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【学童保育エピソード④】Kは天才と言われたい〜子どもとの関わり編

  • お誕生日会などの行事で「ふざけて」会の雰囲気をこわす…
  • ランドセルロッカーの上に座っていることが多く、落ちてケガをすると危険なので下りるように指導員が声をかけると「俺がケガしてから言うてこい」と反発する…
  • 45分間の夏休み中の学習時間中に寝転んで他のまじめに学習している子を蹴って邪魔をする…

これは5年生男子Kの日常の一コマです。
一年生のときから、だいたい同じ感じでした。

私は彼をできる限り受け入れ、ときに愛情を持って叱り、何とかKが和を乱す行動が少なくなってくれることを願いながら1年生のときから関わってきました。

それについて指導員同士や母、学校の先生と何度も話し合いを重ねてきました。

彼にどんな言葉をかけても、屁理屈などで返してきます。

例えば、新一年生歓迎会のときは、使っていたマイクとスピーカーをいじりだしてあそびだし、一年生の自己紹介の邪魔をKがしたときに指導員が注意すると「俺、1年とか嫌いやから…俺、天才やから…」とKは言っていました。

指導員の許容範囲を超える行動ばかりが目立ち、指導員の疲労もストレスも限界に達します。

日々、Kとのかかわりに悩んでいました。

しかし徐々に、彼の行動をみていく中で、気づいたことがあります。

それは、彼は「天才と言われたい」と思っている…ということです。

「俺、天才やから…」よくこの言葉をKは発します。

彼が2年生のとき、学校の担任の先生が「天才だね」と褒めたときは

Kはうれしそうにしていたことがある…

そのクラスではKは落ち着いていた…

ということもありました。そこで

私の課題、実践はKに対し、「天才やな」と言い続けることなのではないか?と気づいたのです。

「誰かに認められたい…天才と言われたい…」とその思いをKが持っているとします。しかしみんなから認めてもらえるような行動を今までしてきていないので、それをどう表現していいのかKはわからず、人に迷惑をかける行動をすることで注目を浴びて、自分の存在をアピールしているのではないか?…

ということを私は感じました。

しかし、私も人間です。

「天才やな…」という言葉をかけてあげることが必要であると感じていても、学童保育で彼がおこす行動を目の当たりにするとそれができなかった自分がいます。

許容範囲をこえてしまうとその言葉がなかなか出てきません。
むしろ大声で怒鳴り、力で押さえつけようとしてしまいます

Kは6年生で不登校になり、学童に通うことがなくなりました。

そして秋頃、本人の意志もあって、学童保育を退所しました。

その後Kは学校に通い出し、卒業しました。

私の中で「天才」という言葉をかけることが本当に正解であったかどうかもわからず、学童保育でKの居場所をつくれなかったことが、ずっとモヤモヤしています。

そんな思いがあって今回ブログにつづりました。

今度、どこかでKを見かけたら「ようっ天才⤴」という準備をしながら…

いおぴいまん

最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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