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【学童保育】指導員が保護者と信頼関係を育む方法とは?

保護者に子どもの様子を伝えるときのコツとかあるの?

保護者とうまくコミュニケーションとる方法とかあるの?

信頼関係を育みたーい・・・

そうだよねー

知りたいよねー

今日は保護者と信頼関係を育む伝え方についてイオピーマンなりに簡単にわかりやすくお伝えしていきます。

この記事を読むことで、保護者に伝えるポイントが理解できるようになります。

そうなることで、子どもたちの様子を具体的にわかりやすく伝えることができるようになります。

そしてそれは、保護者と信頼関係を育むことに繋がります。

どうぞ最後までお付き合いください。

もくじ

保護者と信頼関係を紡ぐ伝え方とは?

子どもの様子をドラマティックに伝えることがコツとなります。

ドラマティック⁉

指導員は学童保育所での子どもの様子を保護者に伝えます。

その日、その子がどのように過ごしていたかを具体的に丁寧に伝えることが求められています。

➡︎学童保育指導員の仕事内容8選‼一日の流れをわかりやすく徹底解説‼

もちろん、その内容は事実に基づいた子どもの様子に限られます。

ドラマティックに伝えるというのは、作り話をするという意味ではありません。

ドラマティックに・・・

というのは、その情景や光景が思い浮かぶように話をすることです。

・・・・・

子どもの様子をイメージできるように保護者に伝えるということです。

例えば

コマ回しであそんでいたキュウリ君がはじめてコマを回せるようになった出来事(事実)があったとします。

指導員
指導員

今日、はじめて、キュウリ君はコマを回せるようになったんですよー

をドラマティックに伝えると

コマ回しでキュウリ君は何度も失敗したけど、あきらめずチャレンジしていたんです。

そしたらタマネギ君が

「うでを真横にふるといいよ」と見本をみせてくれたんです。

キュウリ君もそれを意識してやってみると少しだけ、回りかけたんです。

タマネギ君が

「その調子だよ、次はできるよ」と励ましてくれた次の一投で・・・

なんとコマが回ったんです。

コマはグラグラしていて何とか回っているという感じでしたが、みんなでキュウリ君がはじめてコマを回せたことを喜んだんですよ

という感じになります。

キュウリ君がはじめてコマを回せるようになったドラマを伝えます。

事実を伝える中でドラマティックに伝えるということです。

キュウリ君ががんばっている姿やみんなで喜んでいる光景が目に浮かんでくるように話をします。

イメージできるように伝えることは、保護者の安心に繋がります。

保護者は、自分の子どもが一日どのように過ごしていたかに興味があります。

具体的にイメージできる光景を指導員から伝えられることで

この先生は、自分の子どもをよく見てくれている・・・

と感じます。

指導員が「子どもをよく見ている」ということは、保護者が最も求めていることのひとつです。

学童保育指導員が保護者と関わる上で大切にしたい2つのポイント‼

そして、その積み重ねが、指導員と保護者の信頼関係を育みます。

そうなることで、保護者は安心して子どもを学童に預けることができるのです。

ドラマチックに伝えるときの注意点

どんなケースでもドラマティックに伝えるとよいわけではありません。

時と場合によっては、逆効果となります。

よくないとき・・・↓

  • 保護者が急いでいる
  • 指導員が他にも伝えるべき重要事項がある
  • 指導員が事実をよくわかっていない
  • 指導員が入り込みすぎて、シナリオから雰囲気を出しすぎる(笑)

その時、雲の隙間から覗いていた夕日が放つかすかな光が子どもたちを照らしだしました…そしてジャングルジムに反射したのは子どもたちの笑顔でした…

入り込みすぎ・・・

時間をゆっくりとれない場合などでは、ドラマティックに伝えにくいので後日改めてじっくりと話をする機会を得ることがおすすめです。

まわりくどいような言い回しにならないように、結論は最初に伝えることがコツとなります。

ドラマなのに⁉

先に結論を話する方が保護者に伝えるときはわかりやすく、イメージしやすくなります。

今日、キュウリ君がはじめてコマを回せたんですよー(結論)

何度も失敗したけど・・・(本題)

ゆっくり時間がとれる場合は、ドラマティック法が有効です。

ドラマティックに話をすること自体は何のデメリットもありません。

むしろ、特別にその効果を発揮するシチュエーションがあります。

トラブルを伝えるときこそドラマティック‼

その効果が特別に発揮されるのは、子どものトラブルを保護者に伝えるときなどです。

トラブルとはケンカなど全般です。

子どもたちがケンカをした時、暴力を振るった振るわれたケースなどでも効果的です。

なぜなら、ドラマティックに伝えることは、わかりやすく、具体的で、イメージしやすいからです。

例をあげます。

ニンジン君の保護者から指導員に相談がありました。

内容は、ニンジン君(1年男子)が、キャベツ君(3年生男子)に学童で蹴られたという話です。

その日、家に帰ってからニンジン君は泣きながらお母さんに蹴られたことを話したそうです。

次の日、ニンジン君の保護者から指導員に電話があり、その相談をうけたというシチュエーションです。

指導員は、まずは事実確認をします。

その日の放課後にニンジン君とキャベツ君から理由をきいて、その日のお迎え時に保護者に話をします。

そのときに、ドラマティックに伝えます。

冒頭は省略・・・

2人に話を聴きました。

ニンジン君は、キャベツ君に急に蹴られたと話していましたが、キャベツ君には理由があったみたいです。

キャベツ君が友達とボードゲームであそんでいるときに、ニンジン君がキャベツ君にぶつかってしまったようです。

キャベツ君からしたら、静かにあそんでいるときにぶつかってこられて、あやまりもしないでニンジン君が去っていったことが許せなかったみたいです。

キャベツ君は「痛いな…やめろよ」とニンジン君に向かってさけんだそうですが、ニンジン君はそれにも気づかずに友達と笑いながら他のところであそんでいたそうなのです。

そこでカッとなったキャベツ君は、ニンジン君を蹴ってしまったという事実がわかりました。

省略・・・2人にどんな話をして、どのように謝ったかも具体的にニンジン君の保護者に話をします・・・

そして、最後にポイントを加えます。

ニンジン君からしたら、たのしくあそんでいるときに、急にキャベツ君から蹴られたのでびっくりしたでしょうし、痛かったでしょうし、辛い気持ちになっていたんですね。

1年生からしたら、3年生は大きな存在に映りますし、こわかったと推測します。

それを、その日に指導員にも言えず、我慢していたのを考えると私たちも心が痛みます…

というポイントです。

このポイントはあとで説明します。

ドラマティックに伝えることで、その情景がイメージできます。

キャベツ君側の理由もイメージできるように伝えることが重要です。

ニンジン君の保護者からすると

保護者
保護者

キャベツ君はどんな子なの?ニンジン君が恐い3年生にいじめられていたらどうしよう…

という気持ちでいたかもしれません。

ドラマティックに伝えることができると、ここでも保護者の安心に近づけます。

保護者
保護者

先生よく見てくれてありがとう♪

と信頼を寄せてもらえるきっかけが生まれます。

このように子どものトラブルや保護者からの相談は、保護者と信頼関係を紡ぐチャンスとなり得ます。

これが、ドラマティック方法が呼び寄せる効果となります。

そしてここに、事実をただ淡々と伝えるだけでは見えてこない情景があることがわかります。

いかに情景をイメージできるかがカギを握ります。

それが、ドラマティックに伝える上でも、押さえておきたいポイントとなります。

それでは、そのポイントの説明をします。

子どもの気持ちを保護者へ届ける

ドラマティックに伝えるときに、その子の気持ちの動きや心の声を保護者に届けます。

気持ちを届ける?

・それらを届けることで、感動のドラマが生まれます。

・それらが届くと保護者との関係は一層深まります。

その子が発した実際のセリフを伝えることや、その子の心を指導員がどう読み取ったかなどを伝えていきます。

その子が発した実際のセリフは、その子自身の感情です。

その子の心の声は指導員が推測してみます。

難しく考える必要はありません。

子どもの気持ちを会話の中にいれていく感じです。

最初のコマ回しの例に気持ちをプラスしてみます。

コマ回しでキュウリ君は何度も失敗したけど、あきらめずチャレンジしていたんです。

「よし、何とか僕もみんなのようにコマを回せるようになりたい…」とキュウリ君はおもっていたと思うんです。

そしたらタマネギ君が「うでを真横にふるといいよ」と見本をみせてくれたんです。

キュウリ君もそれを意識してやってみると今度は少しだけ、回りかけたんです。

「そうか、タマネギ君が上手な理由はこれだったのか…よし、今度はできるかもしれない…」とキュウリ君は気づけたのだと思うんです。

タマネギ君が「その調子だよ、次はできるよ」と励ましてくれた次の一投で・・・

なんとコマが回ったんです。「やったあ、回ったよ」と歓声があがりました。コマはグラグラしていて何とか回っているという感じでしたが、みんなでキュウリ君がはじめてコマを回せたことを喜んだんですよ。「あきらめずにがんばってきてよかった…タマネギ君ありがとう」とニンジン君も感じたのだと思いますよ。

という感じで、言葉や気持ちを盛り込みました。

わざとらしい文章ですが、一層ドラマティックに描かれているようにも感じ取れるはずです。

もう一つの例でも説明すると

ニンジン君からしたら、たのしくあそんでいるときに、急にキャベツ君から蹴られたのでびっくりしたでしょうし、痛かったでしょうし、辛い気持ちになっていたんですね。

1年生からしたら、3年生は大きな存在に映りますし、こわかったと推測します。

それを、その日に指導員にも言えず、我慢していたのを考えると私たちも心が痛みます

気持ちと推測した部分を黄色線の箇所で表しています。

この例えは、さっき使った文章のままです。

  • 言葉に発していたようなセリフを伝える
  • 言葉には発していませんが、心の声を推測して伝える

これらは

  • その子の気持ちを指導員がどう読み取っているか?
  • その子のことを指導員がどのように理解をしているか?

ということと結びつきます。

そこがドラマティックに伝える上で、さらに重大なポイントです。

子どもたちのその時の気持ちをうまく添えて話をすることで効果は倍増します。

子どもたちの心の声が指導員を通して聴こえてきたときに保護者は絶大な信頼を寄せてくれます。

なぜなら

保護者
保護者

この先生は

子どもの気持ちをわかってくれている・・・

子どもの気持ちをわかろうとしてくれている・・・

ということが保護者にとってうれしいことだからと言えます。

私たちが大切にするべき伝え方は、子どもの声を届けることでした。

そのために、ドラマティック方法を意識してみる必要があります。

まとめ

ドラマティックに子どもの様子を伝えることで、保護者はその情景をイメージしやすくなります。

それは、具体的でわかりやすい伝え方です。

子どもの様子が具体的にわかることで、保護者は指導員に信頼を寄せてくれます。

指導員に対して

保護者たち
保護者たち

よく見てくれている・・・

という感情が生まれてくるからです。

ゆっくりと伝える時間がない場合は、ドラマティック方法は適していません。

しかし、時間が許す限り、この方法で保護者に伝えることにデメリットは見つかりません。

そして、ドラマティックに伝えることは、子どものトラブルなどを伝える機会にこそ、その効果を倍増させます。

具体的に、子どもの気持ちや言葉を盛り込んで話をすることがポイントとなります。

それは、その子の心の声を保護者に届けることです。

また、指導員がその子の心をどのように読み取ったかを伝えることができるとさらに保護者との信頼関係が深まります。

ドラマティックに伝えることを意識してみることが大切です。

しかし、伝える技術よりも重要なことがあります。

それは、日頃からの子どもたちとの関わりです。

しっかりと子どもと関わり、その子たちのことをよく理解している状態でなければ、伝える技術があっても意味がありません。

一番大切なことは、日頃から積み重ねた子どもとの信頼関係といえます。

子どもとの関係は保護者との関係と結びつきます。

今日は私たちに・・・

どんなドラマが待っているのでしょうか・・・

最後までお付き合いいただきましてありがとうございます。

じゃあねーっ

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