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【学童保育】ケンカの仲裁について(指導員のかかわり方の実践例)

キュウリ君とナスビ君がコマ回しであそんでいる時にケンカをしました。

キュウリ君がナスビ君に殴りかかっているところを指導員が気づきケンカを止めます。

ここでまず、指導員は理由を聞いて情報を整理します。

二人を落ち着かせます。

指導員も落ち着きます。

キュウリ君と部屋の隅に移動し、キュウリ君が話しやすい環境を整えることに配慮します。

そしてケンカの理由を聞きます。

キュウリ君

俺が回していたコマをナスビが止めてきた。
だから、ナスビのコマを止め返したんだ。
そしたらアイツが殴ってきたから、俺がやり返したのさ。
先にコマを止めてきたのはナスビだ。
殴ってきたのもナスビだ。
俺は正当防衛で悪くない。

指導員はキュウリ君の説明にを傾けます。

ひと通り、話をきます。

そして共感します。

聴く

そうかーなるほどーキュウリ君からしたら
コマを止められたら、嫌だと思うよねー
そしてナスビ君に殴りかかられたのなら、それも腹が立ったんだよね
わかるよ、キュウリ君のその気持ち

そのあと、ナスビ君からも話を聞きます。

ねえねえ、ナスビ君
キュウリ君がこう言っているけどどうなの?

するとナスビ君側の意見(理由)も聞くことができました。

まとめると

キュウリ君がはじめにナスビ君に対し「コマ回し弱いなー」と言う。

ナスビ君はそのキュウリ君の発言に腹を立ててキュウリ君のコマを止める。

キュウリ君からしたら「いきなりナスビ君がコマを止めてきた」と思い、ナスビ君にやり返す。

ナスビ君からしたら、「弱いなー」とキュウリ君に言われてさらにコマを止められたから、我慢できずキュウリ君に殴りかかる。

キュウリ君がさらにやり返す。

指導員がそれに気づきケンカを止める。

このような事実が把握できました。

共感

そうかーなるほどー
ナスビ君からしたらキュウリ君に「弱いなー」と言われて、そのあとコマを止められて悔しかったんだね。
だから殴りかかってしまったんだね。
ナスビ君が怒る気持ちもわかるよ。
色々教えてくれてありがとう。

お互いの話に指導員は共感します。

キュウリ君とナスビ君がそれぞれ怒ってしまった理由を指導員は理解します。

そうなってしまったきっかけも整理します。

そして二人と事実に間違いかないかを指導員が間に入り確認します。

キュウリ君の「弱いなー」という発言はついて深堀します。

  • キュウリ君がつい言ってしまったことなのか
  • それとも何か理由があったからなのか

について丁寧に指導員がキュウリ君に話を聞きます。

理由はありました。

本音

そもそもナスビがコマを回して勝って喜ぶ姿が自慢してくるみたいで嫌だったんだよなー

ひとつづつ確認して子どもの思いを言葉にして整理します。

長くなる…

このあたりからは省略…

事実が整理できて、子どもの気持ちに共感できたら次のステップです。

子どもに「どう解決したいか」を聞いていきます。

直球

「どうしたい?」

キュウリ君は「どっちでも何でもいい」と言いました。

ナスビ君は「謝ってもらいたい」という意見を出しました。

キュウリ君の

本音

そもそもナスビがコマを回して勝って喜ぶ姿が自慢してくるみたいで嫌だったんだよなー

という思いもナスビ君と確認します。

ナスビ君はただうれしくて喜んでいただけでした。

キュウリ君に嫌な思いをさせようとして自慢するように言ったつもりはナスビ君にありませんでした。

そのあたりを指導員が仲に入り、確かめ合います。

そして

お互いに嫌になる発言やきっかけがあったことに反省し、コマを止めたり、殴りかかった事に対して二人は謝りました。

長かった…

一件落着

これは一例です。

このあと、さらに納得がいかない事案が発生したり、他の友達が絡んで内容がややこしくなるケースも多々あります。

最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございます。

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じゃーねー

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