このストーリーは、学童保育指導員になった「いおぴいなつ」が学童保育のことを学び、成長していく姿を描いた愛と勇気と感動が詰まった物語です。
舞台はロールプレイング・ゲーム内の「たまねぎがくどうクラブ」です。
学童保育の基礎から応用までのすべてを、最高にわかりやすく、たのしく習得できる最強のバイブルです。
学童保育をゼロから学びたい…
わしと一緒に学ぶんで学童保育のすべてをマスターするぞい‼
なんだかたのしくなってきたわね♪
学童ほいく☆ますたーへの道の扉が今、開きました。
学童保育の仕事に携わるきっかけは、さまざまです。
このストーリーに興味をもったアナタも運命の人…
おう、待っていたぞい
今日から一緒に学童保育の仕事をがんばるぞい‼
えっ仕事?!
いきなり…
わしの名前はいおぴいまん。
おぬしと同じ「勇者」じゃぞ。(学童保育をマスターしたい指導員)
学童保育に携わり20年のベテラン指導員じゃ。
大丈夫じゃぞい、安心しなはれ。
これから指導員の仕事や学童保育について0~100まで伝えるからのう
あの…ぼく…学童保育に関して何もわからなくて…
うむうむ。心配はいらん。
「百聞は一見にしかず」
まずは動きやすい服装でたまねぎがくどうクラブに出勤するのじゃー!
少々強引…
なつかしいわ。思い出す。
私もはじめは何から手をつけたらいいかわからなかったわ。
指導員の準備
備えあれば憂いなし。
いおぴいなつは学童保育指導員として、はじめて学童保育に出勤します。
持ち物とか何がいるの?
学童保育指導員の準備物はそんなに多くはありません。
わしは、ほぼ毎日手ぶらじゃ…
それでは持ち物や身だしなみをチェックしましょう。
持ち物
- 動きやすい服装(運動靴)
- 水筒(のどが渇く)
- タオル(夏は必須)
- メモ(必要なことを記録)
わしはこれだけじゃ…
私は夏休みのアルバイトからだったから
・帽子
・日焼け対策
・着替え
とかも必要だったわ
お昼をまたぐときは、昼ご飯が必要です。
子どもは普段は学校で給食を食べてから学童保育に帰ってきます。
給食がない日は、お弁当などを保護者が用意して持ってくるところがほとんどです。
民営の学童保育では指導員が昼食をつくるところもあるぞい。
身だしなみ
指導員は子どもの鏡です。
子どもは指導員の姿をよくみています。
- だらしない服の着こなし
- 奇抜な髪型
- 過度に目立つアクセサリー
- 爪、ひげ(のび過ぎ)
に気をつけましょう。
※ネイル、ピアス、明るい髪色などについても運営先やそこの指導員と要確認。
※保護者やまわりの人から見られても「清らかな印象」が与えられるように意識。
なんかヒモがプラプラしている服とかは子どもに引っ張られておもちゃにされるから、控えておいた方がよいぞい!
うんうん
なるほどね
なんとなくイメージができてきた
あと、印象ってとても大事よ。
人は見た目じゃないって言うけど、内面は外見に出るものなの。
だらしない格好をしている人は、だらしない性格なの‼
私の元カレがそんな人で…(話が長くなるので省略)
持ち物や服装は雇われている運営先や、先輩指導員に必ず確認をします。
持ち物、準備物や決まりなどは学童保育によって様々です。
ここではイメージ程度の情報をお伝えしています。
いざ‼学童保育に初出勤
パラララパッラッラーン♪
あたらしい先生(指導員)の紹介するぞい!
自己紹介をどうぞ
いよいよ初出勤。子どもとの対面です。
お昼ごはんの前など、みんなが集まっている時間に紹介タイムがあります。
ぼっぼくの名前は「いおぴいなつ」といいます。
よろしくおねがいします。
いおぴいなつ、今日からたまねぎがくどうクラブ(タマクラ)の仲間入りだね。
みんな、これから色々とタマクラの生活のこととかをおしえてあげてね
指導員として大切な心得
学童保育は放課後、子どもが生活する場所です。
指導員はそんな子どもの生活をサポートするのが仕事となります。
しかし、指導員は子どもと一緒に生活づくりをする仲間とも言えます。
なぜなら指導員は「何かを教える」という立場より、子どもたちと一緒に快適な放課後ライフを築き上げるパートナーだからです。
・子どもと一緒に生活
・子どもと共に育つ
「いっしょに」がキーワードよ。
私も最初のころは色々と子どもたちに「してあげなきゃ」という思いが強すぎて、私の思いを一方的に子どもに押し付けてしまうことがあったの。
「もっと子どもの意見や話を聴かないとダメだわ。」っと子どもたちに気づかされて猛烈に反省したことがあるの。
そうじゃぞ
指導員は子どもから教えられることの方が多いのじゃ
「教育」というより「共育」じゃぞ
ぼっぼく、教えるのとか苦手なタイプだから、ちょうどよかったかも…子どもにおしえてもらえるの助かるなー
学童保育は生活の場
「いおぴいなつ」は新入りです。
子どもたちの方が先輩です。
学年が上の子ども(3年生以上くらい)のなかには、そのあたりに敏感な子どもがいます。
新人指導員に対して強く、時には冷たくあたり、新人指導員を困らせる行動をすることがあります。
試し行動であったり、力が上だと態度でしめしたかったり、何だかはずかしかったり…理由は複雑で色々じゃぞ
いきなりルールを変えようとしたり、強い言い方でグイグイいくと、うまくいかないケースもあるのよ。
過去の私のように。
うっうん。
気をつけるね。
新人は、わからないことがわからない
新人指導員は何から何までわからないことだらけです。
今まで子ども関係の仕事にかかわっていない人で指導員デビューをした人は特にそうです。
ちんぷんかんぷんです。
わからないことがあったら、何でも聞いてきてね。
指導員に聞いたり、子どもにきいたりしてやっていけばいいと思うの。
わからないことがわからない…
そういえば、わしも若かれし新人のころ、「その布巾は外に干しといてください」とか先輩指導員に言われても外のどこに干していいかわからず10分くらいモジモジしていた経験があるぞい。
新人に、当たり前は、存在しない。
これくらい思っていてちょうどよいのじゃ。
学童保育は全国各地、さまざまな方法で運営されています。
各家庭で生活のルールや約束事が違うように、学童保育も千差万別です。
新人指導員は、自分が勤める学童保育に慣れていくことからはじめていくことがポイントとなります。
そうね。
まずは慣れることが最優先ね。
うまくいくこと、いかないこと。
それはやってみないとわからない。
まずはやってみないと、はじまらないぞい。
だいじょーぶ大丈夫♪
学童保育の初出勤。
いかがでしたか?
誰でもはじめは緊張するもの。
しかしその「新鮮さ」や「初心」は指導員人生の宝物となり得ます。
そういえば、初出勤の日のことは20年経った今でも覚えておるぞい。
わしは黄色いジャージで登場して風船バレーをした記憶が鮮明によみがえるわい。
私は子どもに「はじめまして」と敬語で自己紹介をしたのを覚えているわ。あのとき、りんごちゃんと最初に一輪車であそぶ約束をしたの。
新人指導員さんのみなさん。
どうか、素敵な指導員ライフをエンジョイしてください。
学童保育の仕事は魅力がいっぱいですよ。
ようこそ学童保育の世界へ
私たちがついてるから安心して♪
ありがとう♪
ぼく指導員としてがんばるね
学童保育によって、そのところどころで雰囲気はさまざま。
指導員の考え、運営主体の方針もバラバラ。
「教育」や「指導」の意味を履き違えて、子どもを甘やかしてはいけない、きびしく注意しないと子どもになめられる…という考えのところも実際にある。
そして新人指導員は悩む。どれが正解かわからず、もがき苦しむ。
だからまわりの指導員が新人指導員にフォローを入れる。
新人指導員はわからないことを自分の強みとし、疑問点があればどんどん聞く。
おぬしらにそれができるか。
つづく
みなさんの初出勤は、どんな感じじゃったか覚えておるかのう?
よかったら、「よろず相談」や「SNS」から、わしに教えてくれんかのう?
がくどうほいくえすと 【登場人物の紹介】
↓なんでもワシに聞いてよいぞい
↓わからないことがわからない…
↓この立場がいちばん大変なのよー
…
【がくどうほいくえすと】は学童保育の基礎や指導員の仕事、学童保育におけるドラマをわかりやすくお伝えするブログじゃぞい。
できるだけたのしく、読めば読むほど為になる。そして元気になれる。
そんな学童保育物語をおぬし等と一緒につくっていくのがワシの使命じゃと勝手に考えておる。
この出会いは運命じゃぞい‼
ユーチューブもよろしくじゃぞい