あそぶことが仕事?
あそぶだけで仕事?
子どもは勝手にあそぶもの。
指導員が子どものあそびに入るメリットはどこに…
このストーリーは、学童保育指導員になった「いおぴいなつ」が学童保育のことを学び、成長していく姿を描いた愛と勇気と感動が詰まった物語です。
舞台はロールプレイング・ゲーム内の「たまねぎがくどうクラブ」です。
学童保育の基礎から応用までのすべてを、最高にわかりやすく、たのしく習得できる最強のバイブルです。
学童保育をゼロから学びたい…
わしと一緒に学ぶんで学童保育のすべてをマスターするぞい‼
なんだかたのしくなってきたわね♪
学童ほいく☆ますたーへの道の扉が今、開きました。
学童保育の仕事に携わるきっかけは、さまざまです。
このストーリーに興味をもったアナタも運命の人…
そっそれでは、
いっ今から、
こっ子どもたちと
あっ遊ばせていただきます候う…
かたーい‼
カチコチすぎるぞい‼
子どもに指導員の緊張が伝わってしまうわよ♪
学童保育指導員の仕事とあそび
子どもにとって遊びは不可欠です。
そして、学童保育指導員の仕事は遊ぶことです。
それは遊びを子どもに「提供する」ことから、「自ら遊び込む」ことまで、幅広い意味を持っています。
ただ遊べばいい…
そんな甘いものではないわよ
学童保育の生活は「あそび」を軸にして組立られるものです。
それは、放課後児童クラブ運営指針に明記されています。
(1)適切な遊び及び生活を与え、子どもの状況や発達段階を踏まえながら…
第一章2.放課後児童健全育成事業の役割
(1)子どもの発達段階に応じた主体的な遊びや生活が可能となるように…
第一章3.放課後児童クラブにおける育成支援の基本
ほらっ…やっぱり難しい話になってきた。
どうやって遊んだらいいかわからない。
発達段階に応じて。とか言われても…
そもそも
子どもは勝手に遊んだりするもんじゃないの?安全に遊べるように見ている方が大事じゃないの?
おーーっ‼
ナイスじゃぞい‼
その学童保育の普遍のテーマについて一緒に考えるぞい!
指導員として仕事をする上で「あそび」について知識を深めておくことは、とても重要です。
学童保育指導員の仕事とあそびについて、一緒に学んでいきましょう。
指導員が子どもとあそぶ価値(メリット)
子どもは勝手に遊んだりするもんじゃないの?安全に遊べるように見ている方が大事じゃないの?
子どもは勝手に遊びます。
「あそぶな」と指導員が注意しても遊びだすのが、子どもの性質とも言えます。
- 棒を拾って削る…
- 溝があったらのぞく…
- 消しゴムのカスを丸める…
そうそう。
勝手に遊んでおるのう…
その中で、あえて指導員が子どもとあそぶ価値(メリットや必要性)とは何かを考えてみます。
それは2つあります。
①子どもの充実(適切なあそびを提供)
②子どもと指導員の関係づくり(子ども理解)
さくっと説明するぞい
①子どもの充実(適切なあそびを提供)
指導員は子どもに適切なあそびを提供します。
例えば
一緒に鬼ごっこしましょう
なわとびの縄を回してあげるわ
と声をかけます。
そして指導員が一緒に遊ぶとそこで「楽しい時間」を子どもと共有することができます。
充実じゃ
子どもは勝手に遊んでいるように見えても、実はヒマしてる場合もあります。
遊びたいけど、遊び方がわからない子どももいます。
あああヒマだ…
「自分で遊びを見つけて、あそんだらいい」と指導員として感じることもあります。
しかし、それができなくて
あああヒマだ…
となっていることも多いのが現状です。
たしかにそうね。
だからこそ、指導員のかかわり方がカギを握るわけね。
指導員に声をかけてもらうことで安心できる子どもはたくさんいます。
おーい。こっちに来て一緒に「お化けキャッチ」して遊ばんか?
一緒に「まんから」でもする?
勝負よ♡
わーい♪
うれしーい
子どもは指導員に声をかけてもらうことで安心します。
キーワードは「一緒に」です。
指導員が子どもと遊ぶときに
「遊びなさい‼」
と一方的に伝えるのではなく
いっ一緒に遊ぼう…
と子どもに声をかけることがポイントとなります。
子どもが学童保育で指導員と遊ぶことで、その子の気持ちは安定します。
わーい。
あそぶと心が満足♫
子どもの心は落ち着きます。
満たされます。
いっ一緒に遊ぼう…
「指導員から子どもを遊びに誘う」まずはそこからスタートします。
②指導員の関係づくり(子ども理解)
子どもと遊ぶことで、その子のことがよく分かるようになります。
指導員が子どもとあそぶことは、お互いの信頼関係の構築にもつながります。
一緒に遊べば絆が深まるぞい
子どもを「じーっ」と見つめているだけではわからないその子の性格や姿が、一緒に遊ぶことでよく見えてくることがあります。
一緒に遊ぶことで、その子をよく知ることができるんだね…
そうよ。
その子のことをよく理解することは指導員の「仕事」よ。
例えば、指導員が子どもと一緒にトランプをします。
- 戦略家で計算高い。
- 自分の思うルールに変更したがる。
- 友だちに気を使うやさしいところ。
- ルールを忠実に守る真面目さ。
- 負けず嫌い大魔王。
このような性格やその子の特徴は一緒にトランプで「ババ抜き」したり「大富豪」したりすることで理解できます。
一緒に遊んでこそ
理解できることが多いんだね。
そうじゃぞい。
好きな子(恋人)ができてもLINEや電話だけでは、その人のすべては理解できんじゃろ⁈
一緒に遊びに行く。
デートする。
じゃぞい♪
- 子どものことをよく理解する。
- 子どもと信頼関係を構築する。
そのために指導員は子どもと一緒に遊びます。
うんうん。
これが遊ぶメリットだね
一に遊び
二に遊び
三、四がなくて
五はもっと遊ぶのじゃ‼
「おさらい」と「課題」
学童保育指導員の仕事は子どもと遊ぶことです。
なぜ、指導員が子どもと遊ぶ必要があるのか?
その必要性、メリットは2つあります。
- 子どもの充実(適切なあそびを提供)
- 指導員の関係づくり(子ども理解)
指導員が子どもと一緒に遊ぶことで、学童保育は安定に包まれます。
一に遊び
二に遊び
三、四がなくて
五はもっと遊ぶのじゃ‼
あそぶだけでOKなんだねー
指導員の仕事てラクチンらくちん♫
子どもは勝手に遊ぶもの。
しかし
指導員が子どものあそびに入るメリットはある。
指導員が子どもと遊ぶことで生まれる絆。
あそび。
それは他のナニものにも代えがたい不可欠な活動。
それは指導員の仕事のひとつ。
では、その専門性とは?
ただ子どもと遊ぶだけなら、誰でもできる。
正月に集まった親戚のおじさんでも子どもとあそぶ。
それとの違いは何か?
そこを抑えなくては、学童保育を「ますたー」する日は永遠に来ない。
ほらっ…やっぱり難しい話になってきた。
どうやって遊んだらいいかわからない。
あそびの専門性とか言われても…
指導員のあそびの専門性…
そこは意識したいけど私もそこんところは、まだ確信が持てない…
よーし
んじゃあ
そこらを次は一緒に学ぶぞい♫
がくどうほいくえすと 【登場人物の紹介】
↓なんでもワシに聞いてよいぞい
↓わからないことがわからない…
↓この立場がいちばん大変なのよー
…
【がくどうほいくえすと】は学童保育の基礎や指導員の仕事、学童保育におけるドラマをわかりやすくお伝えするブログじゃぞい。
できるだけたのしく、読めば読むほど為になる。そして元気になれる。
そんな学童保育物語をおぬし等と一緒につくっていくのがワシの使命じゃと勝手に考えておる。
この出会いは運命じゃぞい‼
最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございます。
じゃーねー