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【学童保育】指導員が仕事のチームワークを育むためのポイント6選

指導員
指導員

どうすれば、チームワークはよくなるの?

連携がうまくできるポイントが知りたいなー

チームワークって大事…

うまく連携したいですね…

今日は学童保育の仕事のチームワークを育むポイントについてイオピーマンなりに簡単にわかりやすくお伝えします。

この記事を読むことで、チームワークと連携がうまくいくポイントが理解できるようになります。

そうなることで、指導員同士の関係はよくなり、スムーズな連携ができるようになります。

それは、あなたが務める学童保育所に通う子どもたちが安心して安定的な生活を送ることにつながっています。

そしてさらに、指導員同士のチームワークがよくなることで毎日の仕事にやりがいが生まれ、出勤するのが楽しみで仕方がない状態になってしまうかもしれません。

どうぞ最後までお付き合いください。

もくじ

チームワークと連携のポイント6選

学童保育指導員にとってチームワークづくりと連携はとても大切です。

なぜなら、それは指導員の仕事だからです。

指導員同士の間関係こそ、この仕事のすべてと言っても過言ではありません。

学童保育指導員の仕事のチームワークと連携が大切な理由とは?

今回は、うまくいくためのポイントを6つに絞りました。

お試しできるものから、お取り入れください。

①目標や理念の共有

チームは目標があってこそ力を発揮することができます。

目標がバラバラであれば、力を合わせようにもうまくいきません。

なぜなら、1人ひとりの意識が違えば、行動も違ってしまうからです。

私たちはチームで仕事をしています。

チーム内での意識の統一が大切となります。

話を高校野球で例えてみます。

甲子園を目指すチームと地方大会で1勝を目指すチームでは、練習内容や取り組み方に違いが生じます。

試合に勝つため、上手くなるために練習する基本などは、どちらも同じはずです。

同じ野球…

しかし、甲子園を目指すチームには、その目標に応じたチームの取り組み方と連携のやり方があるはずです。

1勝を目指すチームもそのチームに応じた取り組み方があるはずです。

どちらが優れているか…という話ではありません。

同じ高校野球でも、チームの目標が違えば、日頃からの取り組み方や考え方、その内容に違いが生じるということです。

連携方法は

それぞれ…

学童保育指導員のチームワークと連携に話を戻します。

同じ学童保育所でも、目標が違えば、取り組み方に違いが生じてきます。

それぞれの学童に合った、それぞれが大切にしたい目標に合わせた連携を行います。

まずは、共通の目標をたてることから始めます。

  • 子どもたちにどのように育ってもらいたいのか・・・
  • この学童保育所にきている子どもたちの何を大切にするのか・・・

このような目標や保育理念を指導員同士で確認し合うことが大切となります。

やさしく、

たくましく、

思いやりのある子どもたち・・・

のようなスローガンがある学童なら、その意味を指導員同士で確認することが必要です。

それがチームワークを育むポイントとなります。

保育指針があるところも同じです。

その方針をチームで共有することが重要となります。

チームの目標づくり

目標を明確化し、指導員同士がその目標を共有することが求められます。

なぜなら、それがチームワーク向上のカギを握ることになるからです。

目標を明確化するために、目標を定めるコツがあります。

それは、先に共有からはじめることです。

共有から?!

大切なことは、この学童保育所に込められている思いや願いを指導員同士で共有することです。

そこから、目標や理念を見つけることもできます。

子どもたちがのびのび過ごせる学童がいいわ♪

自分で考えて行動できる子どもが素敵ね♪

という思いなどを話し合います。

そして、それを理解し合います。

いいね

それ大事よね

目標にしましょう

思いや願いを共有すれば、それが目標となります。

大切なことは共通理解することです。

1人ひとりの思いを理解した上で、学童として目標となる軸を1本つくります。

半年ごと、1年ごとに目標が変わってもおもしろいと思います。

この軸がしっかりと備わることでチームワークは育まれます。

いい学童をつくろう♬

学童の軸をもつことがチームワークと連携の基本となります。

学童保育指導員が自分の保育軸を一本持つことの必要性とは?

②役割分担の明確化

役割分担を明確化して仕事を分け合うことで、チームの連携がうまくいくようになります。

なぜなら、役割分担ができると自分のやるべきことやポジションが明らかになるからです。

役割とは、例えば保育中でいうと

  • 出欠をとる役
  • 宿題のフォローをする役
  • おやつの準備をする役
  • 全体に声をかける役

などの割り振りです。

これらをできるだけ細かく割り振っておきます。

「役割の担当を決める」ということです。

私がタマネギちゃんの宿題を今日は見るわ

おやつの声かけは僕がするよ

このように、準備時間中など、その日の流れを打ち合わせする際に、役割を決めてしまいます。

そうすることで臨機応変や暗黙の了解が少なくなります。

それらが少なくなることで、スムーズに自分の仕事の役割をこなすことができるようになります。

えーっ⁉

保育の仕事は臨機応変が鉄則じゃないの?

臨機応変を少なく

臨機応変に対応することは指導員として、とても大切です。

なぜなら保育は予想外の連続だからです。

臨機応変に対応することは、指導員として欠かせない資質の一つとも言えます。

しかし、臨機応変という言葉に惑わされて

今はどう動くべき?

他の先生たちは何を思っているの?

と考えすぎると、うまく連携できません。

それを感じ取っているが無駄な時間となります。

そして、それが積み重なると気疲れをしてしまいます。

臨機応変に動けないことが悪いかのように感じてしまいます。

あたふた

おろおろ

保育にはとっさの判断と対応が必要とされますが、それは役割分担というベースがあって成り立ちます。

役割が分担されている中でこそ、臨機応変が生かされます。

言い換えれば

役割分担と連携がうまくいけば、臨機応変は必要ありません。

臨機応変をなくすために

役割分担…

臨機応変に動けないことが悪ではなく、役割分担が明確化されていないことが問題となります。

臨機応変という言葉に甘えずに仕事を明確化することが大切です。

それは、仕事内容を整理し、担当を割り振ることです。

そうすることで、臨機応変とか暗黙の了解という都合のいい言葉に惑わされないで済みます。

ポイントは、仕事を整理して分担することです。

③感謝を伝え合う

チームで仕事をする以上、感謝の心を持つことは基本となります。

そして感謝の心だけではなく、言葉で伝えることが大切です。

なぜなら、言葉で伝えないと伝わらないケースが多いからです。

チームワークや連携は、人間関係がすべてであると言っても過言ではありません。

仕事中、指導員同士が感謝を伝え合うことで気持ちよく仕事ができるようになります。

些細なことでも、感謝を伝えます。

  • 窓を開閉した時
  • おやつを運搬した時
  • 報告、連絡した時

事務時間、準備時間、保育時間、それ以外の時間でも、いつでも感謝します。

ありがとうございます♫

特に、報告・連絡・相談されたときに、感謝をと伝えることは効果的です。

報告ありがとう♪

連絡ありがとう♫

と伝えることでチームワークづくりの向上に繋がります。

なぜなら報告・連絡・相談ほう・れん・そうした側からすると

言ってみて、よかったんだ♪

と確認ができるからです。

それは、その指導員の安心に繋がります。

そして、それにより自信が持てるようになります。

このように感謝で反応してもらうことで、

次も

ほう・れん・そう・

しよう♡

という気持ちになります。

ありがとうの効果は絶大です。

あたり前と思われるケースでも、感謝を伝える習慣が大切となります。

ちいさな「ありがとう」を積み重ねることが、チームワークを育みます。

先輩、後輩、同期など年数は関係ありません。

正規もパートもアルバイトなどの雇用も関係ありません。

日常から言葉に発することが大事です。

思っているだけでは、効果は半減どころか一つも発揮されません。

感謝を言葉で届けることがポイントとなります。

みんなが気持ちよく仕事ができる魔法の言葉が「ありがとう」です。

④打ち合わせと作戦会議

チームワークを育むためには、打ち合わせやミーティングなどの話し合いが欠かせません。

なぜなら、この機会に指導員同士の思いや考えなどが交流されるからです。

保育中(子どもがいる時間)に指導員が話し合ったり確認する場面もあります。

しかし、打ち合わせの時間の方がじっくりと指導員同士の意見を共有し合うことができます。

だからこそ、定期的に話し合う機会が必要となります。

定期的に作戦会議を開くことがチームの連携強化に繋がります。

  • 毎日決まった時間に保育交流をする。
  • 週に1度ミーティングの時間をとる。
  • 月に一度全体の話し合いを行う。

など、敢えて話し合う機会をつくります。

その機会を意識的に取り入れることが大切となります。

ポイントは、意識的に話し合う場を設定することです。

話し合う内容があるから集まる…ではなくて、集まる機会があるからそこで話し合う…でも大丈夫です。

大切なことは集まって話し合う機会があるということです。

準備して会議に臨む

話し合いの日時を決めておくことで、そこへ向けてそれぞれの指導員が準備を行うことができます。

準備して会議に臨むことができます。

今度のミーティングで話してみよう。

でも、それまでにもう少し、自分の考えを整理しておこう

キュウリ君の最近の行動が気になるなあ…

今度のミーティングまでに他の先生の対応をよく観察しておこう

ということです。

このように、会議や打ち合わせに向けた準備をすることで、実のある話し合いができるようになります。

充実…

実る…

これが、チームワークを育むことに繋がります。

また話し合いは他の指導員の意見や考えを知る機会にもなります。

この先生の思いを知れてよかったわ♫

お互いの思いを知ることで、さらに連携がやりやすくなります。

その指導員の考え方や性格を理解することで、効率よく動けたり、気を回すことができるようになります。

前のミーティングでタマネギ先生の考えがわかったわ

きっとこのケースも同じね…

私がやるべきことが見えてきたわ

学童保育の仕事はチームで行います。

チームメイト一人ひとりの思いを知ることは重要です。

そのために、話し合いをする機会を敢えて定期的につくることが必要となります。

チームが成長するためには、このような作戦会議が欠かせません。

One for all,All for one

⑤ポジショニングと連携

全体が見渡せる位置にポジションをとることで、連携スムーズに行うことができます。

なぜなら、子どもたちや他の指導員の様子を見ることができるからです。

立ち位置は、部屋の四隅よすみや壁側です。

そして壁に自分の背を向けます。

壁に背中…

目は子ども…

壁に背を向けることで、内側全体が見渡せるようになるからです。

保育の基本として、子どもに背中を向けないポジショニングというのがあります。

子どもに背を向けない方法は、壁に自分の背を向けることです。

運動場などでも同じです。

そうすることで、全体が見渡せるようになります。

そして、他の指導員がどこで何をしているかを把握することができます。

それが、指導員の連携に繋がります。

保育室や運動場などでの指導員の望ましい立ち位置は壁側です。

内側を広くよく見渡せる状態をとることです。

※黒のが指導員△棒人間が子どもたち◇視界を色でイメージ

指導員の様子がわかれば、次の2点に注目します。

①ポジション的に、他の指導員たちと距離が近くなりすぎていないか?

②困っている指導員はいないか?

もちろん、普段は指導員だけを見ているわけではありません。

保育中に1番よく見なくてはいけないのは、当然子どもたちです。

しかし、指導員の動きに注目してみることも大切となります。

指導員の的確なポジショニングで子どもの安全が守られるからです。

①②の2点を把握することで、子どもに何かあったときや、他の指導員たちが困っていることがあれば、すぐにヘルプにいくことができます。

これぞ、連携…

立ち位置を少し意識することで、連携がしやすくなります。

ポイントは全体を見渡せるポジショニングをとることです。

⑥子どもが真ん中

指導員は一人ひとり、みんな違います。

しかし、意見や考え方が異なる指導員同士でも連携することが求められます。

なぜなら、それが仕事だからです。

子どもたちが楽しく学童保育所に通える豊かな生活を保障することは、私たちの仕事です。

そこでポイントがあります。

それは、子どもを真ん中において考えることです。

指導員が置かれている立場や状況はみんな違います。

  • 年齢、性別、性格…
  • ベテラン、中堅的、新人…
  • 支援員、補助員…
  • 正規雇用、パート、アルバイト…
  • 学童の規模、子どもや職員の人数…
  • 公設、民設、公営、民営、委託…

環境もみんな違います。

そんな中で私たちは、仕事をしています。

合う、合わない…も当然あります。

意見の食い違いや価値観の違いも生じる場合もあります。

人間だもの・・・

そこで子どもが真ん中にいるかを軸に考えます。

  • 子どもたちにとって「一番いいこと」は何か?
  • 子どもたちにとって「今」何が大切か?

ということです。

私たちは、人間同士なので、チームワークや連携が大切とわかっていても、うまくいかないこともあります。

その意見や考えは

この子にとってどうか・・・

という思いが真ん中に含まれていることが重要です。

その議論や思いの中に

この子にとってどうか・・・

が問われていることを軸にします。

子どもを真ん中においた中での語り合いができてこそ、それは連携となります。

子どもたちのことを第一に考えていない状態は、ただの大人同士のいがみ合いです。

意見や価値観の違いが人間関係に悪い影響を及ぼします。

だからこそ、建設的な意見交換や敬意ある振る舞いなども大切となってきます。

子どもが真ん

意見や価値観の違いをなくす必要はありません。

無理に相手に考えを合わす必要もありません。

大切なことは、子どものことを第一に考えているかどうかです。

その子にとって

「一番いいこと」

につながっているか

という視点です。

これは「子どもの権利を守る」ことと繋がります。

学童保育と子どもの権利とは?子どもの最善の利益って何?

学童保育で大切とされる子どもの権利条約とは?

チームワークと連携なしでは、子どもの幸せは語れません。

まとめ

チームワークを育み、連携をうまくするためのポイント6選についてお伝えしてきました。

①目標や理念の共有

  チームの目標づくり

②役割分担の明確化

  臨機応変を少なく

③感謝を伝え合う

④打ち合わせと作戦会議

  準備して会議に臨む

⑤ポジショニングと連携

⑥子どもが真ん中

チームワークや連携はとても大切です。

しかし、その方法は一筋縄ではいかないものばかりです。

なぜなら、人間同士の関わり方に答えを求めるのは難しいことだからです。

理屈より、相性や感情などが優先されてしまいます。

言葉では分かっているけれど、実行するのが難しいのが人間関係です。

そんな中でも、私たちはお互いが気持ちよく働くことができるように、最善を尽くさなくてはなりません。

なぜならそれが、私たちの仕事だからです。

チームワークと連携は、指導員の大切な仕事です。

そして、その真ん中には、いつも子どもたちがいます。

指導員同士の協力が必要な理由は、それが子どもたちの安心や安定に繋がっているからです。

子どもたちの豊かな生活のために、チームワークを育みます。

連携を大切にします。

ほら、耳をすませば…

指導員と子どもたちの笑い声が聞こえてきます。

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

じゃあねーっ

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もくじ