
どうして学童保育の生活は楽しくないといけないの?
とにかく安全に過ごせるだけでいいんじゃないの?

うんうん
確かに・・・
今日は学童保育所が絶対に楽しい場所である必要性についてイオピーマンなりに
簡単にわかりやすく説明をしていきます。
この記事を読むことで、学童がなぜ楽しいところでないといけないか⁉が理解することができます。
そうなることで、ただ安全を見守るだけの保育ではなく、子どもたちの最善の利益を追求するナイスな指導員へとステップアップすることができます。
また学童にお子さんを預けておられる保護者の方々にも読んで頂きたい内容となっています。
どうぞ最後までお付き合い下さい。
学童保育所が子どもたちにとって楽しいところである必要性とは?

ズバリ‼ 子どもたちは毎日学童に通わなくてはならないからです。

・・・・・・
それが理由?
行かなくてはいけないから行くんでしょ?
別に楽しくなくても安全だけ見ていればいいんじゃないかなあ?
毎日通わなくてはいけないからこそ、楽しい場所でないといけないのです。
なぜなら、子どもたちは自分の足で歩いて学童に帰ってくるからです。
楽しくない場所には帰りたいとは思いません。

当然……
自らの足で通うというのがポイントです。
学童にくること、入所していることは自らの意志ではありません。
親の意志です。
働きながら子育てをするという道を選択した保護者の意志があり、子どもたちは学童保育所に通っています。

なるほどね
だから、行きたくても、行きたくなくても、学童保育に通わないといけないのです。
その日の気分で決めたり、

今日は帰ろーっと♫
誰かに連れていってもらったり

ラッキー♡
ができないことが学童に通う子どもたちの特徴です。
そこが、放課後子供教室や児童館との大きな違いとなります。
学童保育所は、行っても行かなくても、どちらでもいい場所ではありません。
だからこそ、もしも苦痛な時間を学童で過ごさないといけない子がいるとしたら大問題となります。
指導員は、なぜ、この子が学童で苦痛な時間を過ごすことになってしまっているか・・・
について丁寧に聞き取り、理由を探ります。
そして問題解決に向けて、全力で動くことが求められます。
行きたくなくても、行かなくてはいけないところ…である以上、苦痛な時間を子どもたちに味わわせてはいけません。
低学年のうちは特に

嫌だから、学童にいかない・・・
とはいかないからです。
しかし、その問題は解決できます。
子どもたちにとって学童保育所が、

行きたいところ
楽しいところ
大好きなところ
であるならばすっきりと解消されます。
学童保育所が子どもたちにとって楽しいところである必要性はそこにあります。
楽しいところへは、自らの足がスイスイと運ばれていきます。
軽やかに、スキップして帰ってこられるような学童保育の生活づくりが子どもたちには絶対に必要となります。
そしてそうなることが、保護者の安心にも繋がります。
子どもたちが楽しく学童に通うことで、保護者は安心してお仕事に励むことができるのです。
安全を見守るだけが保育ではない‼
子どもたちはただ安全に過ごしていればいいものではありません。
子どもたちは学童保育所で成長、発達をしていきます。
第2章 事業の対象となる子どもの発達
放課後児童クラブでは、放課後等に子どもの発達段階に応じた主体的な遊びや生活が可能となるようにすることが求められる。このため、放課後児童支援員等は、子どもの発達の特徴や発達過程を理解し、発達の個人差を踏まえて一人ひとりの心身の状態を把握しながら育成支援を行うことが必要である。
放課後児童クラブ運営指針
運営指針の中でも、育成支援について明記されています。
子どもたちは学童保育所で成長、発達が保障されなくてはいけません。
学童保育所はただ安全に過ごすだけの場所では無いのです。
だから、そのために、子どもたちの生活はあそびを軸に組み立てられています。
➡学童期の子どもの成長に欠かせない「あそび」のスーパー効果とは?
➡新人学童保育指導員さん必見‼︎子どもとあそぶ時のポイント5選
今回はあそびについてはふれませんが…

たのしい♡
と思う経験は、子どもたちの成長を促し、子どもたちの生きる力を育みます。
しっかりとあそんで、楽しんだ体験はその子の人生の土台となります。
そして、楽しい経験が築きあげた土台を固めることは、そのまま人生を豊かにすることに繋がります。
楽しむというのは、愉しむです。
愉しむには、心から満足することや、自発的に「たのしむ」要素を見つけるという意味が含まれています。
ゲラゲラ笑うことだけが楽しみでもありません。
何かに没頭したり、一生懸命に活動した時とかも

楽しいですよね
子どもたちが心から楽しんだり、喜んだり、満足している環境が必要です。
そのためには、子どもたちの表情をよく観察することが、とても大切となります。
楽しかったら何でもいいの?


楽しむのはいいんだけど
ウチの子たちは、逆に、自己主張というか毎日騒がしくて困っています…
子どもたちの自己主張や自分勝手に見える行動が目立ち、楽しんでいるという目線で見る余裕がないときもあります。
子どもたちにとって楽しい場所であるなら何でもいいの?
という疑問も生まれてきます。

楽しんでいたら何でもいいの?
これはわがまま?
と感じて見ていると、そう見えてきます。
実際に子どもたちは、調子に乗ったり、大声で騒ぎだすこともよくあります。
そうなると冷静に保育するのが難しくなります。

いい加減にしなさいっ
と指導員も子どもたちを叱ることもあります。
➡子どもの叱り方の極意3選‼学童保育で大切にされる承認の土台とは?
そういう時は、子どもたちのことをじーっと見つめます。
イライラするのをおさえて、とにかくじーっと見つめます。
落ち着いて、子どもたちの心を探るのです。
そして、

この子は楽しんで学童にきているか?
学童のこと好きかな?
きらいかな?
を軸に考察してみてください。
その子が、楽しく学童にきているなら、まずはひと安心です。
安心と思うように自分の心をコントロールします。

You can do it !!
その子たちの騒がしくしているところや、自己主張のやり方がみんなにとって迷惑をかけている場合などは、そこについて働きかけが必要かもしれません。
その場合は、

びしっ
と注意するもよし、

やさしく丁寧に♡
諭すのもよしです。
ここでは楽しんでいるかどうかを軸にして大丈夫です。
自分の思いが出せていること
心が解放されていること
が、まずは重要です。
逆に
- おとなしい子
- まわりの友達に気を使いすぎている子
- 自分の思いをだせずにいる子
にも目を向けて、じーーっと観察することが大事です。

自分の思いを出せているかな?
楽しんでいるかな?
と心の奥まで洞察します。
そして、その子たちのことを常に、気にかけて、声をかけて、

何かあればいつでも先生に相談してね♡
というまなざしで見守り、支援することが求められます。
それには、子どもからのサインをいち早くキャッチできるように日ごろからアンテナを張っておくことが必要です。
また保育中ではなくても、一人ひとりの顔を思い浮かべてみることも大切です。

あの子は学童に楽しく来ているかな?
次はどんな関わり方をしてみようかな……
自分の保育アンテナを楽しんでいるか電波のチャンネルに合わせてビンビンに受信してください。
子どもたちは楽しめていないと主体性は発揮されません。
主体性が発揮されないと楽しく過ごせません。
この場合も指導員の関わりが肝心となってきます。
子どもたちが楽しいと思えるような働きかけや指導が、子どもたちの運命を左右するのです。
まとめ

毎日子どもたちが自らの足で歩んで帰ってくるところが学童保育所です。
だから学童保育所は子どもにとって

絶対に!!!!
楽しい場所でなくてはいけません。
学童保育所はその日の気分でいくかどうかを決めたり、誰かに送ってきてもらう場所ではなく、自らの足で通うところです。
当然、そこは、子どもたちにとって楽しい場所であり、大好きな場所であることが必須です。
また学童保育所は子どもたちが安全に過ごすだけでなく、成長や発達も保障されるところです。
楽しいところでなければ、学び、成長することはできません。
また

楽しく過ごせているか???
ということにこだわり、子どもたちを観察していくことが指導員の仕事です。
普段から自分の思いを出すのが苦手な子どもほど注意して観察と洞察をする中で、その子の心の声を聴くことを意識することが大切です。

学童ではそれなりに過ごしてくれたらいい
と保護者の中には、そう考えておられる方もいるかも知れません。
しかし、私たちの仕事は、学童に通うすべての子どもたちが心から愉しんで、満足して通うことができるように支援して導くことです。
➡指導員と支援員の違いは?学童保育の「指導」本来の意味が魅力的‼
1人ひとりの子どもたち顔を思いうかべながら、指導員としてできることを、常に考えて実践していくことが私たちに求められています。

一緒に頑張っていきましょう‼️
最後までお付き合い頂きありがとうございました。

じゃあねーっ