め状態に子どもがなってしまっているのが、 今の大規模学童の現状です。
お金があれば大規模学童は、どういう形か分割はできると思うので、そこに国が予算をかける。
お金が必要じゃ‼
というのはそういうことです。
あと、その大規模学童保育で「指導員の頑張りとか専門性とかでなんとか踏ん張りましょう」っ ていうのは美しい話に聞こえますが、それは違います。
お金がないと子どもたちや私たちの生活は守れないんですよね。
だから指導員の賃金も含めて、分割するのに必要な予算を国、県、自治体に捻出してもらえるような働きかけも大事になってきますよね。
お金じゃオカネ‼
続いてのツイートです。じゃじゃん。
適正規模の学童保育で子どもは落ち着く。 指導員によく見てもらえると子どもはトラ ブルに早く気づいてもらえたり、ケンカの理由などをじっくり聞いてもらえる。 大規模学童ではこれらができない。 それは指導員の努力で何とかなる領域ではなく、 その規模とか環境が原因。 大規模学童は保育の質が下がる
さっきも少しお話ししましたが指導員の力で何とかなるような話じゃないんですよ大規模学童問題は‼
指導員が頑張って子ども1人ひとりとの関係を築こうとしても結局のところ、ひとりでその規模の人数を見ることになるんです。
1人対50人。
70人いるところは1対70になりますよね。
指導員の力量がどうだ。
じゃなくてその環境がいけてないと、どんな指導員が保育をしても、その質は下がってしまうということです。
スーパーミラクル子どもとうまく関係をつくる指導員がいたとしても1人対70人の環境でそれがうまくいくかと言えば、そうじゃありません。
「私は50人でも60人でも保育できますよ」という指導員は信用できません。
適正規模はおおむね40人までと言われていますが、41人学童は20人と21人に分割する。
そのくらいの意識が必要です。
20人とか30人の規模で指導員が複数体制をとることができる。
そこではじめて、子どもの安心や健やかな育ちを守ることができる。
適正規模、小規模でしか学童保育の質を守ることはできない!!
ということでした。
はーい。次でーす。
学童保育の大規模化は大問題。 騒音がすごい。耳や頭が痛くなる。子ども同士の会話もままならない。声が通らないので大声を出す。指導員も叫ぶように会話する。それがまた騒音を増大させる。 子どもは本来、 学童保育で疲れた心と体を癒やす。 ケンカが多い。イライラだらけ。 宿題とか無理。 大規模は最悪。
もうね。騒音がすごいですよ。
私のところは80人規模なんですが、子どもが「うわーっ‼」と騒いでいる声のところで保育していると、家に帰った後でも「耳鳴りがしたり、頭痛がなかなか収まらない」という感じになるんです。
子どもたちに「小さな声でお話ししましょう♪」って言ってそうできるわけありませんよね。
人数が多いので、でっかい声を出さないと他の子に会話が聞こえないので、日常会話が怒鳴り合いになるわけですよ。
「宿題どこまでやった?」「えーっ⁈ 何て?」とでっかい声で言い合うんです。2人の会話は怒鳴り合いレベルです。
するとその声がでっかいから、また他の子たちの日常会話が、またできなくなりますよね。
「今日どこで遊ぶ⁈」「はーっ⁈何?聞こえへんぞ」って感じです。
これが騒音のしくみ、原因です。
それはカラオケボックスとかで、みんなが歌ってるときに「ドリンク何飲む?」って聞く声が大きくなるのと同じです。
ライブ会場で日常会話ができないのと同じ考え方です。
だからそれと同じ状態が学童保育の生活の場で起きていることがとっても大問題なんです。
たまに大規模の大人数だから「楽しいこともできる」というような話をされる指導員もいるんですが、それは違います。
もしも学童保育が毎日盛り上がるパーティー集団だったら、盛り上がるのも納得です。
しかし、学童保育は生活の場ですよね。
ライブ会場でゆっくり休んで、ご飯やおやつを食べて、宿題を落ち着いてできるかと言えばそうじゃありませんよね。
小規模な人数の中で静かにゆったりと過ごせる方が生活としては充実しますよね。
適正規模は40人といいますが「今日からあなたの家は40人になります。40人で生活してください」って言われたら嫌ですよね。
それがさらに大規模だと逃げ出したくなりますよね。
子どもたちが本来疲れた体を癒す学童保育なのに、帰ってきたらイライラして、ストレス倍増になってしまう。
子どもも指導員もストレスだらけ。
もうほんと
大規模学童保育はデメリットだらけ。
いよいよ最後です。
学童保育は安全第一。 環境が超大事。 それには適正規模が絶対条件。 大規模学童じゃ 無理。子どもは小さなケガの体験から大きな事故を防ぐことを学ぶ。 指導員との対話 から自分で自分の安全を守る力を養う。 寿司詰め状態の施設。 子どもの異変に気づけない人数。管理に追われる保育からは安全 は育まれない。
学童保育で絶対に守らなくちゃいけないのは安全ですよね。
安全第一です。
ケガをなるべくすることがなく安心に安全で学童で過ごして欲しいって私たち思いますし、保護者もそういうふうに過ごして欲しいと思って学童に子どもを預けます。
そして子どもは、そこで健やかに育つ権利があります。
しかしそれは環境次第です。
適正規模じゃないと子どもの安全は育まれません。
例えばジャングルジムで5段登ったところから飛び降りて遊ぼうとしている子がいたら、私たちは注意しますよね。
「ジャングルジムの5段からジャンプしたら危ないよ」と声をかけます。
そこで指導員がその子の能力を把握できている場合はそういう安全についての話がしやすいですよね。
「今2年生のこの子は5段目はさすがに無理だ」と指導員がその子を理解していたら「まずは1段目、2段目からジャンプしてみよう」って話をその子にできます。
これはその子のことをしっかり見ることができる環境と、指導員がその子との関係を日頃から築き上げることができる規模だから、それが可能となります。
そこがポイントです。
5段目からジャンプしても全然平気な子も中にはいます。
そういったあらゆる状況を踏まえることが大切で。
1人ひとりの成長とか発達状態に応じて安全面を考慮しながら学童保育で遊びを充実させるのが、生活づくりであり、安全づくりである。
私はそう思うんです。
しかしこれが大規模学童だと、そうはいかないんです。
とにかく禁止事項を作っておかないと子どもの安全が守れなくなってしまう。
なのでジャングルジムは3段より上には登りません。全員禁止。
というように禁止事項を決める。
そういった管理保育をしないと子どもの安全が守れなくなってしまう。
これも大規模学童保育の弊害ですよね。
子ども一人ひとりと会話や対話を重ねながら、一緒に遊びや生活において安全を育む。
それができる規模だったらそういったルールばかり作らなくても大丈夫になりますよね。
禁止が多くなってしまうのは大規模学童の特徴です。
また指導員の「ケガをされたら困る」という意識も子どもにとってどうかの視点を失いがちになります。
なぜなら大人数で関係が希薄になった保護者からクレームが入り、指導員が保護者から文句を言われるのを恐れてしまうからです。
大規模学童は保護者との関係づくりにも悪影響をもたらします。
大人の都合で保育する。
そのような保育の質は底辺です。
話を戻します。
大規模化で安全を守るために禁止事項が多くなる。
それは子どものためになっていない。
ここを指導員はしっかりと抑えておくべきですよね。
また、子どもは本来、自分で自分の安全を守る力を身に着けるもの。
それは指導員と子どもの関係性を軸に、子どもが育む安全力のこと。
「これは危ないね」「これは楽しそうだね」「チャレンジしてみる?」という指導員との対話の中から子どもの安全力は、どんどん育まれていくものです。
しかし大規模学童ではそれができない。
子どもは小さなケガの体験から大きな事故を防ぐことを学ぶ。
指導員との対話から自分で自分の安全を守る力を養う。
これらは適正規模でのみ、保障されます。
寿司詰め状態の施設。
子どもの異変に気づけない人数。
管理に追われる保育からは安全は育まれない。
ほんとそのとおりですね。
大規模学童保育にメリットなし。デメリットだらけ。
解消のために「分割」あるのみ。
だからお金が必要じゃ!!
これが今回いおぴいまんがお伝えしたい内容でした。
これからも学童保育の情報をポップでライトにお伝えしていきたいとおもいます。
学童系ユーチューバーいおぴいまんでした。
じゃあねー。バイバイ。
これが基となったライブ配信でーす↓
最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございます。
じゃーねー