学童保育の適正規模とは?おおむね40名でもギリギリの人数⁉

子どもの権利
この記事は約9分で読めます。

学童保育に適正規模ってあるの?

何人くらいで過ごすものなの?

おおむね40人でも多いよ…

今回は学童保育の適正規模について、イオピーマンなりに、簡単にわかりやすくお伝えします。

この記事を読むことで、40人規模でもギリギリの人数であることが理解できるようになります。

そうなることで、学童保育の役割である安心安全安定が守られる生活づくりは適正規模の保育によってもたらされるものであることを確認できることに繋がります。

また大規模学童や分割についても学ぶことができる内容となっていますので、どうぞ、最後まで、お付き合いください。

適正規模とは?

適正規模とは子どもたちが心身ともに健やかに育ち、豊かな生活を営むことができる規模のことです。

学童保育で子どもたちは集団生活をしています。

快適な生活をおくるためには、快適に過ごせる環境が必要です。

快適な空間…

快適な規模…

  • どこに誰がいるかわからない…
  • 足の踏み場がないほど、人と荷物にあふれている…
  • 人間関係の希薄化…
  • 大声を出さないと会話ができない…

ような場所での生活は快適と言えません。

ストレス…

学童保育所は子どもたち一人ひとりが安心して、心も体も癒やされる場所です。

子どもたち一人ひとりは快適に学童保育所で過ごす権利があります。

それは必ず、守られなければならない大切な子どもの権利のことです。

適正規模は

子どもの権利

適正な子どもの数

適正規模の人数は、おおむね40名以下とされています。
それは、「設備運営基準」「放課後児童クラブ運営指針」に明記されています。

第10条 放課後児童支援員を置かなければならない
4項「支援の単位は、放課後児童健全育成事業における支援であって、その提供が同時に一又は複数の利用者に対して一体的に行われるものをいい、一の支援の単位を構成する児童の数は、おおむね四十人以下とする。」

放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準

第4章2.子ども集団の規模(支援の単位)
「(2)子ども集団の規模(支援の単位)は、子どもが相互に関係性を構築したり、1つの集団としてまとまりをもって共に生活したり、放課後児童支援員等が個々の子どもと 信頼関係を築いたりできる規模として、おおむね 40 人以下とする。」

放課後児童クラブ運営指針

とあります。

部屋の大きさも、ひとり1.65㎡以上は必要だよ

  • 子どもたち同士が関係を築くことができる規模
  • 子どもたちと指導員が信頼関係を構築できる規模
  • 保護者と指導員、保護者同士の関係性が深められる規模


最大でおおむね40名という理解が必要です。

ポイントは

最大で…

です。

一人ひとりを丁寧に保育できる規模はおおむね40人でギリギリである…

ということです。


理想は30人以下です。

いや…25人くらいです。

もう一声…

20人くらいが理想です♡

人数は少なければ少ないほど、お互いのことや一人ひとりのことをよく知ることができます。

おおむね40人でも

まだまだ多い…

適正な指導員の数

学童保育の大規模化は、指導員の数を増やせば対応できるというものではありません。

なぜなら、保育は算数ではないからです。

単純に人の数で割り算して、保育はできません。

人数で割り算⁉

それは、100人の子どもを10人の指導員で見ても、一人で10人を見るわけではない…ということです。

100÷10=⁉


その場合、保育室を完全に分割することでしか、改善策はありません。

分割が必要…

例えば
大きな体育館のような保育室に子どもたちが100人いるとします。
そして指導員が10人いるとします。

10人を担当⁉

子どもたちは当然、動き回ります。
グループを作ったとしても子どもたち10人がまとまって生活することも無理があります。

100÷10の計算は保育では通用しません。

結局は、ひとりで100人をみる指導員が10人いる状態となり、指導員は安全を管理するためだけのルールづくりや、子どもを抑制する方法しかとれなくなってしまいます。

禁止・抑制
あれはだめ、
これもだめ、
だれのため?

一方で

例えば
その体育館のような保育室を今度は完全に壁で区切ります。
そして、部屋を5個つくるとします。

100人の子どもたちを、その5か所の部屋に分けます。

100人÷5部屋=20人

人数で割るのではなく、部屋の数で割ります。

それぞれの部屋に生活できる設備と、それぞれの部屋に指導員が2人以上入れば、保育できる環境となります。

そうすることで、20人の部屋に指導員複数体制がとれるようになります。

部屋を分ける…

分離分割

子どもたちとしっかりと関係を築くことができる規模は、このように分割することでしか対応できません。

ポイントは部屋が区切られていることです。

例えば、50人規模で旅行にいって、50人部屋で雑魚寝するのと、5人部屋が10室あるのと、どっちが安心できる旅行になるかを考えてみればわかります。

部屋に分けて

ほしい…

しかも、その旅行は一日ですが、学童保育の生活は毎日です。

部屋割で安心…

分割して安心…

安心できる関係性

安心できる関係づくりは、少ない人数の方がうまくいきます。

例えば100人対100人のお見合いパーティーでお相手を見つける場合で考えてみます。

100人?

選びたい放題?

と思うかも知れませんが、100人の性格を理解するには、時間が掛かり過ぎてしまいます。

タイムオーバー

判断材料が見た目だけ…

  • 安心できる関係性を築きあげる…
  • 相手をよく知る…

には少ない人数の方がうまくいきます。

話を分割に戻します。
ここで分割した子どもたちの生活で大切なポイントがあります。

それは、子どもたちの部屋の行き来もある程度の制限をかける必要がある…ということです。

なぜなら、分割の意味はそこにあるからです。

あっちへウロウロ

こっちへチョロチョロ

子どもたちがどこの部屋であそんでいるかわからないようでは、保育の質も下がります。

また子どもたち同士の関係性も深まりにくくなります。

  • 子どもたち同士が関係をつくれる規模
  • 指導員が子どもたちと関係をつくれる規模
  • 安心安全な関係づくりができる規模

というように生活には適正規模があります。

完全に分割することで、子どもたちのその生活は守られます。

その数は、20名ほどが望ましい…

継続的な関わり


分割後、長い時間をかけて関係づくりをしていく視点が必要です。

なぜなら、子どもたちが安心し合える関係を構築するには、時間を要するからです。

子ども同士や指導員との関係性は、すぐにできるものではありません。

毎日コツコツ

それは信頼という土台づくりからはじまり、時には長い年月をかけて育んでいくものだからです。


子どもたちも指導員もころころ入れ替わるようでは、本当の意味での分割とは言えません。

毎日コツコツ関係づくり…
ころころ禁止…

毎日変わらず同じ環境下で継続的に時間をかけて生活づくりをすることが私たちに求められます。


その継続的な日々が子どもたちに安心をもたらします。

そして子どもたちは健やかに育ちます。

適正規模と安心

学童保育の果たす役割は、適正規模によって保障されます。

その役割は安心です。

安心⁉

子どもたちの安心は、適正規模によって育まれます。

ここで大規模学童の勘違いを紹介します。

色々な子どもたちと関われる。
行事などがダイナミックで盛り上がる。

は大規模学童のメリットのように感じている人がいます。

しかしこれは、勘違いです。

勘違い…

メリットではない…

なぜならそれらは学童保育の役割とかけ離れているからです。

学童保育本来の役割とは、安心安全です。

大人数学童での…

たくさんの出会いを否定するわけではありません。

みんなで楽しめる行事やイベントをすることも素敵なことです。

しかし…

しかしそれらは、安心安全が守られる生活があってこそ、意味をもちます。

逆に言えば、安心安全の生活がなければ、行事もたくさんの出会いも学童保育では必要ありません。

それが目的の人たちは、テーマパークに遊びにいけば問題は解決します。

パリピーマン
パリピーマン

イベント最高

大人数はもりあがる⤴

大人数であることは保育をする中では何のメリットにもなりません。

学童保育の役割と意義はそこにありません。

軸になるのは、保育です。

適正規模の環境があってこそ、子どもたちの安心は育まれます。

それが学童保育の役割であり、それは適正規模でないと育めない安心安全の生活づくりです。

まとめ

適正規模は最大で40名までです。

おおむね40名は子どもたちが安心して関係を築く規模のギリギリ人数である…という認識を持つことが大切です。

理想は30名まで

いや25人以下…

  • 子どもたち同士の関係性
  • 指導員と子どもとの関係性

適正規模でしか、その関係性を育くむことはできません。

指導員と保護者…

保護者同士…

の関係性も同じ。

だから、40人を超える場合は、分割して20名と21名にするのが望ましい考え方となります。

分割あるのみ‼


子どもたちは適正な規模で信頼関係が築くことができる規模で保育されなくてはいけません。

指導員
子どもたち
コロコロかわらない


その環境を整えることが最優先です。

また大規模学童に保育のメリットはありません。

パリピーマン
パリピーマン

大人数は盛り上がる⤴

たくさんの出会い最高⤴

は勘違いです。

本来の学童保育の役割と意義からはかけ離れています。

学童保育の本来の役割は安心安全が守られることです。

そして子どもたちが適正規模で保育されることは、子どもたちの権利となります。

安心安全安定に

過ごす権利…

子どもたちは学童保育所で安心安定に包まれて、健やかに成長します。

大規模学童では、それができません。

子どもたちは適正規模で保育されるからこそ、安心してそこで過ごすことができる…

それを発信できるのは、毎日子どもたちを見ている指導員だけです。

適正規模

最高‼


最後までお付き合い頂きありがとうございました。

じゃあねー

You Tubeもよろしくね

【学童系YouTuber】 いおぴいまん
#学童保育#指導員#放課後児童クラブ#放課後児童支援員 【学童系YouTuber】いおぴいまんがポップでライトに学童保育情報を発信中‼️ 学童保育の魅力を多くの方々にお伝えするためにYouTubeをはじめました。 ・指導員歴(現役18年目) ・主任指導員(児童数200名) ・県指導員会(代表) ・保育園でパート(...