学童保育で効果的な子どものケンカの対処法とポイント5選‼

効果的
この記事は約11分で読めます。
<br>

子どものケンカどう関わるの?

どう対応すればいいの?

うんうん

わかるよー

子どものケンカの関わり方も奥深いよねー

今日は子どものケンカの関わり方についてイオピーマンなりに簡単にわかりやすくお伝えします。

この記事を読むことで、ケンカの対処法が理解できるようになります。

そうなることで、子どもたちと適切に関われるようになります。

そして、子どもたちからの信頼も得られるようになります。

さらにそれは、子どもたちの生活の安定に繋がります。

あなたの学童は、子どもたちの納得に囲まれた素敵な学童保育所になってしまいます。

どうぞ最後までお付き合いください。

ケンカの理由と原因を探る

ケンカやトラブルには原因きっかけがあります。

ケンカをしたときや相手を叩いてしまうなどのトラブルが起きた時には、その原因やきっかけにまずは目を向けます。

暴言をはく場合や、泣いている子がいる場合も同じです。

子どもの言動には、すべて理由があります。

その言動には、何かの原因やきっかけが潜んでいます。

指導員はまず、そのことを把握しておく必要があります。

だから、その言動が起きた理由を子どもたちから聴くことからはじめます。

ポイント①決めつけずに事実確認

指導員が、ケンカの理由を決めつけたり、原因やきっかけを予想しただけで子どもと関わることは良くありません。

原因を予測することは大切ですが、子どもたちから聞いた情報から事実を掴むことを最優先します。

まずは事実確認からはじめます。

決めつけで、子どもたちと関わってしまうと信頼関係は育まれません。それどころか、むしろ関係は悪化してしまう恐れがあります。

たぶんあの子のことだから、こうやったのだと思いますよー

おそらく、腹が立ってたのでしょうねー

いつもそうですよー

などと、指導員が勝手に予測して、決めつけてはいけません。

たぶん・・・

と思うことは、確認しなければなりません。

また決めつけやがって…

信頼はたぶん…からは、積み上げられません。

「たぶん」と感じたあとは、事実を確認することが大切です。

そのために、子どもから理由を聞くことが必須となります。

話しやすい環境づくり

その子が落ち着いて理由を話すことができるように環境を整えます。

ケンカをしている2人を止めた場合でも2人が興奮していたら、話になりません。

順番で話を聞くからね

待っててね

とひとりずつ話を聞くケースや、ふたりの興奮がおさまるまで、別々で話をする時などもあります。

まわりの子に話を聞くこともありますし、まわりの子に離れるように伝えることもあります。

理由を聞き出す環境を整えるとは、このことです。

適切に話を聞き出すには、その環境をつくることからはじめる必要があります。

子どもが話しやすい環境づくりです。

ポイント②話しやすい環境づくり

子どもが興奮していて、話ができないときは、個室やひとが少ないところに移動する方法もひとつです。

また、子どもと話をするときは、指導員が壁側にいくことをおすすめします。

壁側っ⁉

子どもと対面で話をする場合に、子どもからすると壁が見える状態にします。

指導員は壁に背を向けます。

無地の壁である方が効果は高くなります。

なぜなら、子どもの視線の先が指導員と壁になるからです。

視界が制限されることで、子どもの注意をそらさずに話ができるようになります。

これは、子どもが、まわりの状態が気になってしまい、話に集中できないことを防ぐ効果があります。

全集中・・・

きょろきょろ防止

また、対面ではなく並列になって話をすることも有効です。

指導員と子どもが横並びになった状態で話をすることです。

対面すると

責められている…

こわい…

と子どもが感じてしまう場合もあるからです。

特に、子どもが

が悪い・・・

と感じているときなどは、指導員の目を見たり、面と向かうことを拒みます。

指導員の目的は、事実確認をすることです。

お説教することではありません。

ここでは、子どもの事実を確認するために、情報をきちんと整理するために子どもと話をします。

だから、横並びでも、下を向いていても大丈夫です。

子どもが話をしてくれる環境づくりを大切にします。

事実確認と情報整理

落ち着いて子どもたちの話を聞くと、きっかけや原因がわかってきます。

そして事実確認と情報整理を行います。

例えば

キュウリ君とナスビ君がコマあそび中にケンカをしました。

キュウリ君
キュウリ君

俺が回していたコマをナスビが止めてきた

だから、止め返したんだ

そしたら、殴ってきたから

やり返したのさ

俺は悪くない・・・

止めてきたのも、殴ってきたのもナスビの方だ

というケースがあったとします。

指導員は

指導員
指導員

そうかー

なるほどー

それはコマを止められたら嫌だよねー

と話を聞きます。

ポイント③まずは聴くだけ

その話を聞き終わったあとに、

※でも、やり返すのも良くないよ・・・

とすぐに話をする必要はありません。

まずは、

指導員
指導員

おしえてくれて

ありがとう

とだけ言います。

※あとで解説します。

そのあと、ナスビ君からも話を聞きます。

指導員
指導員

キュウリ君がこう言っているけどどうなの?

ナスビ君側からの理由も聞くことが大切です。

ナスビ君
ナスビ君

「弱いなー」とその前にキュウリから言われたから腹が立って、コマを止めたんだよ

ナスビ君が理由を教えてくれたとします。

このように、このような事実の確認を何度も繰り返します。

そう言ったのは何で?

何でそう思ったの?

とキュウリ君に聞き、その理由もナスビ君に伝えることを繰り返し行います。

まずは聴くことだけに専念します。

ここでも、目的は事実の確認と情報整理だからです。

どうしてそうなってしまったのか…ということを整理します。

それを子どもたちに伝えます。

そして、丁寧にお互いの気持ちの動きも子どもたちに伝えます。

お互いの気持ちを伝え合いケンカの理由を子どもたち同士でも理解できるように、丁寧に指導員は子どもたちと話をします。

お互いの気持ちを整理して、お互いが怒った理由について、お互いが知るということです。

キュウリ君
キュウリ君

そうかー・・・

ナスビに「弱いな」とつい言ってしまったなー

反省・・・

と自分の行動を振り返ることもありますし、

キュウリ君
キュウリ君

そもそもナスビが勝って喜ぶ姿が自慢してくるみたいで嫌だったんだよなー

とさらに、納得いくまで話をしたいとキュウリ君が思っている場合もあります。

それらを1つひとつ丁寧に整理して、お互いに伝え合います。

だから、ポイント②で、キュウリ君に

※やり返すのも良くないよ・・・

と指導員が話をする必要はなかったのです。

キュウリ君が納得していない状態で、指導員から注意されたり、正論を唱えられてもキュウリ君は聞く耳を持てません。

それどころか、

キュウリ君
キュウリ君

俺が全部悪いみたいに言ってくるこの先生は信用できない。

となってしまいます。

繰り返しになりますが、まずは事実の確認を丁寧にして、情報を整理して、お互いに伝え合うことが大切です。

その関わり方こそ、指導員に求められるケンカやトラブル時の関わり方です。

情報を整理し、気持ちに共感し、事実を伝え合うことが必要となります。

ポイント④興奮する子を落ち着かせる

ケンカ中の興奮が冷めそうにない時は、まずは気持ちを理解することから始めていきます。

わかるよ、わかる。

怒っているのはよくわかるよ。

もっと、〇〇君の気持ちをわかりたいから、教えてくれないか?

何でそんなに怒っているのか知りたいんだ。

頼むから、先生に話をしてくれ‼︎

という内容を伝えます。

  • わかるよ。
  • 話を聞くよ。
  • 嫌だったんだね。

共感する言葉や、寄り添う心が指導員にあれば、子どもは落ち着きます。

そして、思いや事実を話してくれます。

いい加減にしなさい‼︎

注意するよりも効果はあります。

子どもたちから理由を聞き出すには、聞き出すやすい雰囲気をつくり出すことも大切です。

それは子どもたちが

この先生なら僕の気持ちをわかってくれる

この先生になら話をしてみよう・・・

と思えるように、日頃から子どもたちとの関係をしっかりとつくっておくことです。

原因やきっかけを探る土台として、その関係性を育み、その環境を整えておくことが重要となってきます。

ごめんね、いいよ・・・

ケンカの理由や原因が整理できたところで、いよいよ謝って解決する時間です

ケンカをしたあとは、謝るのが基本です。

人として、謝るという行為は、言わずとして大切です。

だから、保育園や幼稚園でも、ケンカをした時や、相手に嫌な思いをさせてしまった場合は謝るという行為をしっかりと教わります。

それが、

ごめんね。

いいよ。

です。

ごめんね・・・

と言われた方も、当然、無視するわけにはいきません。

いいよ・・・

となります。

小学生でも大学生でも社会人でも、これは大切なことです。

何か相手に嫌なことをしてしまった場合、謝ることは人としての基本と言えます。

しかし、しかしです・・・

これは、子どもたちの納得があってこそ、その意味があるものとなります。

子どもたちが納得していない場合は、謝ったとしても、それは謝る儀式でしかありません。

ごめんね、いいよ」が大切という理由だけで、儀式的に形だけ謝るようでは意味がないということです。

指導員としては、子どもたちを儀式的に謝らせることだけに意識を囚われていてはいけません。

「ごめんね、いいよ」は基本ですが、大切なことは

謝ろう・・・

悪いことをしたな…

これから気をつけよう…

子どもたちが感じれるように導くことが私たちの仕事となります。

また、「ごめんね、いいよ」は

指導員がきちんと情報を整理できず、謝らそうとしても、子どもが謝ろうとはしないケースを棚に上げて、

「ごめんね、いいよ」

がすべてではないからさー

と指導員の言い訳に使うものではありません。

言い訳や儀式的に使うのではなく、子どもたち自らが「謝ろう…」と思えるようにサポートすることが求められています。

それが、本当の指導員の指導です。

謝らせることが指導ではありません。

指導員と支援員の違いは?学童保育の「指導」本来の意味が魅力的‼

ポイント⑤自ら「謝ろう」と思えるには?

子どもたちは納得することで謝ることができます。

子どもたちが納得するには、その条件が必要です。

まずはその子の話をよく聴いた上で、その子の気持ちに寄り添うことが、その条件となります。

ここをもっと深く知りたい方は

気持ちに寄り添う➡︎新人指導員必見‼︎学童保育の仕事の意味と大切にしたい心得とは?

子どもの声を聴く➡︎学童保育で効果的な子どもの声を聴く方法とは?

をご覧ください。

子どもたちは気持ちを理解してもらえることで、

謝ろう♪

という気持ちが芽生えます。

寄り添ってもらえた・・・

わかってもらえた・・・

と子どもが感じることが、自ら「謝ろう」と思える条件となります。

ぼくも、夫婦ゲンカをよくします・・・

納得してないのに、謝るのは嫌だ・・・

話を聴いてもらえて、共感してもらうと心は落ち着きます。

その理由を理解してもらえると、

納得♪
納得♪

ぼくも、謝ろう♡

という気持ちになります。

それが、納得している状態です。

すべてが、すんなりといくケースばかりではありませんが、子どもたちが納得できるように、子どもたちの話を聴いていくことが、私たちに求められる技術となります。

聴いて理解することができない場合でも、理解しようと試みるスタンスも重要となります。

聴く・理解しようとする心が、子どもたちを納得に導くカギとなります。

それは、指導員の子どもに対するまなざしとも繋がっています。

学童保育で大切にされる子どもへのまなざしとは?

まとめ

子どものケンカには原因やきっかけが必ずあります。

それを、子どもたちからの話を聞くことで探ります。

原因がわかれば、さらに詳しい事情を聞き出します。

そして情報を整理して、事実を確認します。

子どもたちの気持ちに共感することで、その理由を上手く聞き出すことができます。

そのあと、謝る解決方法に向けて、子どもたちを導きます。

子どもたちが納得して謝れるように、子どもたちの心に共感し、怒っている事情を整理してあげることで、

納得♪
納得♪

謝ろう♡

という気持ちが子どもたち芽生えます。

大切な視点は、子どもたちが納得しているかどうか…です。

ケンカをした時の関わり方のポイントは、話を聴くことでした。

話を聴ける指導員になるには、日頃から子どもたちとどのように関わっているかが問われてきます。

普段から子どもたちと関係を紡ぎ、信頼を育む関わりが私たちに求められています。

その子の性格や特徴も全部理解した指導員が適切に関わることで、その子たちは安心します。

それが学童保育全体の安定に繋がる理由です。

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

じゃあねーっ