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【学童保育】子どものケンカの関わり方は?3ステップで簡単解決

子どものケンカどう関わるの?
簡単に解決できる方法はあるの?

ああああああ
わかるるるる…
知りたーい♬

今日は子どものケンカの関わり方についてイオピーマンなりに簡単にわかりやすくお伝えします。

この記事を読むことで、ケンカの関わり方がスリーステップで理解できるようになります。

そうなることで、簡単にケンカを解決する方法が理解できるようになります。

そしてそのことは、子どもたちの心を落ち着かせ、学童保育の生活に安心と安定をもたらします。

どうぞ最後までお付き合いください。

もくじ

ケンカはなぜ起こる?

子どものケンカは「思いの食い違い」が原因で起こります。

なぜなら、思いの食い違いから

ムカつく…
イラつく…


という感情が生まれてくるからです。

それと、もう一つ原因をあげると

やられた‼


という事実です。

相手にやられたということが

ムカつく…
イラつく…

という感情を生みだします。

この2つのどちらかが原因となり、ケンカが起こることがほとんどです。

えーっ
もっと他に理由があるんじゃない?
だって子どものケンカは複雑だし、ややこしいし、時間がかかるし、保護者にもきちんと伝えないといけないし…

と思うかも知れません。

ケンカの内容は複雑なケースもたくさんあります。

しかし、ケンカの原因となる子どもの感情は

思いが違うからムカつく…
やされたからムカつく…

から生じてきます。

  • 同じ意見同士の子どもたちならケンカはしません。
  • ムカつくきっかけがなければケンカになりません。
  • 我慢している
  • 我慢できない

という話はおいておきます。

さらにわかりやすく表現すると

ムカつく...

かどうかです。

この感情だけが原因となりケンカが起こります。

ポイントは

何でムカついたか

です。

その子のそのムカついた原因を指導員が理解し、子どもたち同士の気持ちやその原因に至る理由を認め合うことでケンカは収まります。

  • ムカつかなければ、ケンカになりません。
  • ムカつくからケンカをします。

友だち...
家族...
夫婦...
恋人...

ケンカするときはムカつきますよね♬

意見の食い違い…
こっちがやられた…
あっちがしてきた…

というムカつく感情がケンカを生み出す原因となります。

ステップ①ムカつく理由を理解する


まずは、子どもたちのケンカの原因となる「ムカつく感情」がどこからきたのかを指導員が理解することが大切です。

原因を理解
原因を理解

何でムカついているの?

という理由を理解することからはじめます。

原因を理解
原因を理解

ああ、なるほど

  • 一緒にあそぶ約束をしていたのに、違う友だちとあそんでいたからムカついたんだね…
  • 一輪車を乗る順番を抜かされて「ズルい」と思ったからムカついたんだね…
  • ブロックあそびをしていて使っていた部品を取られたからムカついたんだね…
  • 帰り道、ランドセルでぶつかられたことがムカついたんだね…

ムカついた理由を理解することがまずは大切です。
ここでポイントがあります。

それが理由⁉
それが理由⁉

そんなことで

ムカつくの?

思う理由でも指導員はその子の気持ちを受け止めることがポイントとなります。

なぜなら指導員からすると

「そんなこと...」かも知れませんが、子どもからしたらそれで済まされない事柄なのでケンカになっているからです。

子どもには子どもなりの理由がある...

という「まなざし」を指導員が持つことが大切です。

そこに指導員としての正論やアドバイスは必要ありません。

夫婦ゲンカでも同じです。

洗濯物を裏返しに脱いでいたことだけで凍りつくようなケンカに発展することもあります。

そんなことだけで…と思うかも知れません。

でも

これ実話…

まずは、ムカついた理由を探り、その原因とその子の気持ちを理解することが指導員として大切な関わり方となります。

なぜなら、

原因を理解
原因を理解

ああ、なるほどね

指導員が子どもを理解して声をかけることで、その子は安心できるからです。

ステップ②ムカつく理由を整理する

子どもたちのムカついたきっかけを理解したあとは、そのケンカの理由や原因を整理することが必要となります。

情報整理中
情報整理中

いつ?
だれが?
なんで?

子どもたちに丁寧に指導員が聴くことで、問題を整理します。

問題を解決する前に、事実を探り整理します。

問題やケンカのきっかけを起こした側の子に、丁寧に理由を聞きます。

情報整理中
情報整理中
  • 一緒にあそぶ約束をしていたのに、違う友だちとあそんだ理由はどこにあるの?
  • 一輪車を乗る順番を抜かしたのは何で?
  • ブロックあそびをしていて使っていた部品を取った理由は何かあるの?
  • 帰り道、ランドセルでぶつかったことがあったの?

と子どもたちに聞くことで情報を整理します。

時系列で情報と問題を整理し、お互いのその時の気持ちを確認することで、子どもたちも自分の感情の整理ができてきます。

情報整理中
情報整理中
  • それを言ったのはどっち?
  • 何でそのときに、言わなかったの?
  • 他に原因やきっかけはあるの?
  • さっきと話が変わっていない?

ポイントは指導員が丁寧に子どもの話を聴くことです。

たぶん…どうせ…いつものことだから…

という予測や「決めつけ」をしないように関わることが重要です。

普段からの様子や日頃の言動行動から、その子を理解する部分はあってもいいものです...

その子の日常の姿は指導員の情報整理に活かすこともできますが、その子にレッテルを貼ってしまうことがないように注意が必要です...

そこで、ケンカの理由を聞くときは、

  • そのとき、その場所での事実
  • そのとき、その場所でのその子の気持ち

スポットを当てることで、指導員自身も落ち着いてケンカの理由を整理することができます。

  • ムカついた...
  • ムカつかせた...

理由の事実を整理できるように指導員がその子達に関わることが大切となってきます。

ステップ③それで、どうしよう?


ステップ①ムカついた理由を理解

ステップ②ケンカの事実と経緯を整理

ができると、いよいよステップ③の解決に向かいます。

①②がうまくいくと子どもたちの様子は落ち着いてきます。
そして

「そのあと、どのように解決していくか…」は子どもたちに聞いてみます。

問題解決
問題解決
  • 謝る?
  • 納得いくまで話し合う?
  • そのままにしておく?

など子どもたちがどうしたいかを軸に話をすることがポイントとなります。

なぜなら、指導員の思いだけでケンカを解決しようとすると、

  • 説教っぽい…
  • 押し付けがましい…
  • 問題解決のための解決…

ような感じが多くなってしまうからです。

それでは、子どもたちは気持ちを納得させることができません。
それどころかケンカは、

違う認識…
違う認識…
  • 怒られるからダメなんだろ…
  • 謝れば解決するんだろ…

という感覚を子どもたちに残してしまうことに繋がります。

違う解釈…
違う解釈…
  • 怒られなければいい?
  • カタチだけ謝ればいい?

これでは、真の解決方法とは言えません。

本来は子どもたち自らがケンカの出来事を振り返り、

理想的…
理想的…
  • ここが反省点だな…
  • ムカついたけど、相手にも理由はあったんだな…
  • 謝るほうがすっきりするかも…

という感覚を持つことで真の解決に向かい出します。

こんなに
ナイスな回答を
してくれる子はそう
はいるものではない...

ポイントは、そういう感覚を子どもたちが持てるかどうかです。

そのサポートをするために指導員はケンカの仲裁に関わります。

  • 子どもたちは本当に納得しているか?
  • 子どもたちの本心はどこにあるのか?

探りながら子どもたちと関わることが私たちに求められます。
そこで

問題解決
問題解決
  • 謝る?
  • 納得いくまで話し合う?
  • そのままにしておく?

指導員が子どもたちに聴くことで、子どもたちの気持ちを軸にした話し合いをすることが大切となります。

真の解決は子どもたちの中にあるもと信じて指導員はケンカに関わります。
子どもに聴きながら、子どもたちの納得の土台が築き上げていくことが重要なポイントとなってきます。

まとめ


ケンカの関わり方のスリーステップについておさらいです。

ケンカの原因は、ズバリ

ムカつくから...です。

ステップ①でまず、ムカついた原因を指導員が理解することが大切です。

なぜなら、子どもたちは指導員に気持ちをわかってもらえることで落ち着くからです。

なるほどね♬

そしてステップ②で、ムカついた理由を指導員が整理することが重要です。

その時のその子の気持ちやケンカの時系列を子どもたちに丁寧に聞きながら情報を整理します。

状況を把あく…

子どもと確認…

そのことで指導員も子どもたちも落ち着いて、ケンカの内容を確かめ合うことができてきます。


そして最後のステップ③では、解決方法を子どもたちと相談します。

今後どうしていくか…

を子どもたちに聴いて話し合うことで、子どもたちが納得できる解決につなげていきます。

真の解決は

子どもたちの中に

あるーーーー‼


ひとつひとつ子どもたちの思いを確かめ合いながら、丁寧に関わることがすべてのステップで大切なポイントとなります。

しかし、しかしですよ…

簡単に♬

解決したくても簡単にできないことも多くあります。

またケンカは簡単に解決できたらよいものばかりとも限りません。

簡単解決…

らくらく対応…

がよいとは限らない。

なぜなら、子どもたちは失敗を通して成長していくからです。

だから、失敗は失敗ではなく、成長の種となります。

うまくいかないことがあるときは、

今は成長の種を蒔いているとき…

ある日、芽が出て立派に実るときがくる…

学童保育はその畑で、指導員は太陽と水です。

そしてその種は、みんなの愛情に包まれて大きく育ちます。

最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。

じゃあねー
You Tubeもよろしくね

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