
こま回しって楽しいの?
導入してみたいけど何かポイントとかあるの?

あるあるあるあるある
この時を待ってました!
今日は学童保育のコマ回しあそびについてイオピーマンなりに簡単にわかりやすくお伝えします。
この記事を読むことで、こま回しの魅力に取りつかれ、こまあそびを学童保育の生活の中で導入してみたくなります。
そうなることで、学童保育でこま回しが盛んになり、子どもたちは毎日たのしく「こまあそび」に没頭する日々を迎えることに繋がります。
今回は、こまあそびの魅力、基礎知識、導入方法について、まとめています。
こまあそびを導入したことがあるところ…ないところ…
皆さんにとって有益な内容となっていますので、どうぞ最後までのお付き合い下さい。
こまあそびとは?

こま回しをしてあそぶことを「こまあそび」といいます。
学童保育で大人気のあそびのひとつです。
こま回しには魅力がたくさん詰まっています。
そしてその、こま回しにあそびの要素が加わった「こまあそび」は最強です。
子どもたちが夢中になってあそぶことができる環境を整えることは指導員の仕事となります。

魅力は4つ♡
魅力①お手軽
手軽に準備できて、始められることがこまあそびの魅力です。
なぜなら、こまとヒモとスペースがあれば1人からでも楽しめるからです。
こまは漢字で書くと「独楽」です。
独りでも楽しめます。
しかし、学童保育には仲間がいます。
仲間同士でこまあそびをすると、さらに盛り上がります。

安全・軽い・安い…
ということもあり、誰でもお手軽に始めることができます。
こまとヒモは1セット150円ほどで手に入ります。

「缶こま」を使います。
大切に使えばそれで、ワンシーズンはもちます。

ここでクイズでーす
Q.ところで何で、こまは冬の時期にするかご存知ですか?

お正月には凧上げて
こまを回してあそびましょう🎵
という歌もありますよね。

正解は…………?
A.この時期は、こまを回しやすい季節だからです。
夏ではなく、乾燥しているこの季節の方がこまの技がしやすくなります。
こまは乾燥している季節の方がよく回ります。

ベタベタする季節は
回りにくい…
技もしにくい…
その他の理由は知りません。

この答えも本当かどうか分かりません…
ワンシーズンは秋から春頃までのイメージです。
魅力②たのしい
こま回しはとにかく楽しいものです。
回るこまを見ているだけでもきれいで嬉しくなります。
そして不思議です。
こまが回る原理は科学的でありながら神秘的です。

何で回るんだろう…
どうやったらうまく回るんだろう…

個人戦…
チーム戦…
技を磨く…
これら全てにこまあそびの楽しさがぎゅうぎゅうに詰まっています。

友だちと力を合わせる喜び…
できた達成感…
がんばった充実感…
この気持ちは、こまを回すことで何倍にもふくれ上がります。
楽しいことは最大の魅力です。
これ以上の理由は他に必要ありません。
魅力③諸能力アップ
こまあそびをすることで様々な能力が養われます。

さまざま
- 手先の器用さ➔上手にヒモをまく、投げることで身につきます。
- 心の成長➔やってみよう…あきらめない気持ち…それはのちに自信に繋がります。
- 運動神経の発達➔すご技の練習でタイミングのとり方や体の使い方を学べます。
- 社会性の向上➔友だちと切磋琢磨する中でお互いが刺激しあい、共に心が育ちます。
こまあそびを通して、子どもたちは心身ともに大きく成長します。
そしてチャレンジする力や集中力も磨かれます。

こまあそびで
大きく育つ…
魅力④関係づくり
子どもたちはこまあそびを通して、仲間同士や指導員との関係性を深めます。
どんなあそびでもそうですが、一緒に楽しい時間を過ごした仲間や先生との関係性は深まるものです。
こまあそびには特に様々なドラマが起こりやすいものです。
なぜならみんな一生懸命になるからです。
- その分、ケンカやトラブルも多くなります。
- その分、こまあそびで培った絆は深まります。
子どもたちは、こまあそびから多くの人間関係を学び、そこで心を動かし、たくましく成長します。
そんな魅力がたっぷり濃厚に、こまあそびに凝縮されています。
こまの基本知識

では、実際にこまあそびを導入する上でのポイントを確認していきます。
まずは基礎知識を整理します。
こまの名称
このこまの名称を日常的に使うことでこまの巻き方や持ち方の説明で役立ちます。


こまには
頭・背中・帯・腹・芯があるよ
テストにでるよ(うそ)
こまの基本
- 缶ゴマをつかう…安全・軽い・安い
- ひもの両端を結ぶ…結び目があると回しやすい。
- スペースがいる…半畳分くらい
- こま回しの3本柱…①巻く②持つ③投げる…がきちんとできて、初めてこまは回る。(右利きと左利きで違う)
こまあそびの種類
- 長まわし➔誰が一番長く回せるかを競う
- 的ねらい➔大きな的・おぼん・お皿・ペットボトルのふたあどをねらって回す。
- バトルごま➔こま同士をぶつけ合い、押し出したり、相手を止めたりして戦う。
- 技あそび(検定)➔こま検定に合格して技のレベルアップを競う。
こまあそびの導入

こまあそび導入の手順に移ります。
こまあそびの導入方法とポイントについてまとめています。
こまの回し方については動画にて⇓

わかりやすい♬
導入①缶こまの準備
まずは缶こまの準備をします。
缶こまはネットで購入できます。
⇧一般的な缶こま(ひも付き)
⇧超おすすめです。とにかく回しやすい(お値段高めですが相応の価値あり)
導入②場所を整える
こまを回すのに場所の確保が必要です。
- コンクリート△→こまが傷みやすい
- じゅうたん◯→回りにくいが技の練習には最適
- 木床◯→床が傷みやすい
- 畳◎→最適でおすすめ

畳は意外と傷まない...
そしてよく回る♬

床の状態やこまの具合をチェックする必要があります。
回しやすいような(ねらいやすいように)的を設置したり、板などを用意するのも効果的です。

導入③回してみる
指導員がまず、こまを回すことに挑戦してみます。

えーーっ
いきなりー‼
なぜなら、指導員がこまを回してみないと面白さもポイントも子どもに伝えることはできないからです。

難しいみたいだね…
面白いみたいだね…
と言っていても子どもたちをその気にさせることはできません。
子どもたちと一緒にこまを回せるように練習することがそのまま保育と繋がります。

チャレンジ&チャンス
まだやったことない先生こそ、子どもとの関係づくりと充実したこまあそび生活を送るチャンスが待っています。

子どもたちと一緒に動画をみて、回せるようになる過程を楽しむ⇧
導入④回せる子どもを褒める
こま回しができる子どもが出てくると、とにかく褒めます。
なぜなら、褒められた子はうれしくなって、周りの友だちに回すコツを伝えてくれるようになるからです。
子どもたち同士で教え合うことが、上達への一番の近道となります。
なぜか変なアドバイスに見えても回せる子が増えていく現象も見られます。

ロボットみたいに
シューッって投げてみ…

ヤッターー
回ったよ♬
そして指導員は回せた子どもとまた喜びを共有します。
褒める…というより、「一緒に喜ぶ」という表現の方がしっくりきます。
喜びを分かち合うのです。

いいねー♬
すごいね♡
重要ポイント
まぐれでも回る場合があります。

たまたま回る...
そのときも子どもたちをたくさん褒めます。
なぜなら、回せた喜びが次のチャレンジに繋がるからです。

こまあそびは回るから面白い
こまを回せてはじめて楽しさが湧き上がるので、まず回せたことを全肯定することがポイントとなります。
こま回しで一番最初に訪れる壁は、こまにヒモを巻くことです。

最初から
一番の壁...
こまひもを巻くのは難しいもの…ですが、一度でも回せた子どもはそのうれしさから、自分で何度でも巻くことや投げることに挑戦できるようになります。
だから、指導員がこまのひもを巻いて、子どもに渡してあげることも全然オッケーです。

逆に、こまひもは必ずに子どもに「巻かせる派」もあります...
まずは

ヤッターー
回せた♬
うれしい
という成功体験が大切です。
その成功を褒めてあげることは

自分で巻きなさい
と言わなくても勝手に子どもたちが練習してチャレンジしていくことに繋がってきます。
導入⑤長まわし

こまが回せるようになるだけで、長回し競争あそびができます。
ルールは超簡単です。

せーの‼
でこまを回すだけです。
そこで自分のレベルを確認できます。1

よしっ
もっと練習だ‼
そして上達に向けて試行錯誤していきます。
長回し予想ポイント
- 練習では回せても、本番でうまく回せない子どもがいる。
- こまひもを巻くのに時間がかかる子どもがいる。
- こまがぶつかったり、じゃまをされた‼ズルい…と感じるケースが生じることがある。
- 勝敗の判定には、できるだけ多く人数をかける。(みんなで)
これらの動きを予想しながら指導員は、一緒にこまあそびに入り、臨機応変に子どもたちに声をかけることが求められます。
ブービーゲーム
長回しだけではなく、ブービーゲームを取り入れることでさらに盛り上がります。

ブービー?
なにそれ?
ブービーゲームのやり方は長回し競争と全く一緒です。ただし一位になる条件が変わります。
例えば…
「3位の人が1位となります…」と条件の設定を変更します。
先にみんなとそれを確認します。
そして長回し競技のように

せーの‼
で投げます。
前から数えて三番目に、こまが止まった人が優勝(1位)となります。
長回しでいう3位が1位となるように条件を設定変更しました。
※こまが残り3つとなって回っているときに、

次に止まれ‼
止まれば勝だ‼
と応援する状況です。
この設定は何位でも可能です。しかし5位くらいまでがおすすめです。
なぜなら、それより順位を下げて設定すると判定するコマの数が多くなって勝敗を判断するのが難しくなるからです。
上手い子は、わざと力を調整して3位になる強さで回そうとします…

その駆け引きが面白い♬
そして、こまを回せる子みんなに1位になるチャンスが訪れます。
これがブービーゲームの魅力です。
導入⑥技を習得(こま検定)

こま検定を取り入れることで「こまあそび」がさらに盛り上がります。
なぜなら、切磋琢磨できる環境が子どもたちのあそぶ心に火を付けるからです。

回してみよう‼
これでまずは初級合格です。
そのあとの検定のレベルや段階も独自で自由に設定して学童保育で取り入れてみてください。

検定表を準備して
チャレンジ‼
自由に使ってね⇩
こま検定のルール【例】
- 検定は3回中1回とか5回中2回できたら合格
- 10秒間技が成功すると合格
- 達人レベルの子どもや指導員にみてもらえば合格
- すべて自己申告制度にて合格
- 「検定します」と宣言してからはじめる
- できたら検定表にシールやスタンプで合格の印をつける
- 検定の曜日や日時を固定する。➔例)毎週(月)・(水)の16時〜17時まではこま検定アワー
検定のやり方や導入方法は自由です。
自分たちの学童保育に合った方法を取り入れてみてください。
こま検定予想ポイント
- 検定表をなくす
- ズルいことをして合格したと見せかける
- 人と比べて落ち込む、攻撃的になる
- じゃましたとかじゃまされたとかでトラブルが起きる
- 判定する側もプレッシャーがかかる
検定でも色々な子どもたちの姿が想像されます。
その時どきに応じた導入や子どもとの関わり方を工夫することが大切です。

まずは導入して
色々試してみよう
技ができれば、誕生日会や出し物などでお披露目会を実施することも可能となります。
こまあそびを導入することは、学童保育の安心安定の生活づくりと繋がっています。
まとめ

こまあそびの魅力4点、基礎知識、導入方法を理解することで学童保育の世界が広がります。
やるメリットしか見当たりません。
すべてに通じるポイントはただひとつ…それは「子どもたちと共に…」です。
こまあそびの準備を含めた導入から、子どもたちと共に力を合わせることが重要となります。

指導員だけの思いでやるのはもったいない…
子どもたちは必ず力を貸してくれます。
そして、中心、主人公となってくれます。
なぜなら、こまあそびにはこんなにもたくさんの魅力がぎゅーっと詰め込まれているからです。
コメント