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学童保育の片付けってどうしてる? (YouTubeライブのまとめ)

いおぴいまんがX(エックス)で投稿した内容について、YouTubeで詳しく内容を深堀するコーナー。

ライブ配信

それの、まとめ
テキスト化

学童保育でおもちゃを取り上げ。
指導員が子どもに何度も片付けるように声を掛ける。

それでも出しっぱなし。
「没収です。もう使えません」となりがち。

しかしこれは効果なし。

こんなときはまずは片づけない理由を考える

単に忘れているのか…
遊びたい欲がつよいのか…

この辺りの理由を分析。
子どもに問いかけるのもよし。

「どうしたら片付けられる?」
さらに全体の場でも投げかける。

「片付けって何で必要?」
子どもから意見をもらう。

一緒に考える。

ものを大切に使う意識を確認しあう。
こんな働きかけを指導員は繰り返す。
丁寧に積み重ねる子どもと築き上げる。

ここまですると片付けがうまくいく。没収。叱る。必要なし。


という内容をツイートしました。

その後エックスでは「やっぱり子どもが片づけないと困りますよね…」

みたいな返信をいただいたり

「大体片付けてたら、そんなにガミガミ怒る必要もないんじゃないか…」

というコメントとかをいただきました。

結論というか先に意見を言うと

片付けができないからって没収する。取り上げる。

それで良くなった。
片づけできる子どもたちに大変身。

っていうことは、ありません。

ひとつ例をあげると

新しいボールを出しました。そのボールが運動場に落ちています。片づけしなかったからです。

そこで「これからはボールを使えません。」って取り上げたところで、次またボールを出したときに今度はちゃんと片づけできるようになるかというと、そうでもありません。

ずっと取り上げたまんま。
いつそのボールを出すかわかんない。
取り上げた指導員側もタイミングを失ってしまう。

延々とね。
学童の端っこの方に隠して、その存在すら忘れ去られてしまう…

そんな状態になったりするのは、逆効果どころか、目的を失ってしまっていますよね。

目的は「片づけしてほしい」でしたよね。

私の学童では指導員がモノを取り上げて「いい効果」っていうのは見られなかったということです。

例えば本を読むとしますよね。

それで子どもたちが読んだその本をちゃんと並べないでほったらかしにする。

本棚に読み終わった本を横向けに置く。

するとある先生はその本を取り上げて

「もうこの本を片づけないんだったらもう没収です」とか言って数を数える訳ですよ。

「10,9,8,7,6,…」とね。
すると没収されたら困るいう子が急いできます。

「ちゃんと片づけないとダメでしょ!」と指導員が偉そうに恐い顔でいう。

そんな感じで片付けを促すケースもあります。

ここで気を付けたいのは「その子はその本を読んでいないケース」もありますよね。

本当に本が大事に思ってる子は「本を読み終わったら片付ける」と思うんですよね。

もしくは没収されたら困るから「10,9,8のカウントダウン」がはじまったら、片づけにきますよね。

そういった感じで、片づけない子というのは「10,9,8…」って数を数えても、きっとどっかに行ってしまっていて「全然自分は関係ない」と思っている。

結局その子は片づけない。

片づける子は、もともと片づけられる子。

そこが問題となりますよね。

そうなってしまうと誰のために「片付けましょう」と指導員が声をかけているか分からなくなると思うので、そういったやり方とかは避けたいですよね。

「もうこれから本は読めません」
「何か罰を与えて片付けるように促す」
「もう新しいおもちゃは買えません」

こういうのは避けたいですよね。

これで結局子ども達の中で何が起こるかというと

「新しいものを買ってもらえないから片付ける」
「遊べなくなるから片付ける」

というような順番になりますよね。

本来はそうじゃありませんよね。

「なぜ片付けるか?」

その理由をきちんと伝えたいですよね。

本だったら「本が綺麗に整っている方が次また選びやすいね。読みやすいよね。だから整頓して片づけるといいよ」ということ。

レゴブロックが散らかったまんまだったら「足で踏んでしまったら困るし大事なパーツが見つからなくてなってしまうと次また遊ぶ時にみんなが困る」から片付けるわけですよね。

掃除とかと感覚が似てますよね。

掃除をするのは、何か罰で掃除させられるんじゃなくって「部屋をきれいにするために掃除をする。それが気持ちいいから。」というように、この部分が指導員が伝えたい本質部分のはずですよね。

みんなが気持ちよく快適にそこで過ごせるように「片付け」って必要なんですよね。

そこの部分をしっかり伝えておかないと「次遊べなくなるから…没収されるから…」と罰で子どもを動かす。

コントロールするのは違いますよね。本来は。理想は。

「片付けって何で必要?」って子どもに聞いたときに「先生におもちゃ取られるから…」みたいな回答されると悲しいですよね。

だから「部屋がきれいな状態が気持ちいいね。」と指導員と子どもが確認し合えるのがナイスだと思うんですよね。

またその他の方法として、「どうしたら片付けれるかどうかを子どもに聞いてみる」というのもおすすめです。

例えば「本が散らかっていました」このケース。

それを全体で。例えばおやつを食べる前や食べた後の時間に。または「終わりの会」とかでみんなに聞いてみます。

「ちょっとみんなに聞いてもらいたいことがある。今日ね、この大事な本が4冊も。横向きになっていたんだ。そのうちの1冊は、折り目と反対側にガバっと曲がってね。床に落ちていたんだ。それをみんなはどう思う?

というふうに聞いてみたいですよね。
そこで子ども達が本を

例えば「本棚に縦向きに直したほうがいい」とか「別に横向きでもいいんじゃねえか」とかいろんな意見を子どもたちから、しっかりと聞く。

ということが大事かなと思います。

そこで例え「片付けなんて俺関係ねえぜ」「本なんてビリビリでもいいぜ」って思ってる子がいても、全体の場、みんながいるタイミングで確認する。

そういった場を作っておくということが大事だと思うんですね。

そうすることで、本読んで「ポイ」ってほったらかした子に今度

「みんなこの前話した時に、こういうふうに片付けしてみようっていう方向になったの覚えてるよね。片づけをきちんとしたい子の意見が多かったよね」

みたいな形でまたその子に話しかけやすくなりますよね。

「床に本があると踏まれてしまって困るっていう話になったよね。」と具体的にその子に話ができますよね。

なので指導員が指導員のその感覚だけで、もしくはルールだけ押し付けて「片付けなさい」という言い方をするだけではなくって、しっかり子ども達の中で「どういう片付けのやり方がいいか」とかを確認し合う。

それが大事だと思います。
そこが学童保育の片づけのポイントですね。

「私もね、実は片付け本当は大の苦手なんですよ」

家の中ぐちゃぐちゃに散らかってますからね。
誰にも迷惑かからないならそれはそれ。かもしれませんが学童保育は違いますよね。

集団生活ですからね。

なので面倒くさい気持ちはわかるけど「片付けるって大切だね」っていうような話を子どもと話し合うのもありだと思います。

まあそれは片づけが苦手な私だからできるその子へのかかわりかもしれません。

あとひとつ。
片づけのポイントがあります。

これは実際に私の学童でやってみて効果抜群だったことです。

もうこれをされているところがほとんどかも知れません。
それは透明のケースにおもちゃを収納することです。

例えば、ドミノとかありますか?学童に。

チャラチャラチャラって倒して遊ぶドミノの箱を透明にしたら片づけやすくなったという話です。

以前はお菓子とかお土産でもらったカンカンや空き箱にドミノを入れて収納してたんですが、それがドミノが入れてある箱ってことがわかりにくかったんです。

「ドミノ」って大きく箱に書いていても、わかりにくかったんです。

トランプとかも「トランプ」って空き箱に書いていたんですが、それってわかりにくいですよね。

なんで片付けにくいかというと透明じゃないとやっぱり中身が見えないからなんですね。

低学年なんて特に「えっ、どれが箱?」って感じになります。

だから、片づけができなかった。やりにくかったことがあったんですが、その問題は透明ケースで一発解消です。

さらに効果ありなのが、「片づけた状態を写真にとって、見えるようにおく」です。

・ボードゲームのカードが14枚
・この丸い形の積み木2つ

とかが写真に写っていたら、わかりやすいですよね。

写真をラミネートしたやつを置いておくと便利ですよね。

「この通りに片付けましょう」っていうのが一目で分かる。

そういった工夫というのも指導員としてしっかりとしておくということが基本なんですが大事かなと思っています。

そしてここでも、子どもと確認してくださいね。

おやつの場面とかで「今日からはこういうふうに片付けようね。」

「こんな箱を用意しているので、ここに入れましょう」

ということを子ども達と確認しておくと片づけやすい環境が整ってくると思われます。

私の学童は、もう全部きちんと整理整頓されていて、指導員が子どもに声をかけたらすっと動いて完璧に片付けしてくれている学童なのかというと…全然ブッブーで違います。

もうパパパっと指導員が片付けてしまうこともあります。

指導員が意地になって運動場を追いかけまわして「片づけしなさーい」って叫ぶ日だってあります。

大切にしたいのは、子ども達と一緒に考えるっていうことで、片付ける環境についてや、片付け方を相談し合えるというのがとても大事かなと思っています。

またみなさんからのご意見もたくさん募集します。

こういうのうまくいったよ。

とかです。

指導員だけじゃなくって「子どもから子どもに伝えるといいよ」

とか。

「貸し出しチェック表をつくって遊具やおもちゃを管理するとうまくいったよ」

とか。そんな感じで

いい方法とかがあれば、YouTubeやXのコメント欄。

いおぴいまんのよろず相談とかでお知らせください。

じゃあねー。バイバーイ
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本編はコチラ↓

最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございます。

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