高学年の子どもたちが学童保育に通い続ける意味と大切にしたいこと

学童保育
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高学年が学童保育にくる意味は何?

高学年の保育で大切にしたいことは何?

高学年か・・・

今日は高学年と学童保育についてイオピーマンなりに簡単にわかりやすくお伝えします。

この記事を読むことで、高学年保育の意味と大切にしたいことが理解できるようになります。

そうなることで、指導員として高学年の子どもたちにとって必要な関わり方ができるようになります。

また、保護者から高学年の学童利用について相談を受けるケースなどで、ナイスアドバイスができるようになります。

指導員にも、保護者にも適した内容となっておりますので、どうぞ最後までお付き合いください。

高学年保育の意義

学童保育に通う子どもたちは、保育を必要としている子どもたちです。

高学年になっても保育が必要であれば、学童保育を利用します。

学童保育では、1年生から6年生までの子どもたちが生活しています。

そして、学童に通うすべての子どもたちが安心安全に楽しく過ごせることが学童保育所の役割となっています。

当然そこは、高学年にとっても憩いの場である必要があります。

2012年、児童福祉法が改定され、学童保育の対象児童が「小学生に就学している児童」になりました。(施行は新制度2015年~)

それまでは、概ね10歳未満・・・

子どもたちの健やかな育ちと豊かな放課後を保障するために学童保育所は存在しています。

その存在の意義は、学童に通うすべての子どもたちを対象としています。

高学年にとっても、例外ではありません。

しかし通常、高学年になるに連れて、利用する子どもの人数は少なくなるものです。

どうして?

学年が低い方が利用人数は多いのが現状です。

それには、あらゆる要素が重なり合っています。

その理由はひとつではありません。

高学年と留守番

高学年になれば、みんながみんな留守番ができるようになるとは限りません。

なぜなら、子どもたちの発達には個人差があるからです。

一人ひとりの成長のスピードは、異なります。

4年生になったとたんに、急に留守番ができるものではありません。

また、そもそも留守番ができることが、子どもたちの放課後のゴールではありません。

子どもたちが目指すゴールがあるとすれば、それは豊かな放課後です。

子どもたちが健やかに育つ、豊かな放課後が保障されていることが大切です。

・学童に居ればよい

・留守番できればよい

というものだけで、語ることはできないということです。

留守番の捉え方

1年生と6年生を比べると、できる能力に差は生じますが、これが留守番ができるかどうかの定義にそのまま当てはまるものではありません。

なぜなら、何をもって「留守番ができる」と表現するかも、人それぞれの考え方によって違ってくるからです。

留守番ってなんだ…

例えば、放課後、家に帰って、宿題しながら、ひとりでお菓子を食べて、ゲームして過ごしたとします。

あー♫

たのしい

最高

と子どもが感じたとしても、これが留守番できていると言えるのかどうかは、人それぞれの考え方に左右されます。

逆に、親から言われたとおりに留守番ができていたとしても

知らない人が訪ねてきたらどうしよう…

子どもが不安を感じるケースもあります。

何をもって留守番ができているか…の定義は定かではありません。

そこでその定義は、保護者に何となく委ねられることになっています。

保護者①
保護者①
  • それでも、まあできている方かな
  • 無事でいてくれたらそれでいいか
保護者②
保護者②
  • 宿題を終わらせてから、おやつを食べてほしい
  • ゲームしないで、友だちと外であそんでほしい
保護者③
保護者③
  • 一日ならいいけど、毎日となると不安
  • 何か起こったときが心配

など留守番に対する捉え方は、保護者によって様々です。

高学年になると、子どもたちはできることが増えてきます。

そこで、高学年と留守番を考えるときに、学童保育の利用についてもセットで考えられるようになります。

留守番と学童利用を天秤にかけて考慮することになります。

てんびん⁉

学童利用の天秤

高学年に近づいてくると、学童利用について保護者は考えます。

判断に必要なあらゆる要素が天秤にかけられます。

・仕事の具合

・留守番できるかどうか

・安心安全

・学童の利用頻度

・保育料金

・習い事

・子どもの気持ち

・学童での子どもの様子

・子どもの性格

・子どもの成長度

・友だち関係

・近隣の環境

など判断材料はたくさんあります。

これらを天秤にかけて考慮します。

天秤かける<br>保護者
天秤かける
保護者

学童を続けるか…

退所するか…

しかし、この中でも注目しておきたいポイントがあります。

それは、

・安心安全

・子どもの学童での様子

です。

あらゆる要素が天秤にかけられますが、この二つを重要度は特に高くなります。

なぜならこの二つは、学童保育の本質だからです。

学童保育の本質

学童保育は、安心安全で楽しく生活できるところです。

そこで子どもたちは健やかに成長して、豊かな放課後を過ごします。

ここで「安心安全」「学童での子どもの様子」がポイントとなります。

この二つが学童保育の本質と繋がっています。

学童での子どもの様子とは、子どもが楽しく通えているかどうかです。

子どもが学童で

楽しい

大好き♡

と感じているかどうかです。

学童保育所が子どもたちにとって絶対に楽しい場所である必要性とは?

安心安全で楽しく学童保育で過ごせていることは、高学年になっても重要となります。

この状態がしっかりと保障されている学童保育所では、高学年になっても学童に通う子どもの人数はあまり減ることはありません。

楽しい学童なら、高学年になっても学童に通い続けます。

安心安全・楽しい学童は、子どもが通いたくなるところです。

そして保護者からすると通ってもらいたいところとなります。

楽しい

大好き♡

天秤にかかる比重は大きくなります。

高学年が学童保育に通う理由は、そこがその子の居場所となっているからです。

楽しい、大好きな場所には、「ずっと居たい」と思います。

退所することも成長

学童保育所を退所できることは、その子が成長した証であるとも考えられます。

成長の証⁉

なぜならそれが豊かな放課後に向かっていると考えられるからです。

総合的にみて、放課後を有意義に過ごすことを考慮した退所の場合は、それはその子の成長と捉えることができます。

総合的にというのは、あらゆる要素を天秤にかけた結果のことです。

それは、留守番ができるようになっただけの成長の証ではありません。

留守番をすることがゴールではないからです。

ゴールを示すとしたら、「子どもにとって一番いい放課後」がゴールとなります。

それが豊かな放課後です。

おもしろくない…

ここに居場所はない…

と学童に対して子どもが感じている場合、そこには何かの原因があります。

学童内の友だち関係や、保育の中身が原因の場合は、指導員があらゆる対処法を考えて、その子が楽しく学童に通えるように支援することが必要となります。

それは、高学年でも低学年でも同じです。

しかし、その子が成長していく過程で

  • 学童外の友だちとあそびたい
  • 習い事を増やしたい
  • 家でのんびりしたい

と感じるようになるケースもあります。

その時は、子どもと保護者と指導員が話し合い、その子にとって一番いい放課後は何かを探ることが大切になってきます。

そこで学童を退所するという選択をする場合は

子どもが自立に向けて成長できた

と考えられるからです。

もちろん、学童保育に通い続けることが「その子の成長を妨げること」とは繋がっていません。

なぜなら、成長は個人差もありますが、種類も個人差があるからです。

学童保育に通う子どもは、そこで大きく成長します。

どちらがいいか…という話ではなく、その子にとって「一番最適な放課後は何か」ということがポイントとなります。

ゴールを定めるとしたら、豊かな放課後がゴールだからです。

高学年はリーダーではない

高学年だからといって下の学年の子の面倒をみたり、学童の生活を引っ張っていかなくてはならないことはありません。

なぜなら、学童保育に通う意味は、「その子にとって一番いいことは何か」が最も重要とされるからです。

学童保育と子どもの権利とは?子どもの最善の利益って何?

学童保育の生活の中で、高学年は上級生です。

低学年に比べて、生活をつくる力も全体を引っ張っていく力も身についてくるものです。

しかし、だからといって

「低学年の見本にならなければならない」

という理由はありません。

指導員が高学年に対し、無理矢理リーダー理想像を当てはめるようなことがあってはありません。

学童保育所は、子どもの思いが最優先されるところです。

結果として、高学年がリーダー的存在になったり、お手本となることは大歓迎です。

高学年として学童保育に通い続ける中で、成長していくことは間違いありません。

そこで自らの意志で

やってみよう‼

力になろう♪

高学年の子どもたちが思ってくれることは最大限に大切にしたい視点です。

また、そういう気持ちが湧き出るような生活づくりを指導員が意図的に取り入れることは必要です。

行事を行ったり、リーダー活動を取り入れることは、大切な生活づくり中身です。

高学年のやる気を引き出し、高学年に頼ることや活躍の場を与えることも重要です。

そこが指導員の腕のみせどころとなります。

高学年の思いをうまく引き出し、生活づくりにうまくマッチさせる保育が指導員に求められます。

それは、「子どもにとって一番いいこと」を考慮した導きです。

ポイントは導くことです。

「当てはめること」と「導き」は正反対です。

まとめ

学童保育に通う子どもたちは、保育を必要としている子どもたちです。

高学年になっても保育が必要であれば、学童保育を利用します。

保育が必要かどうかは、さまざまな判断材料があります。

保護者はあらゆることを考慮して天秤にかけます。

  • 留守番ができるか
  • 子どもの気持ち
  • 保護者の気持ち

を整理します。

また留守番ができるかどうかには明確な定義はありません。

保護者の考え方によって捉え方は様々です。

そして、留守番ができるかどうかは子どもの成長のゴールではありません。

大切なことは、子どもの豊かな放課後です。

ゴールを定めるとしたら、豊かな放課後がゴールです。

それは、健やかな成長が育まれる豊かな放課後を過ごせるかどうかという視点です。

その視点は、「学童を退所することは、その子の成長」と捉えることと繋がります。

学童で過ごしても、学童外で過ごしても、それが豊かな放課後であれば問題はありません。

そして高学年の子どもたちは、下の子の見本となるために学童にきているのではありません。

お世話役でもリーダーでもありません。

その子が最適に過ごせる生活が何より大切です。

その子にとって最善な関わりと保育が指導員に求められます。

その結果、高学年がイキイキと学童の生活を引っ張ってくれることは大歓迎です。

ポイントは導くことです。

当てはめることではありません。

これらが、高学年保育で大切にしたい視点です。

すべてに関して言えることは、「学童がまずは楽しいところであること」が最重要です。

そして、「一人ひとりにとって一番いいことを大切にすること」です。

学童やめたくない

学童大好き♡

と子どもに言ってもらうことで、指導員は元気になります。

6年生は3月で卒所します。

ここまで学童に通えたことが素晴らしい。

毎日、ありがとう…

そのことは、指導員の誇りです。

最後までお付き合い頂きましてありがとうございます。

じゃあねー

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