子どもが言うことを聞いてくれない…
伝えたいことが伝わらない…
あああああ
それ
わかるウウウウウ
今回は子どもへの伝え方の極意についてイオピーマンなりに簡単にわかりやすくお伝えしていきます。
この記事を読むことで、指導員が子どもに何か大切なことを伝えるときに、子どもにうまく伝えられるようになります。
そうなることで、指導員の言葉が子どもたちの心に響き、指導員と子どもとの学童保育の生活づくりがうまくいくことにつながります。
そして子どもの生活は安定に包まれ、よろこびいっぱいの学童保育が誕生するヒントが得られます。
今回のポイントは
たったのひとつ‼
です‼
今回も超有益な内容となっていますので、どうぞ最後までお付き合いください。
なぜ、伝わらない?
指導員が伝えたいことが子どもに伝わらない理由は、ただひとつです。
それは、子どもの心に響いていないからです。
言ったでしょ‼
聞いていない…
うるさい…
ウザい…
この場合、指導員が発する言葉が子どもに聞こえていても…その内容をその子が理解していたとしても…その子には伝わっていません。
子どもに伝わっていないときは実は、この状態がほとんどである…と言えます。
- 机の上をピョンピョン飛び回る→注意しても聞かない…
- ケンカなどのトラブルがあったときにお互いが非を認めない→話をしても納得しない…
子どもはこれらの行動が「いけないことであること」は、理解できています。
俗にいう
「悪いこと…」
内容は理解しているのに
子どもが反抗する…
子どもが言うことを聞かない…
この理由は、心に響いていないからです。
あるある…
わかるわかる…
で
どうしたら心に響くの?
心のフタを外す
心に響かない原因は、心にフタがあるからです。
このフタが邪魔をします。
子どもは指導員から
何か注意される…
怒られる…
と感じると心にフタをしてしまいます。
だから、指導員の言葉や伝えたい内容が心に響かない状態となります。
伝えたいことが心に届いていない状態…
このフタにも個人差はあります。
ガチガチ…
ゆるゆる…
そこで、「心のフタを緩める…外す…」ことが必要となってきます。
で
どうやって外すの?
子どもの声を聴く
子どもの思いや子どもの話を丁寧に指導員が聴くことで、その子の心のフタが緩みます。
なぜなら
この先生はわかってくれる♬
頭ごなしに怒らない♪
と子どもが感じることで安心できるからです。
怒られる…
また何か言われる…
どうせわかってくれない…
と感じると、その人に心を開くことはありません。
フタが閉まる…
それは大人も同じはずです。
どんなに相手が正しい意見を伝えてこようと、聞きたくない人の話は耳にも心にも入りません。
フタが閉まる…
子どもの声を聴く…に話を戻します。
指導員がその子の話を真摯に聴くことでその頑丈に閉められたフタもゆるみはじめます。
さらに心を寄せて共感することで、そのフタは外れてきます。
そこがポイントとなります。
子どもの思いや言葉、話に指導員の耳と心を傾けることでその子の心のフタが外れ、指導員が伝えたい話や内容がその子に伝わるようになります。
話を聴いた分だけ、話を聴いてもらえる…
心のフタを外す方法は、子どもの声(思いや理由)を丁寧に聴くことです。
で
どうやって聴くの?
子どもの声を聴く方法(実践)
指導員は「問いかける」ことで子どもの声(思いや理由)を聴くことができます。
何があったの?
どうしたの?
と指導員が子どもに問いかけることで子どもは、その思いや理由を聴かせてくれます。
例えばこんな感じです。
- 机の上をピョンピョン飛び回る→注意しても聞かない…
- ケンカなどのトラブルがあったときにお互いが非を認めない→話をしても納得しない…
1.机の上をピョンピョン飛び回る
まずは理由を聴いてみます。
どうしてピョンピョン飛び回るの?
うるせえー
たのしいからに決まってるだろ
子どもが理由や思いを発言します。
ここでさらに問いかけてみます。
どんなところがたのしいの?
うるせえー
ピョンピョンしたら
たのしいに決まってるだろ‼
ここで共感して聴きます。
そうだよねー
ピョンピョンするとたのしい
気持ちになるよね
よくわかるよ♪
えっ⁉頭ごなしに怒らないの♪
わかってもらえてる⁉
何でピョンピョンしたくなってたの?
やっぱり何か理由とかあるんじゃない?
まあ理由ってほどじゃないよ…というか単純に言うと「ヒマ」だったんだよなー
誰も俺と遊んでくれないしさー…
あああ、そうだったんだね
いつも仲良しの友達は今日は休みだし、他の子も宿題してるからキュウリ君はヒマだったんだね
ヒマだとそうしたくなる気持ち、わかるよー♪
えーっ‼
俺の気持ち
わかってくれるの?
わかるよー♪
「でも机の上はピョンピョンするところじゃないし、他の子の迷惑にもなるから止めておこうか?」
今から一緒に宿題する?
それであとでドッチボールしてあそぼうか?
うん
そうする…
俺ちゃんとする♪
2.ケンカなどのトラブルがあったときに非を認めない
つかみ合いのケンカをしている2年生男子の二人を指導員が止めに入ります。
キュウリ君とナスビ君のケンカです。
その後もお互いに文句を言い合う状態が続いていたので指導員が話をします。
ここでも理由を聴くところからはじめます。
何でナスビ君とつかみ合いになったの?
こいつがいきなり殴りかかってきたんだよ
だから、やり返しただけだ‼
俺は悪くない‼
そっかー
それは嫌だったね…
でも何でいきなりナスビ君は殴りかかってきたのかな?
指導員はナスビ君からも同じように理由を聴きます。
そして話を整理します。
するとナスビ君がおやつを取るときに、急にキュウリ君が割り込んできたから、それに腹を立てたナスビ君がキュウリ君を殴りにかかる展開があったことがわかりました。
・ナスビ君の(主張)→キュウリ君に割り込まれる
・キュウリ君の(主張)→ナスビ君にいきなり殴られる
そしてここでさらにキュウリ君に問いかけます。
キュウリ君は無理やり割り込んだの?
そんなことはない…
俺は割り込んだ記憶なし‼
そっかーそうだよね…
割り込んだつもりはないんだねー
だから、ナスビ君がいきなり殴ってきたと思ったんだね…
わかるよーその気持ち♪
キュウリ君を否定せず、キュウリ君の理由を聴いて、キュウリ君の気持ちの部分を理解します。
えっ⁉頭ごなしに怒らないの♪
わかってもらえてる⁉
キュウリ君は割り込んだつもりがないんだよね
そしたらいきなりナスビ君が殴りにかかってきたんだよね…
それは驚いたね…
キュウリ君がやり返したくなる気持ちはわかるよー♬
ところで
キュウリ君は本当に先に何にもしていないんだよね?
まあ…割り込んではないけど…
おやつを取るときにナスビ君がいて邪魔だったから軽く押したことは、あったかもなー
そっかー
そういうことがあったんだね…
正直に教えてくれてありがとう
その最初にキュウリくんがナスビ君を押してしまった部分について、2人で話をするのがいいと思うけど、どう思う?
そうだな…
話くらいならしてもいいぜ
押してしまったことは俺もよくなかったところだしな…
すごいね‼️
自分でそこに気づけるなんて♫
今度もし、そういう場合があったら、自分の口(言葉)で言ったらどうかな?「おやつを取るのに邪魔になってるよ」と言えばナスビ君もわかってくれるかもね
うん、そうする‼
これからは
ちゃんと言葉で伝えてみるよ
こんなにうまくいくものなの?
と思われる方もいるかも知れませんが、だいたいこれでうまくいきます。
「伝えたいことが伝わる極意」をぜひお試しください。
ポイントは
「子どもの話をよく聴いて心のフタを外すこと」でした
まとめ
子どもに伝えたいことを伝える極意はシンプルです。
なぜなら、子どもの声を聴くだけだからです。
ちょー簡単♬
ポイントを整理してみます。
何をどう子どもに言葉をかけても、それが子どもにとって聞きたくない内容であると、子どもは全く聞く耳を持ちません。
それは、子どもの心に頑丈なフタができてしまっている状態です。
子どもに何か伝えたいことがある場合は、そのフタをゆるめ、外す作業が必要となります。
その方法は、声を聴く(問いかける)ことです。
えっ⁉頭ごなしに怒らないの♪
わかってもらえてる⁉
子どもは指導員に話を聴いてもらえた分だけ、指導員の話を聴いてくれるようになります。
子どもの気持ちを理解し、子どもの思いや理由を丁寧に聞き取ることがポイントです。
何があったの?
どうしたの?
と指導員が子どもに問いかけることで子どもは、その思いや理由を聴かせてくれるようになります。
えーっ‼
俺の気持ち
わかってくれるの?
指導員が子どもの話を聴いて、その気持ちを共感することでその子の心のフタが外れます。
フタが外れると、心に言葉が入り、その内容が心に響きます。
フタが外れると伝わる…
これが「伝えたいことが伝わる」ということです。
ポイントはシンプル‼
「子どもの話をよく聴いて心のフタを外すこと」
一度、お試しください。
そして感想をお聞かせください‼
- 子どもを甘やかす…
- わがままを許す…
- 指導員が子どものいいなりになる…
- 下に見られる…
- なめられる…
こんなこと、思わなくても大丈夫ですよー☆
最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございます。
じゃーねー
感想とかもお待ちしてまーす